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変わる結婚式場、平日だって来てください!

森本毅郎 スタンバイ!

そろそろ梅雨入り?などと言われていますが、梅雨といえば6月。6月といえばジューンブライドということで、きょうは結婚式場についての話です。最近、ちょっと変わった結婚式場が出てきているらしいのです。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!5月16日(水)は、レポーター近堂かおりが『変わる結婚式場、平日だって来てください!』をテーマに取材してきました。

★結婚式場はビアガーデン!?

ちょっと変わった結婚式場とは一体どんなものなのか?株式会社ノバレーゼ・営業戦略ディビジョン、ディビジョンマネージャーの鎌田健生さん に伺いました。

鎌田健生さん
「弊社は私たちが運営する結婚式場を夏季限定でビアガーデンとして運用しています。やはり夏のイベントでたくさんの方に来ていただけるというのと、弊社の施設が結婚式場ですので、お料理の提供、サービスの提供、ドリンクの提供などがご案内できるので、ビアガーデンになりました。結婚式を開かない『ナシ婚層』といわれるようなカップルがいますので、そういった方に私たちの施設をビアガーデンとしてご利用いただくことで、より身近に感じていただいて、結婚式を行うキッカケを作れればと思って始めさせていただきました。」

大阪の旧桜宮公会堂を再生した結婚式場のビアガーデン

こちらの会社では、早いところでは今月の10日から、その後順次、全国14の結婚式場をビアガーデンとして開放していきます。(オープンは会場ごとに違います)実は、今年で7年目の企画。去年はおよそ3万5000人を動員した。普段入れない豪華な式場や、大阪の『旧桜宮公会堂』のような重要文化財を再生した結婚式場などで、式場と同じレベルのサービスと飲食が楽しめ、とあって人気。料金は会場によって異なりますが、5千円程度とのこと。

★結婚式場の閑散期。夏場と平日。

では、なぜこのようなサービスを始めたのか、再び、株式会社ノバレーゼ・鎌田さんのお話です。

鎌田健生さん
「結婚式のシーズンとしましては夏場は閑散期と呼ばれて売り上げが下がります。(夏場は結婚式が少ない?)そうですね。繁忙期と呼ばれる春のシーズン・秋のシーズンと比べて、会社にもよるが半分くらいに落ちるところもあります。圧倒的に結婚式は土曜日・日曜日・祝日に集中しておりますので、平日はご利用が少ないです。(ずっと平日は暇だったの?)すごく乱暴な言い方をすれば暇だったということですね(笑)」

結婚式場という施設の性質上、企業のパーティーやセミナーなどの利用はあるものの、どうしても平日は稼働が少なくなるのが業界全体の悩み。こういったサービスで閑散期の売り上げアップと式場を使ってもらうことで将来の顧客にアプローチする目的も。

★結婚式場は映画館!?

一方で、こんな活用方法もあるようです。株式会社テイクアンドギブ・ニーズ 新規事業開発部の宮﨑いづみさんのお話です。

宮﨑いづみさん
「現在全国で60店舗ほど結婚式場を運営させていただいておりますが、そちらを使いましてショートフィルムの上映会を定期的に開催しています。1作品だいたい5分から長くても25分ほどの作品を、1時間でだいたい3本〜4本くらいご覧いただいている上映会になっています。ジャンルは様々、例えばアカデミー賞で評価されているような作品も取り扱いありますし、あとは世界各国で行われている映画祭で紹介されている作品が多くありまして、そちらをご覧いただけます。(鑑賞料は?)1800円頂戴していて、ドリンクも含んで、アルコールのご提供などもさせていただいています。」

T&G FILMSの様子。貴重な場所で貴重な映画を!

こちらは、式場を短編映画の上映館にしてしまう『T&G フィルムス』というサービス。平日の夜などに、デートや仕事帰りにふらっと立ち寄って映画が見られる。国際短編映画祭を手がける配給会社と提携し、様々なジャンルのショートフィルムを上映。アカデミー賞受賞作品や通常の映画館では見られない珍しい映画を厳選しているそうです。実際にこの式場に映画を見に来て、そこで結婚式を挙げることを決めたカップルも何組か出てきているとか。なかなか入ることのできない場所で、なかなか観られない映画を観る!洒落ていますよね。

★結婚式場がコワーキングスペース!?

ここまではブライダル業界の施策を見てきましたが、結婚式場は、外から見ても魅力的なようで、意外なところからも注目を集めています。株式会社MJEの柿木原明良さんのお話です。

柿木原明良さん
「渋谷に関して言うと、場所はパルコ跡地に結婚式場ができます。結婚式場は平日に全然使われないので、そこを使って女性用のコワーキングスペースを作るという考え方ですね。たぶん業界でも初めてです。(どうして結婚式場に目をつけたのか?)立地がパルコの跡地で、すごく良いのと、施設の内装がすごく綺麗で、シェアスペースを弊社でもいくつか運営してるんですが、どうしてもそこまでお金をかけられないというビジネスモデル上の部分もあるんですけど、今回元々綺麗な施設を平日使うという考えなので、コストもかからず、かつ良い場所を使えるというモデルになってますね。」

パルコ跡地の結婚式場・平日は女性専用コワーキングスペースに。


今度はワーキングスペース!!シェアスペースの運営などを行う株式会社MJEでは、結婚式場の待合室を活用して、女性専用のシェアオフィスを提供。こちらは、来月からスタートします。渋谷のパルコ跡地に結婚式場ができることにも驚いたのですが・・・。シェアスペースを手がける会社から見ると、渋谷駅から徒歩5分という立地の良さ!そして、本当はいろいろお洒落にしたいと思いつつ、実際にはあまりお金のかけられない内装も結婚式場なら最初から整っている!というのが非常に好都合。言われてみれば、ここがあったか!という物件ですよね。場所を貸す結婚式場としても空いたスペースを活用してもらえるのでWIN・WINの関係。

★気軽にチラッと見てもらえる、が大事!!

このような結婚式場の活用事例が増えている現状について、株式会社テイクアンドギブ・ニーズの宮﨑いづみさんはこうおっしゃっていました。

宮﨑いづみさん
「少し年配の方々からすると結婚式場はホテルとかが多かった時代かと思いますが、今は少し結婚式のスタイルが変わってきていて、貸し切りだったり、ちょっと高級感がありすぎてあまり開かれてないようなイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。例えば、男性とかであればブライダルフェアとかに行くと、具体的にいろんな話をするとプレッシャーがかかってしまう方もいると思いますが、チラッと会場見ていただくだけで、だいぶ印象が違うんじゃないかと思います。」

今回、いろいろな結婚式場の方にお話を伺いましたが、みなさん『チラッとでも見てもらいたい』というお話がありました。

また、結婚を考える多くのカップルに会っているウエディングプランナーの方にもお話を伺うと、男性だけではなく、いまは女性も、ブライダルフェアはちょっと・・・という方が多いそうなのです。

だからこそ、業界としてはとにかく気軽に結婚式場に来てもらうことが、第一歩になっているようで、結婚に向けての準備、とは関係なく式場に来てもらえる、式場の別の顔、ますます増えていきそうですね。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。