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東京駅のムラマツから、阿智村のムラマツへ~NAKED代表:村松亮太郎さん

コシノジュンコ MASACA

2018年5月6日(日)放送

村松亮太郎さん(part 1)
1971年大阪府堺市生まれ。俳優としてCMやドラマでキャリアを積みながら、1997年にNAKEDを創立。映像クリエイターとしてTVや広告、PVの制作をしながら、2002年には映画製作もスタート。空間全体の総合演出を手掛けていらっしゃいます。2012年、東京駅丸ノ内駅舎での3Dプロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」は、3日間で30万人を動員し、大きな話題になりました。

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JK:あれ、すごい大変でしたね!

村松:大変でした。いまだに大変です。

JK:もう1回、復活しないんですか?

村松:丸の内警察次第ですかねぇ(笑)

出水:そう、当時は人が集まりすぎて、中止になってしまったんですよね? あの時はニュースでも取り上げられましたけど、おそらく日本中の人が東京駅でスゴイことをやってるなと思っていたと思います。

村松:そうなんです。人に集まっていただくために企画したのに、集まりすぎて中止って聞いたことないですね。

JK:嬉しいような、悲しいような。あれはどうやってできたんですか?

村松:ふつうのお仕事と一緒です。「ミチテラス」といって、毎年あそこで光のイベントを手掛けられてたんですよね。その年のコンペに参加したということです。

JK:6年前っていうと、東京駅がきれいになったときで、何かやりたかったんでしょう。もう肩書が「東京駅のムラマツ」になっちゃったからね(笑)でも小さな駅よりいいじゃないですか、東京駅なんですから。今度は八重洲口で!

村松:(^^;)

出水:でも、警備体制とかしっかりして、またもう1度・・・インターネットでも見られますけれど、やっぱり生で見たいという気持ちもあります。

村松:あれに関してはそうですね。もう1度やるなら、自分がやりたいです。

JK:国会とかダメですか? それぐらいやる日本でいてほしいわよね。

村松:いや、僕はいいんですけれど・・・。あの時も思ったんだけど週末はすごくきれいに見えるんです。なぜかというと、周りのオフィスが全部お休みになるから。平日は周りのオフィスの電気が煌々とついてついて、見えにくくなるんです。「あ、こんなことやってんだ!」って言って、みんなでオフィスの電気を消しちゃうぐらいの国になっても面白いと思うんですけどね。

出水:その時間はみんな仕事をやめて、外を見るとか(^^)

村松:意外と海外だとそういうノリがありますよね。ある意味で、日本は「ケシカランこと」への許容が少ない。

JK:そう。やったことないことに挑戦するって大切なことよね。

JK:私、あれも好きよ、東京国立博物館の洛中洛外の屏風。あれも最高ですね! お水に映っているのが、またきれい。

村松:ありがとうございます。それを計算に入れて作ったので。あれは、初めて有料でやったプロジェクションマッピングでしたね。

JK:東京駅はあまりにもパブリックだったからね。現実に急いでる人は大変でしたね。

村松:そう、駅だから、機能を止められないんです。タクシーも止められなかった。洛中洛外屏風は当時は重要文化財、いまは国宝。屏風ですから、どこまで行っても屏風なんですよ。東京駅は絵面を変えていけたんですが、洛中洛外屏風はそれができないからどうしようかな、と思って、よりストーリー性を重視しました。

JK:出てくるキャラクターっていうのかな、まるで漫画ですよね。

村松:屏風の中に実際に描かれているんですけれど、屏風を描いたといわれる又兵衛というキャラクターです。

JK:すっごくユーモラス。それが立体的に飛び出てきて、動き回って暴れまわって・・・

出水:いろんなキャラクターが描かれている中から選別して、何体描き出したんですか?

村松:何体・・・思い出したくないくらい(笑)又兵衛は屏風を描いたと言われているので、彼を狂言回しにして、当時の京都へ誘うという設定なんです。

JK:ああいう静止しているものを動かすっていうのが得意ですよね。

村松:何をやるにおいても、僕のアートワークだと言っても、その価値は半分東京駅が含んでいるわけです。洛中洛外も、半分は屏風に価値があるわけですから、それをいかに理解してやるかだと思うんです。ある種、なんでもコラボみたいな状態。何とコラボするかをその都度理解していくのが大切かなと思っています。

出水:村松さんは、長野県阿智村のブランディングディレクターを務めていらっしゃいます。阿智村は環境庁が「日本一の星空」に認定している場所で、ここでもプロジェクションマッピングを中心とした映像を手掛けていらっしゃるそうですね。拝見しましたが、すごく素敵ですね! 最後の最後、星空を活かすという演出にぐっときました。

JK:星空を自由に動かす!

村松:でも、星は作ってないですよ(笑)日本一の星空の村なのでね。6000人ぐらいしか住んでいなくて、そこが今では15万人が訪れる。大成功なんですよ、ここは。

出水:地方再生の見本みたいですね。

村松:何にもなかったところだったんですよ。そこでブランディングディレクターをやらせていただいて、村の人と一緒になって、阿智村に来てもらうことをしています。

JK:ダイナミックですよね。自然だから。

村松:本当に。圧倒的。東京駅やいろんなことをやってきて、その間ははしょっちゃいますけど、広がっていったら、村全体をやることになったっていう。

JK:村の人たちは毎晩、日本一の星空を見てるの? すごいね?

村松:そうなんです。自分たちも最初は気づかなかったんですよね。当り前だから。

JK:そんなもんですよね。外から行った人が発見してあげると、急にはっと「なんだ、自分たちの宝は目の前にあった!」ってね。村松さんは出身が堺でしょ?

村松:星は全然きれいじゃないですね(^^;)

出水:大阪でも企画をやられているんですよね?

村松:堺市でもやってますし、大阪芸術大学で客員教授をしているので、そこでも一緒にやってる。「一緒に」っていうのは、子供とか、学校とか、堺市だったら高校の生徒とか、地元の企業さん、市役所の方々とか・・・建物だけじゃなくて、その地域の人々とも一緒にやるのが特徴かもしれないですね。

JK:私は2025年の万博にむけて、夢島の誘致特使をやってるんですけど、ぱっと聞いて、夢島で自分だったらこんなことやりたい!っていうのありますか?

村松:一番いいのは、全部やっちまえ!ですけどね。

JK:全部? おっきいですよ(笑)

村松:そこに言ったら世界が違うっていうぐらいレベルでやったほうが。建物1個でやってもインパクトはないのでね。そこの場所自体がもともと組み込まれていたかのような。光る街。そんな状況を作りたいですね。

JK:まだ何にも決まってないから、自由。ゼロからだから。埋立地ですから、歴史もない。

村松:そうですよね。いまから芽を作るんですよね。

出水:阿智村もそうですが、地方との取り組みを数多くやっていらっしゃいますが、地域々々を盛り立てるうえで、何が一番重要だと思いますか?

村松:絶対的に重要なことは、地元にちゃんと熱のある人がいることですね。

JK:そうよね、人よね! 人から始まりますよね。

村松:よくないケースは、「何をしてくれるの?」と依存する形。そうすると、一発で人を呼ぶことはできますけれど、その後の活性化にはつながっていかない。地元の人がやることに対して、僕がどんなお手伝いをできるか、というスタンスでないと。僕がそこに住んでいるわけではないので。それはマストかなと思います。

JK:でも住んでないからこそ、外から見えるんじゃない? 日本も、意外と外国人から「いいね」って言われて気が付くことってあるじゃないですか。

村松:日本はとくにそうでしょうね。島国なので。

JK:外から見るチャンスってなかなかないから。そういう意味で、発見してあげるっていうのかな。

村松:だから多面的というか・・・マッピングもそうじゃないですか、東京駅なんだけど、東京駅でなくなる。こうも見えるよね、こういう風にも見えるよね、っていう話なので。どう見えるか、ってことが重要なのかなと思います。

出水:村松さんとお仕事をするのはハードルが高そうですが、阿智村の方々から新年にメールが届いたそうですね。

村松:1月2日ですよ。覚えてます。こっちは休んでるっちゅうねん! こいつは休んでねぇな、みたいな。

出水:その熱意だったんですか?

村松:1月4日には、もう阿智村にいましたからね。それも縁だと思うんですが、あの時僕、大阪にいたんです。しかも行く予定がないのに行って、「帰りどうしようかな?」と思ってて。それで地図を見たら、阿智村って東京と大阪の真ん中なんですよ。寄ってみようかな? メールの人、いるかな? みたいな(笑)

JK:そうやって導かれるというか・・・赤い糸みたいなのありますよね。

村松:それ、絶対あると思います。自分がどうこうじゃない流れとか、力とか。

JK:見えないけれど、ちょっとしたことですよね。それが広がったらすごいことになるのよね。

村松:でもよく考えたら、なんであのタイミングでああだったんだろう、って・・・。それで1月4日に阿智村に行って、マサカ会えたりするかなと思って連絡したら、実際に本人に会えて。

出水:先方からしてもマサカだったでしょうね。キター!みたいな(笑)

村松:本当にマサカだったでしょうね。その後、もう1回仕切り直しで会いに行ったら、一緒に風呂入ってました(笑)温泉で打ち合わせ(*^^*)

=OA楽曲=

M1. A Day In The Life / The Beatles