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お得に食べて社会貢献、フードシェアリングの新たな取り組み

森本毅郎 スタンバイ!

お得に食べて社会貢献をしようという取り組みについて、3月29日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

最近、恵方巻きの大量廃棄でフードロスが改めて大きな問題となりましたが、一方で、廃棄される予定の食品を食べたい人につなぐ「フードシェアリング」の取り組みも注目され始めているようです。まずは、フードシェアリングに関する事業を展開している、グラウクス株式会社・代表取締役社長の関藤竜也さんのお話です。

★ワケあり商品が最大97%オフ!寄付もできる「KURADASHI.jp」

グラウクス株式会社・代表取締役社長 関藤竜也さん
『KURADASHI.jp(クラダシ・ドットジェイピー)』は食品ロス削減のためのECサイトです。そもそも賞味期限が短かったり缶がへこんでいたり、様々な理由で一般の販売にならなかった商品を、最大97%オフと非常に安く買うことができます。また、支払金額の中に寄付金が3~5%ついていて、自分が興味のある社会貢献活動団体に、同時に寄付することができます(現在15団体を支援)。
森本毅郎スタンバイ!

【KURADASHI.jp】代表取締役社長

「KURADASHI.jp」は食品を中心に150種類以上の商品を取り扱っており、販売終了商品や賞味期限間近な“ワケあり商品”を、お得な価格で買えるサイトです。サイトの会員数は現在4万4000人以上で、主婦層が中心ということです。ユーザーが商品を買うことで食品ロスの問題解決につながるだけでなく、販売代金の一部が社会貢献活動を行う団体に寄付され、気軽に社会貢献が出来るのが特徴です。企業側も廃棄コスト削減やCSR活動につながるため、現在取引企業は450社と引き合いがとても多いそうです。

森本毅郎スタンバイ!

【KURADASHI.jp】商品ページ。食品や日用品などが、お買い得価格で販売されています(3月29日時点のもの。内容は随時変更されます)。

★飲食店の余剰を売り切るサービス「TABETE」

一方で、こんなサービスも出てきました。株式会社コークッキング・代表取締役CEOの川越一磨さんのお話です。

株式会社コークッキング・代表取締役CEO 川越一磨さん
『TABETE(タベテ)』というサービスは、店舗の中食・外食事業者のフードロスをなくすことを目的としています。売り切れなかったものや、売り切れないと見込めるものの情報をウェブ上にアップしてもらい、ユーザーさんとマッチングして引き取ってもらう=“食べ手”をみつける。その中でフードロスをいかにして削減するか、というのをチャレンジしているサービスで、基本的には実験も兼ねて多種多様な飲食店さんに参加してもらっている。実際に参加を表明いただいている店舗さんは100店舗くらいになってきています(どのくらい安く買えるんですか?)10%引き〜70%引きまで、お店によってですが、幅広くあるという感じですね。
森本毅郎スタンバイ!

【TABETE】株式会社コークッキング・代表取締役CEO 川越一磨さん

先ほどの「KURADASHI.jp」はECサイトから商品を買っていましたが、「TABETE」は直接店舗に出向いてもらい、商品を購入するサービスです。食品ロスを減らしたいお店と割安価格で食べたいユーザー(食べ手)をマッチングするわけですが、仕組みとしては、「TABETE」に登録している飲食店や惣菜店は、食材が余りそうになったらそれをウェブ上で登録します。それを見たユーザーが、その店舗の商品を食べたいなと思って店舗に行くと、割安価格でテイクアウトできるというものです。

店舗の閉店時間近くまで受け取りに行けるので、仕事帰りにスーパーの割引商品を買う感覚に近いかもしれません。サービスは現在、試験運用中で、来月から正式開始予定です。

森本毅郎スタンバイ!

【TABETE】サービスの流れ(ホームページより)

★お弁当が50円!破格の理由とは

そこで、実際にこのサービスに登録している飲食店の方にお話を伺ってみました。麻布十番のイタリアン料理店「ワイマーレ」の祖濱亮介さんのお話です。

イタリアン料理店「ワイマーレ(麻布十番)」 祖濱亮介さん
弊社の社長が、TABETEがメディアで紹介されているのを見てフードロスに対する取り組みが面白いということで、こちらからコンタクトさせて頂きました。今現在出しているのが、”余り食材”で一番よく出る、お昼に出してるハンバーグ。ハンバーグはひき肉で足がはやいので、そちらをミニ弁当にして、ちょっと形を変えてお出ししてます。(おいくらくらいで?)一応こちらが50円で。本当にこれが50円なのって驚かれてる方は多いですね。値段が値段なので一人の方で一気に買われる方もいましたし、実際うちもロスで捨てるよりは誰かに食べてもらって知ってもらえた方がいいかなっていう理由で。
森本毅郎スタンバイ!

TABETEに登録しているダイニングバー「Y-MARE」(麻布十番)

TABETEのサービスで、フードロス削減と宣伝効果もあるということでした。

★フードロス削減のために、まずは「知る」ことから

最後に、コークッキングの川越さんが「TABETE」の今後についてお話ししてくれました。

株式会社コークッキング代表取締役CEO 川越一磨さん
『フードロス』という言葉の認知度自体が、今かなり低い状態にあると思っていて、まずは知ることだと僕は思っていますね。飲食店とか惣菜店を含めて、どれぐらい食べ物を捨てているのかが全然オープンになっていない状況。そうなると、ほとんどの人が大量の食料品が捨てられている事実すら知らないので、まずはそこを知ってもらうために、『これぐらいロスになりそう』とか『ロスになる原因はこれ』っていうのが可視化されるサービスとして、成立すればいいのかなって思いますね。

フードシェアリングについての認識を広めて、世の中全体の動きにつなげていきたいと仰っていました。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!