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おすすめラジオクラウド アフター6ジャンクション「スパロボ大戦特集」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第20回目。
今回は『アフター6ジャンクション』より「Base Ball Bear 小出祐介のマイゲーム・マイスパロボ特集」です。

TBSラジオがプロ野球のナイター中継枠に宇多丸さんを投入! 3時間たっぷりカルチャー情報を詰め込んだ新番組『アフター6ジャンクション』が面白すぎ! 今回はその中からBase Ball Bear小出祐介さんによるゲーム『スーパーロボット大戦』の特集です。

20年以上の歴史を誇る大人気ゲームシリーズ『スーパーロボット大戦』。しかしながら『スーパーロボット大戦』を全く経験していないスパロボ大戦弱者の宇多丸さん、宇内梨沙さんに対して、小出祐介さんが「Base Ball Bear小出祐介とマイゲーム・マイスパロボ、もしくは一般常識としてのスーパーロボット大戦入門特集」と題してその魅力を熱くプレゼンしていました。

まずは『スーパーロボット大戦』を全くやったことがないというスパロボ弱者の宇多丸さん、宇内さんに小出さんがゲームの概要を説明します。

小出祐介:やったことがない方に『スーパーロボット大戦』がどういうゲームなのか? 説明しようと思った時、一言でいうなら『ガンダム』のアムロ・レイと『マジンガーZ』の兜甲児と『エヴァンゲリオン』の碇シンジが一緒にしゃべっていたらどんなのかな?っていうね。世界観も版権元も違う、そんな人たちが集まってしゃべったらどんな感じかな? もっと言えばガンダムとマジンガーZとエヴァンゲリオンが一緒に戦っていたらどんな風になるんだろう?っていうのをめっちゃ真剣にやっているゲームなんですよ。愛にあふれているというか、それぞれのアニメ作品のいいところを抽出、再構築してストーリーとしてまとめているのが『スーパーロボット大戦』です。

そんな一般常識としてのスパロボ入門を小出さんが説明していく中、このシリーズの人気ぶりについてこんな感じで紹介していました。

小出祐介:ゲームシステムとしてはシミュレーションRPG。全部で50何ステージ、毎回あるんですけど、1周じゃあ終わらないんですよ。途中でルート(シナリオ)が分岐するので。だから周回プレイ、かなりやり込みが必要になります。全部のシリーズ、リメイクとかバージョン違いとかもあるのですが大体60~70作品ぐらいはある。つい2、3日前に出た『ほんとにあった!呪いのビデオ』の最新作が「76」なので。そういう意味では『ほん呪』に匹敵する作品と言うことができると思います。

宇多丸:フハハハハハッ! どっちが上かって考えたことがないから、『ほん呪』に匹敵って……(笑)。

小出祐介:『ほん呪』に匹敵するぐらいのシリーズが出ているんですけど。ただ、『ほん呪』は外伝も含めたら90以上はあるんですけどね。まあ、1991年から25年以上続くご長寿シリーズになっています。出てきたハードも様々でファミコン、スーパーファミコン、PS1、2、3、4、セガサターン、ドリームキャスト、64、ワンダースワン、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、PSP、PS VITA、スマホアプリ版もありますから。

宇多丸:ありとあらゆるハードでとりあえずスパロボは出るぐらいと考えてもいいという。

超大人気ご長寿ビデオシリーズ『ほんとにあった!呪いのビデオ』に匹敵するゲーム、それが『スーパーロボット大戦』! そんなあらゆるハードで展開されている人気シリーズを1回もやったことがない宇多丸さんと宇内さん。「SDのキャラクターのかわいらしい見た目がイマイチ……」という2人対して小出さんがこのように話していました。

宇内梨沙:私もかっこいいものが好きなので。なんとなくかわいらしくギュッとなっていると……。どちらかと言うと私もちょっと避けてきた作品ではあるかなと。

宇多丸:さすが(サバイバル・ホラー ゲーム)『サイコブレイク』を2周しただけのことはある!

小出祐介:じゃあ、『サイコブレイク2』を7周やっている俺が答えましょうか……。

宇多丸・宇内:フハハハハハッ!

小出祐介:7周やっている俺が答えましょうか。

宇多丸:「ナメんなよ!」と(笑)。

小出祐介:「SDに抵抗感はないの?」に対して、答えは「NO」です。世代間は正直あると思います。僕の世代……20代後半から30代前半の人たちはむしろSDで育ってきているぐらいの感じなので。1988年『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公開時、僕は4才。リアルタイムでやっているガンダムを見たことがなかったんですよね。リアルサイズのガンダムが動いているのって。そんな僕らの世代がいちばん最初にガンダムに触れるきっかけになったのがSDガンダムシリーズだったんですよ。しかも僕らが夢中になったのはSDガンダムのおもちゃ展開。BB戦士っていうプラモもあったし、元祖SDガンダムっていうシリーズのプラモだったり。ガチャポンのフィギュアだったり。そしてなによりもカードダス。

小出祐介:さらにSDガンダムの派生シリーズが出ました。戦国物の武者ガンダム(むしゃがんだむ)シリーズとドラクエ的・RPG的な世界観を持った騎士ガンダム(ないとがんだむ)シリーズっていうのがありまして。この騎士ガンダムに僕らはやられちゃっていて。それこそこの前の『ポプテピピック』の最終回でも騎士ガンダムネタがあったんですよ。『騎士ガンダム物語』のOVAシリーズがあって、ナイトガンダムっていうのが後にいろいろと装備が増えたりしたバーサルナイトガンダムっていうのともう1個……もともとは1つの個体でそれが分裂していいガンダムと悪いガンダムになっちゃったんですけども。それがナイトガンダムとブラックドラゴンっていうのだったんですけど。それがバーサルナイトガンダムとネオブラックドラゴンが融合してスペリオルドラゴンっていう金色のガンダムになるんですけど……。

宇多丸:うわっ、もう全く……かなりの距離に……あっ、(騎士ガンダム世代の)ディレクター箕和田くんやサブの後ろのSD世代が全員「はいはいはい!」って。橋Pまでサムズ・アップしてますね。

小出祐介:それが『ポプテピピック』最終回にネタとして盛り込まれていて俺たちは「うおおおーっ!」ってなったりとかしたんですけど。それぐらい、みんなこれに夢中だったんですよ。そんな感じでSDに慣れ親しんでいたんで、逆に後年、『逆襲のシャア』を見た時に「なにこれ? デカくてかわいくない……」みたいな感じになりましたね。

『サイコブレイク』でもきっちりとマウントを取りつつ、SDキャラクターネイティブであるために抵抗感はないと話す小出さん。その後、ガンダムだけではなくウルトラマン、仮面ライダーなどのSDキャラが活躍するコンパチヒーローシリーズを経て、クロスオーバーにクロスオーバーを重ねて『スーパーロボット大戦』シリーズへと発展していったとシリーズの歴史を紹介していきます。

そんな『スーパーロボット大戦』に小出さんが本格的にハマるきっかけになったのがプレステ版『第4次スーパーロボット大戦S』。そこで実装された声優さんのボイスシステムによって、小出さんはそれまで入り込めなかったマジンガーZなど古い作品の機体に対しても魅力を感じられるようになり、どんどんとのめり込んでいったようです。さらに、ゲームによって古いアニメ作品の主題歌にも興味を持つようになった当時の小出さん。そんな中、あるコンピレーション・アルバムが発売されました。そのコンピレーション・アルバム、実は歴史的な作品であったようで……

小出祐介:1997年『スーパーロボット大戦F』が出たその直前にあるコンピレーション・アルバムが出ました。『スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION.1』。ここでスパロボに登場した作品の主題歌を水木一郎アニキや影山ヒロノブさんたちがセリフカバーなどをしていて。これがめちゃめちゃかっこよかった。実はこの作品での水木一郎さんの『マジンガーZ』のカバー、そこから近年の水木一郎さんの「ゼェーット!」ってあるじゃないですか。あれはここから始まっていると言っても過言ではないんですよ。

宇多丸:たしかに、オリジナルではそこまでデフォルメして言ってないよっていうね。あれは歴史化してからやっていることというか、リメイクだからやっているっていう。

小出祐介:いちばんはじめのアニメが1972年とかだったわけですけど、そこから20何年たって。その感、おそらくライブとかもやっていたとは思うんですけど。そこまでやってきてはじめて水木一郎さんがセリフカバーした。その時にライブでずっとやってきた熱や20何年の楽曲の成長が込められたリテイクがされていて。そこであの「ゼェーット!」が。

宇多丸:年季が入りすぎてメタモルフォーゼしているわけですね。

小出祐介:その仕上がった「ゼェーット!」がそこで出るわけなんですけど。この『ボーカルコレクション』に僕はやられてしまいまして。さらに、このコンピレーション『ROBONATION.1』を受けて開催されたライブがあったんですけど、その時の水木一郎さんのこの「ゼェーット!」がまあもう、仕上がっているんです。

このコンピレーション、実はすごい記念碑的だったという理由がもう1個あって。そのライブは、いまでは当たり前かもしれないですけど、アニソンのライブでみんなが盛り上がっているという熱いアニソンライブって実はここから始まったという風に言われているんですよ。影山ヒロノブさんと対談させていただいた際、このライブの話になったんですけども。「あの時のライブ、どうだったんですか?」って聞いたら、それまでのアニソンのライブはホールとかで座っておとなしく聞くという。

手拍子ぐらいはあるけど、おとなしく聞いていたライブだったのが、この時みんなで立ち上がって拳を突き上げながら一緒に歌っていいんだ、叫んでいいんだということをはじめてお客さんもわかった。ロックライブに近い熱いアニソンライブというのが生まれた回だったっていうことなんですね。水木さんにしろ影山さんにしろ、このライブについてはみんな、ちょっと興奮気味に「あの日は本当にすごかった」「なにかが変わるのを目の前で見た」みたいな感想をおっしゃっているんです。

宇多丸:いまに至るアニメファンの参加の仕方、楽しみ方、広がり。ライブ化しているとか、そういうようなものにつながっていくひとつの起爆点を用意したのがスパロボだったということだ。なるほど!

小出祐介:ゲームとしてというのもそうだけど、このシーン全体。ロボットアニメシーン、アニソンシーンまで巻き込んでもう一段上にあがっていったというのがこのスパロボの功績の1個でもあるという。

宇多丸:「いまとなっては普通になった光景」っていうところがそのすごさを物語っているな。しかもそれが醸成されて醸成されてその97年のある夜に花開くっていうね。

小出祐介:そうです。会場は(TBSの隣の)赤坂ブリッツです!

宇内梨沙:「ゼェーット!」と鳴り響いたのが。

宇多丸:いま「赤坂ブリッツです」って言った時のこいちゃんのものすごいドヤ顔(笑)。

小出祐介:フハハハハハッ! まあそういう重要なシーンも作ってきたという。

そんなアニメやアニソン文化を決定づけてしまった重要な作品が『スーパーロボット大戦』シリーズだったとは! 僕も全く知らずに楽しんでおりました。目からウロコが落ちまくりです。

この後、さらに『スーパーロボット大戦』の素晴らしさ、すごさを掘り下げるのかと思いきや、なんと手っ取り早くゲームシステムを理解するためにゲーム内で登場する「精神コマンド」クイズを始める小出さん。これがまた、宇多丸さん、宇内さんをさらに置き去りにするクイズでした。宇多丸さんたちのトンチンカンな回答も含めて強烈に面白かったんですがそちらについてはぜひぜひ、実際にラジオクラウド音源でお楽しみください!

アフター6ジャンクション「スパロボ大戦特集」」

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