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  • コラム

朱色5号、鉄道ファンにはこんなに気持ちいいものはない

乗りものニュース1155

「朱色5号」とは国鉄が気動車などで使用した色の名前で、「タラコ色」などとも呼ばれています。山手線のウグイス色は黄緑6号、中央快速線のオレンジ色は朱色1号、ブルートレインは青15号というように、鉄道路線や車両の塗色には国鉄が定めた色の名称が付けられています。鉄道ファンが「国鉄色」の話をするときには、○○何号という言葉が出てくるでしょうし、ついついその言葉に反応してしまうのもまた、鉄道ファンならでは。

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左の車両が「タラコ色」(2005.7.16 浜坂)

JR各社では国鉄分割民営化以降、それまでの国鉄色から一変して各地域(支社)独自のカラフルな列車が走るようになりました。

首都圏で見られた代表的なものは、1987年から183系で採用されたグレードアップ仕様の「あずさ」塗色。それまで国鉄の特急電車といえば全国どこへ行ってもクリーム色に赤のツートンカラーでしたが、この電車には白いボディに緑と赤のストライプが採用され、国鉄時代のイメージを一新するものでした。その後も信越本線「あさま」や常磐線「ひたち」など、続々と新たな塗色が生まれ、国鉄時代の特急色が減少していきました。

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信越本線二本木駅のスイッチバックをゆく189系特急電車の「あさま色」。同線は北陸新幹線延伸後にえちごトキめき鉄道に移管された(2012.7.21)

特急形だけではありません。主要路線を走る中距離列車として投入された113系や115系電車の「湘南色」や「横須賀色」も、地方では数を減らします。首都圏の東海道本線や横須賀線などでは、新型車両により国鉄形自体が数を減らしましたが、例えばJR東日本では新潟、長野などで地域色が採用され、JR西日本でも新型車両のような塗色が車両のリニューアル工事と共に増えていったのです。

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115系の長野色。初代長野色は下部にグリーンの帯が入る(2012.7.21 二本木)

しかし、国鉄時代を知る鉄道ファンにとって国鉄色は特別なもの。アラフォー世代にとっては“子供の頃の憧れ”であり、特に2000年代に入ったころから、国鉄色を復刻させる企画が多くなりました。JRだけでなく私鉄でも、旧塗装のリバイバルが話題になっていますね。

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常磐線経由成田空港発着の臨時快速で使用された183系国鉄特急色(2008.1.5 成田線安食)

国鉄分割民営化から30年が過ぎ、国鉄形車両自体がかなり数を減らしてきています。比較的多く残ってきたJR西日本でも、置き換えが急ピッチで進んでいます。今残っている車両に国鉄色を復刻して欲しい、と願っているファンも多いのではないでしょうか。


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