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おすすめラジオクラウド 問わず語りの松之丞「ジェーン・スーさんの代打」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第22回目。
今回は『神田松之丞 問わず語りの松之丞』より「ジェーン・スーさんの代打」です。

講談師の神田松之丞さんが日々の様々なことに対して愚痴、ぼやきまくる30分間。今回は遅めの夏休みでお休み中のジェーン・スーさんの代打で『生活は踊る』のパーソナリティーを蓮見孝之アナと担当した際の舞台裏について話していました。

まずは番組冒頭、はじめての生放送MCを務めた感想からスタートです。

神田松之丞:ジェーン・スーさんの代わりに『生活は踊る』という昼の名物番組に11時から生でパーソナリティーとしてやらせていただきました。パートナーが蓮見アナで私も本当に生のMCはじめてで。いろいろ生放送ですから、いろんなスポンサーだとか、細かい「この音楽は○○でした」っていうのをできるかな?って。ずーっと「生放送、できるかな? できるかな?」って思っていたんですけども、フタを開けたら……余裕でできるね。簡単だったわ。フフフ(笑)。ラジオの友は真の友、『神田松之丞 問わず語りの松之丞』、始まりでございまーす!

……もうさっそくこれを聞いたリスナーから「調子にのるなよ!」っていう風にね、たぶんこれが生放送だったらTwitterがもう炎上しているんだろうね。そんな、思っていないですよ。なんか蓮見アナとかスタッフさんがはじめての人用に結構細かく指示を出してくれてね。たぶん俺のこと、相当アホだと思っていると思うんだけど。全部(原稿に)ルビが振ってあったわ。きっちりと。

こんな感じで冒頭からカマしていた松之丞さん。今回、月曜から金曜まで異なる5人のパーソナリティーがジェーン・スーさんの代打を務めましたが、その人選についても話していきます。

神田松之丞:僕のパートナーは蓮見さんで。ご存知の方もいると思うんですけど、月・火・水・木・金と、ジェーン・スーさんが海外の方に行かれていて代打で日替わりパーソナリティーみたいな。で、アナウンサーの方も日替わりっていう感じで。月曜日が田淵幸一さん。火曜日が楠田枝里子さん。水曜日が喜入友浩さん。木曜日が私で金曜日が有馬隼人さんみたいな感じの流れで。やっぱりもう個性派揃いだから。

うちの作家のサトケンさんが「月曜日、誰にしようか?」っていう『生活は踊る』の会議で手を挙げて「そりゃあ田淵幸一さんでしょう!」って言った時、打ち合わせ会場は「何言ってんだ、こいつ? はあ?」みたいになったらしいよ。「老いたな」っていう空気だったんだけど、フタを開けたらやっぱり田淵幸一さん、めちゃくちゃよかったじゃん。田淵さんも「(いつも)散歩している途中に『生活は踊る』を聞いているから大丈夫だ」みたいに、やっぱりすごい自信があるんだよね。ホームランをとにかく打っているから。それ、全然関係ないと思うんだけど。やっぱり俺と全然発想が違うのよ。

火曜日は火曜日で楠田枝里子さん、ものすごかったじゃない? もう大暴走。やっぱり曲の歌詞が流れている時に普通に楠田さんが自分の人生についてずっとしゃべっていたでしょう? 「私はそんなのダメなのよ。後ろは振り返らないのよ! 前を向いて生きてなきゃ!」みたいな。それをアナウンサーの方も作家の方も「いや、ちょっと曲の歌詞が流れているんですけど……」みたいな空気があるんだけど止まらない感じ。すごいね。スタン・ハンセンみたいだったなー。暴走機関車。

水曜日は水曜日で喜入さんという男性アナウンサー。元野球で結構いいところまで行った人。入社2年目ですよ。で、(パートナーの)長峰由紀さんがもうとにかくアナウンサーとして120年ぐらいやっているから。少女時代に日露戦争を実況していたっていうから。もうずーっとやっていたっていうからね。天才なんだよね。長峰さんが。で、とにかく長峰さんが喜入さんにずーっとパワハラに近いぐらいのダメ出しだよね。楠田枝里子さんはパートナーのアナウンサー(杉山真也)のことが好きみたいで。それはそれでいいんだけど、喜入さんにずーっとダメ出しとかしていて、それはそれで面白くてさ。「ああ、優しいな。愛情のあるツッコミだな」なんて思いながら。

で、(金曜日の)有馬隼人さんとアナログタロウさんと堀井美香さん。その放送はまだこの収録段階では聞いてないんだけど、どうせ上手く行くじゃん? だから問題は木曜日ですよ。俺のパートナーは誰か? 蓮見アナウンサーでさ。俺、この『問わず語りの松之丞』で蓮見アナウンサーのことを「バカ真面目」みたいに冗談で言ったのを、やっぱり本当にバカ真面目だから真に受けるわけよ。盛り上げるため、リスナーを巻き込むために言っているのを蓮見さんが盛り上がっちゃうっていう。

そんなバカ真面目な蓮見さんと担当することになった木曜日の『生活は踊る』。始まって3分でいきなり松之丞さんの腰が痛くなるトラブルが発生します。なんとかその痛みとも折り合いをつけつつ、鬼門だと思われていたラジオショッピングコーナーに突入。

神田松之丞:それからいよいよ有阪(幸代)さんのラジオショッピングのコーナー。これも鬼門だと思っていましたけど、上手く行きましたね。っていうか冷静に考えたら僕、そもそも「講談」という埃をかぶっているのを世界へショッピングしていたなって。あんな売れない商品を、あんな価値がないと思われていたものを価値があるっていう風に世間を騙してきているから。冷静に考えたら俺がいちばんショッピングの帝王だと思って。

で、有阪さんも耳だけで聞いていてどんな方かな?って思っていたんだけどすっごい素敵な方でさ。「1.5倍ぐらいテンションを上げるんですよ」って引っ張ってくれてさ。俺も1.5倍に上げて。でも、考えたらラジオショッピングで売ったの、普通のカセットだったよね。「最近流行っています」っつってさ。「流行っているって、一度も聞いたことないけど?」って思って。ただ俺は講談がいまだにテープが主流なんですよ。録音する時もテープだし。ICレコーダーとかもやるけど、結構テープが多いんですよ。だから俺は普通にテンションが上がって。

有阪さんがとにかく、コンパクトな普通のラジカセなのよ。それを「いいでしょう?」って言うのよ。「うーん、そうね、これ……いいですね」っつって。1.5倍のテンションで。で、向こうを見たらスポンサーがニコニコ笑ってんのよ。「あ、ニコニコ笑ってる」って思って。だからまあそのラジカセをいいって……俺はラジカセ好きだから。「昔なじみがいい」とかね。「これ、ひょっとしたら録音も? できるの!?……できるんだー!」みたいな感じのやつをすごい楽しんでいて。

実際に冷静に考えたらラジカセってさ、使う人ってもう最先端のものをやっていこうなんて思っている人じゃないじゃない。どっちかっていうと昔なじみの人生の先輩たちが「もう新しいことは覚えたくない。取扱説明書なんて嫌だ」っていう人たちがやるもんだから、昔なじみがいちばんいいわけよ。そういう意味で言うと「最先端の俺たちはラジオだ!」みたいな。『アフター6ジャンクション』はそういうイメージなんでしょう? 略語をいとうせいこうさんがつけたの? 「アトロク」って? いや、これはもちろんいいよねえ。これ、糸井重里だったらぶん殴っているところだけど、いとうせいこうさんは俺、お世話になっているから(笑)。なんも言えない。いいと思う、「アトロク」。

その後、『アフター6ジャンクション』の話から『菊地成孔の粋な夜電波』まで松之丞さんのお話は脱線していきますが、なんとか軌道修正(笑)。続いては名物の悩み相談コーナーについてです。

神田松之丞:その後、有阪さんのコーナーも無事に終わって悩み相談ですよ。この悩み相談に対してさ、後で「言ってよ!」って思ったんだけど、あれスポンサーついてたんでしょう? スポンサーついていた悩み相談で俺、「悩み相談してくる人とか、そもそも好きじゃないです」とか言ったじゃん。プロデューサーの眉が曇ったらしいじゃない? そりゃそうだよ。そういう番組なんだから。

で、その悩み相談の中で「41、2才の人が24才の男性に500万ぐらい貢いだ。体の関係とかはないんだけど……私はどうしたらいいでしょう?」みたいな、そんなフワッとした相談だったんですよ。それに対して僕は「うちの『問わず語りの松之丞』と『生活は踊る』の作家、サトケンさんが実はキャバクラ嬢にプードルをあげた」っていう話をしたんですよ。そしたら結構Twitterとかも賑わって。いい感じだったんだけど後日、今日の収録の時にサトケンさんが「ちょっと松之丞さん。やっぱりまだ松之丞さん、生は早いな」って。

「なんでですか?」って言ったら、「あれはキャバクラ嬢じゃなくて元キャバクラ嬢ですよ」っつって。「すげーこだわりあるな、この人」って思って。「プードルじゃなくてトイプードルですよ」っつって。「いや、厳しい」って思って。「あと松之丞さん、あれを結婚前の話みたいに言っていましたけど、結婚後ですから」って。「それはあんた、問題じゃないの? 俺、むしろフォローのために結婚前って言ったんだけど……」って。で、まあサトケンさんもそういうこだわりがお有りになるんだなって。

で、悩み相談も一応ね、あんまり上手くは行かなかったけど、俺らしい感じで。スーさんみたいに幅広い深い感じじゃないんだけど、自分の中での一刀両断みたいな。Twitterとかを見たら「この人は悩み相談をしていない」みたいな、そんな真面目な人が聞いてるわけよ。「うわっ、真面目だなー」なんて思って。

なんとか悩み相談コーナーもクリア。さらに小森谷徹さんのコーナーや松之丞さん主導のヨーグルトの菌活コーナーなどもクリアして番組の終盤。『たまむすび』の赤江珠緒さん、ピエール瀧さんとのクロストークに突入します。

神田松之丞:(隣のスタジオとの間のカーテンが)パーッて開いたら、赤江珠緒さんとピエール瀧さんともう1人、作家さんがいろいろとキュー出しとか時間読みでいるんだよね。で、その作家さんが椅子に座っているんだけどさ、後ろでに頭んところで手を組んでさ。ブラーンブラーンみたいな感じで。カーテンをガーッて開けたらその作家が目立ってんのよ。いやいや、俺は赤江珠緒さん、ピエール瀧さんと目を合わせて「ああ、どうもー」って言いたいのに、さっかがなんかすげー邪魔をして。「俺を見て!」みたいな。「なんだ、こいつ?」って思って。

そしたら聞いたらさ、うちの作家のサトケンさんの後輩だっていうのよ。「どんな教育してんだ? お前、悪目立ちしてるよ」って思って。名前を聞いたら宮原さんっていうらしいんだけど。「普段はあんなじゃないです」っていうのよ。「普段はいつなんだよ?」って思って。なんかいろんなことを思ったなー。で、滞りなくというかフワッとした会話をして。そのちょっとの会話だけでも赤江珠緒さんが「人生相談はスーさんの方がよかったですね」「やめてくださいよー!」なんて言いながら、俺も「そこで比べんなよ」なんて思っていましたけども。

「そんな、悪口には悪口を……みたいに言ってくるなよ」って思いましたけど。珠ちゃんだから。「ああ、かわいいな。素敵な人だな」って思って。そこにピエール瀧さんが「あっ、まそたーん!」なんて言ってくれてさ。「相談はうちの方もかわしていきますよ」みたいな。そこで優しさを入れてくれて、珠緒さんが笑って……みたいな優しい空間なんだけど、もう1回作家を見たらやっぱりふんぞり返ってるんだよね。「こいつ、まだふんぞり返ってるのか。なんか家で嫌なことあったのか?」って思ってさ。俺の後輩だったらめちゃくちゃ思っているところだけど、幸いに少し偉いらしいのよ。フフフ(笑)。で、カーテンが閉まっていって。で、俺の中でもう作家さんの印象しかないんだけどさ。

そして最後のエンディングトーク。ラジオならではの時間読みをしてきっちりして、終了時間でスパーンと終わるかっこよさを目指した松之丞さん。2時間、松之丞さんの攻撃を全部受けきった蓮見さんに対し、蓮見さんからの技は全く受けなかった松之丞さんは「自分が勝てばOK。俺は負けないですから」と、一時期の小橋建太のようなプロレスをしてしまったことを反省しつつ、最後はリスナーがほっこりするような着地を目指します。

神田松之丞:俺が基本的に蓮見さんにマウンティングしていて、蓮見さんがそれをずっと受けてくれているみたいな感じで。だからあれはプロとして本当にいけないなと思ったのは、蓮見さんがあんまり得していないのよ。蓮見さんの名場面がないんだもん。蓮見さんの得意技みたいなのを俺が受けていないから。こんなの、フェアじゃないなと思って。チームでやっているんだから、蓮見さんが最後に笑って終わるみたいなのがいちばんいいわけよ。

ちょっとした、CMとかで1分休憩があると蓮見さんが常にバーッと立ち上がって「ダメだ……こんな放送じゃ、ダメだ……ダメだぞ、ダメだぞ……」みたいなことを言ってるのよ。これ、マジで言っているのよ。「申し訳ないな」って思ってさ。それは蓮見さんが「悪い」って自分のことを自戒して言っていて、俺のことを言っているわけじゃないのよ。だからその責任感も強いわけ。で、俺は「蓮見さん、ダメじゃないですよ」っつって蓮見さんが俺のことをもう1回投げようとするんだけど、俺は微動だに、地蔵のように動かないのよ。で、また終わったら「ダメだ、ダメだ……松之丞さんを投げられないのは俺が悪いんだ……」みたいな感じなのよ。

で、そのクロストークが終わって締めの時に、俺も2時間やって仲間意識が勝手にあってさ。蓮見さんがずっとおいしい思いしてないから、これは最後に蓮見さんにおいしい思いをしてもらおう。リスナーの人にも「やっぱり蓮見はすごいわ。3時間生をやっているだけあるわ」みたいな。俺もその時には蓮見さん、大好きになっているからそうしようと思って。で、エンディングで「残り1分」っていう風になったの。で、俺が蓮見さんに無茶ぶりですよ。めちゃくちゃな。「ジェーン・スーさんの魅力と俺の魅力を言ってください」みたいなことを急に振ったんですよ。

そしたらさ、別に蓮見さんも俺みたいにかわせばいいんだけど優しいから言ってくれるの。いっぱい焦りながら「え、ええと、どうしましょうかね? ジェーン・スーさんの魅力は……歯に物が挟まったような……あ、違う!」みたいな感じのやつを。で、そのジェーン・スーさんの魅力をスッと言って、そこで20秒なんですよ。残り40秒で俺の魅力みたいな。そこで「ああー、松之丞さんは……」って。でも蓮見さん、プロだから時間読みあるのよ。残り40秒だからさ。ちょっとサッカーのロスタイムでパスを回している感じで「ああー……」ってつないで。「おお、やっぱり蓮見さん、腕あるな。すげーな」って思って。

「ああー……」みたいなのでつないでいって「松之丞さんの魅力はね……」ってあえてあんまり言わずに。「『問わず語りの松之丞』の日曜日、聞いてください」みたいな感じになって。で、俺がそれに対して渡された時点で25秒ぐらいになったんですよ。で、俺が実は考えていたのは、蓮見さんにただ無茶振りをしているんじゃなくて、蓮見さんにジェーン・スーさんの魅力と俺の魅力を言ってもらって蓮見さんがそれに返してきて、残りの時間で「いや、実は蓮見さん、僕は蓮見さんの魅力を言いますよ。蓮見さんっていうのは本当に真面目でこういう僕の変な振りにも応えてくれて。本当に最高のパートナーでした。これからもよろしくお願いします」みたいな。別にオチはないけどさ。昼だから、そんなのがいちばんいいかなと思って。そこで最後に握手みたいなのをして「ありがとうございました!」みたいな感じでパーンと終わるっていう風に予定していたのよ。

っていう時に俺が振りとして残り25秒の段階で「いや、実はこれ、リスナーの方、わかってないと思うんですが……」って言って、いよいよ蓮見さんのいいところを言おうと思ったらさ、俺はスタッフさんに1時きっかりじゃなくて1時15秒前にCMが入って終わるっていうのを聞いてないのよ。だから、これから蓮見さんの魅力を言いますよ。「リスナーの方、わかってないと思いますけど……」って言おうと思った瞬間に切れたのよ。だから俺、蓮見さんにただ無茶振りしているクソ野郎っていう。だからただ蓮見さんが傷ついて、終わった後も「ダメだ……ダメだ、俺は……」っつって(笑)。いや、俺は本当に悪いことしたなと思ってさ。

でさ、Twitterとかを見ても、俺がずーっとマウントを取っておいしい思いを……だって、俺がずーっと攻撃を仕掛けているわけだから。ドロップキックだ、ラリアットだ、ムーンサルトだってやっているわけだから。それは蓮見さん、受け手がいるからそういうことができるわけで。Twitterとかを見るとさ、「蓮見さんボロボロ」とか書かれているわけ。いや、ボロボロっていうか、あいつは立っていてくれていたんだ。最後まで受けていてくれていたんだ!っていう。で、最後に俺がまたその変な振りでフォローしようと思ったら、頭から落とした感じ? フフフ(笑)。「誰か! 担架もってこい!」っていう。で、蓮見さんは最終的に担架に乗って10カウントゴングですよ。「いやー、悪いことしたな」なんて思ってね。

だからなんかこうね、本当に蓮見さん、今度また会った時にお詫びしようと思います。とにかく今日の放送は「蓮見さん、ありがとうございました。最高でした」ということを伝えたいだけでございます。

ということで、今回も無事でなく終わった松之丞さんのトーク。今後の蓮見さんの絡みも楽しみですね! 『神田松之丞 問わず語りの松之丞』。ぜひぜひラジオクラウドでチェックしてみてください!

問わず語りの松之丞「ジェーン・スーさんの代打」

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