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20年越し チャップリンに、アメリカ映画界からの事実上の謝罪

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

今週1週間は「映画特集」です。
今日、4月16日は〝喜劇王〟チャーリー・チャップリンの誕生日。そこで名作『ライムライト』の曲とともに、チャップリンの生涯をご紹介しました。

1889年ロンドンで俳優をしていた両親の下に生まれたチャップリンは、家庭の事情から、施設で育ち、子供ながらにも様々な職業を渡り歩きます。・・・これらの経験はのちに映画で役に立つことになりますね。すでに5歳で初舞台を経験したこともあり、働きながらも、俳優の斡旋所を通し、様々な劇団に子役として参加し活躍します。

「モノクロ」の「サイレント映画」とはいえ、映画が産業として成り立ち、アメリカ・西海岸には「映画の街・ハリウッド」が作られ始めた時代、チャップリンはアメリカに進出し、多くの映画に出演することになります。小さめの上着にぶかぶかのズボン、山高帽にステッキでちょびヒゲというトレードマークともいえるスタイルで人気を博します。

初期はほとんどが短編。多くの映画が音声つきの「トーキー」に移行した後もサイレントでパントマイムを見せることにこだわったというチャップリン。1936年の『モダン・タイムス』では部分的に、1940年の『独裁者』で初めて完全なトーキー作品を作りましたがこの時代にチャップリンが制作した作品が、のちに彼の人生に大きな影響を与えることになります。

チャップリンへの影響とは、戦後、資本主義陣営の各国で起こった「レッドパージ=共産主義者の追放運動」です。資本主義を批判したとされる作品『モダン・タイムス』以降、映画の内容から、チャップリンが共産主義的であるとされ
1952年にアメリカから国外追放処分を受けてしまいます。そしてチャップリンはスイスに住居を構え、映画から距離をおくことになります。

その云われなき処分が解かれたのは72年のこと。第44回アカデミー賞で名誉賞を受賞し、授賞式参加のために、20年ぶりにアメリカの土を踏みました。アメリカ映画界からの事実上の謝罪。チャップリンの登壇時には、スタンディングオベーションが5分以上続いたそうです。そして、チャップリンがアメリカで最後に制作した1952年の『ライムライト』は規制がかかることなく、ロサンゼルスでも公開され、このことにより、20年以上前の作品にも関わらず「アカデミー賞 作曲賞」を受賞しました。

 

そして、実は、今朝の放送で『今日の1ページ』の放送回数が1000回を迎えました。これからも、ラジオをお聴きのみなさんの力を借りて頑張っていきたいと思います。

 

番組ではみなさんからのお便りをお待ちしています。
Eメールの場合は、番組ホームページから。
お葉書の場合は、郵便番号107の8066 TBSラジオ
『檀れい 今日の1ページ』までお送りください。

お便りを採用させていただいた方には、クオカード3千円分と、CMでお馴染みの曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。