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「気分爽快! フィラデルフィアソウル特集」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる音楽コラム

「気分爽快! フィラデルフィアソウル特集」

気分爽快! フィラデルフィアソウル特集http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20180525123530

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

【高橋芳朗】
本日のテーマはこちらです。「気分爽快! フィラデルフィアソウル特集」。

【ジェーン・スー】
いわゆるフィリーソウルっていうやつですか?

【高橋芳朗】
その通りでございます。先週5月16日にフィラデルフィアソウルのコンピレーション『Get Down With The Philly Groove』が発売になりまして。
ゲット・ダウン・ウィズ・ザ・フィリー・グルーヴ selected by 永井博
【ジェーン・スー】
へー、イラストのジャケットがかわいいね。

【高橋芳朗】
これは日本のソニーミュージック独自企画のコンピレーションで、イラストレーターの永井博さんが選曲を担当されています。CD2枚組でフィラデルフィアソウルの名曲/レア曲を計36曲収録。それでいて2500円という良心的な価格設定になっています。今日はこの『Get Down With The Philly Groove』のリリースに合わせてフィラデルフィアソウルの特集をお届けしたいと思います。フィラデルフィアソウルはさっきスーさんが言っていたように通称フィリー・ソウルと呼ばれる音楽スタイル。その名前の通りアメリカはペンシルバニア州フィラデルフィア発祥のソウルミュージックですね。1970年代に大流行して、日本の歌謡曲/J-POPにも絶大な影響を及ぼしています。音楽的な特徴としては、ゴージャスなストリングス、つまりオーケストラの弦楽器ですね。それから空に駆け上がっていくような高揚感のあるリズムなどが挙げられると思います。

【ジェーン・スー】
「フィリーソウルなんて知らないよ!」って人もいるかもしれないけど、実は日本人にとって馴染み深い音楽なんですよね。

【高橋芳朗】
まさにまさに。特に日本で暮らしてきたアラフィフぐらいの方は知らず知らずのうちにフィリーソウルのサウンドが体に叩き込まれているはずです。

【ジェーン・スー】
叩き込まれてる!

【高橋芳朗】
うん。ちょっとじゃあこの曲を聴いてもらいしょう。

(The Trammps「Trammps Disco Theme」が流れる)
Trammps Disco Theme
【高橋芳朗】
(愛川欽也さんのモノマネで)おまっとさんでした!

【ジェーン・スー】
(モノマネで)楠田枝里子でーす!

【堀井美香】
なるほど! ザ……。

【高橋・スー・堀井】
ワールド!

【高橋芳朗】
というわけで『なるほど!ザ・ワールド』のテーマ曲として使われていたトランプスの「Trammps Disco Theme」、1975年の作品を聴いてもらっております。これが典型的なフィリーソウルサウンドですね。

【ジェーン・スー】
「上がる~!」って感じですよね。

【高橋芳朗】
「上がる~! 飛ぶ~!」みたいなね。今日はこうしたフィリーソウルの知られざる名曲とフィリーソウルの影響を受けたJ-POPをノンストップミックスで聴いていただきます。洋楽と邦楽を交互にかけていくのでフィリーソウルの音楽的特徴がどのように日本のポップスに取り入れられているか、非常にわかりやすい構成になっているのではないかと思います。ではフィリーソウルノンストップミックス、早速いってみよう!

M1 One Day of Peace / Love Commitee

M2 イージーライダー / 深田恭子

イージーライダー

M3 Samson / Evony, Ivory & Jade

M4 強い気持ち・強い愛 / 小沢健二

刹那

M5 After You’ve Had Your Fling / The Intrepids

M6 ワナダンス / Tomato n’ Pie

ワナダンス!

【高橋芳朗】
以上、洋楽邦楽を織り交ぜたフィリーソウルノンストップミックスを聴いていただきました。

【ジェーン・スー】
ホントに「上がる~!」だったね。

【高橋芳朗】
では、最後にボーナストラックとしてもう1曲かけたいと思います。これはフィリーソウル全盛期の1975年につくられた日米コラボによるフィリーソウル作品ですね。スリー・ディグリーズの「にがい涙」。スリー・ディグリーズは「ソウル・トレインのテーマ」や「天使のささやき」などのヒット曲で知られるフィリー・ソウルを代表する女性グループです。彼女たちは当時日本で非常に人気が高くて、1974年の来日時には日本制作で2曲レコーディングを行っているんです。

【ジェーン・スー】
へー、そうなんだ。

【高橋芳朗】
ひとつは松本隆さんの作詞、細野晴臣さんの作曲よる「ミッドナイト・トレイン」。そしてもう1曲がこれから聴いていただく曲、安井かずみさんの作詞、先ほど流した小沢健二さんの「強い気持ち・強い愛」にも携わっていた筒美京平さんの作曲による「にがい涙」というわけです。どちちも良い出来なんですけど、ここはやっぱりここはカタコト日本語ボーカルが楽しめる「にがい涙」でいってみたいと思います。この曲、当時オリコンチャートで15位まで上がったんですって。

【ジェーン・スー】
おおーっ! 当時は日本の歌番組なんかにも出てたっぽいね。

【高橋芳朗】
うん。これを聴けば歌謡曲とフィリーサウンドの相性の良さがよくわかるんじゃないかと思います。

M7 にがい涙 / The Three Degrees

スリー・ディグリーズ ベスト DQCP-1514
【高橋芳朗】
いまジェーン・スーさんが「にがい涙」をソラでほぼで完璧に歌っていてびっくりしていたんですけど……。

【ジェーン・スー】
スカパラのアルバムにカバーが入っていたんですよ。

【高橋芳朗】
そう、東京スカパラダイスオーケストラがカバーしていたんですよね。

【ジェーン・スー】
いやー、それにしても名曲! 安井かずみさんの歌詞がやっぱりすごいね。もう二度と歌詞を書きたくなくなるよ。

【高橋芳朗】
そんなわけで、フィリーソウルの影響を受けた日本のポップスは70年代から現在に至るまで本当にたくさんあるんですよ。きっと無意識のうちにフィリーソウル的なサウンドに慣れ親しんでいると思うから、このコンピレーション『Get Down With The Philly Groove』を聴いてみたらいろいろと発見があるんじゃないかな。うん、とにかく初心者にもマニアにもばっちりな内容なんでぜひチェックしてみてください!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

5/21(月)

(11:06)  Mornin’ / Al Jarreau
(11:24)  Windsong / Randy Crawford
(11:34)  Mind Reader / Bobby King
(12:13)  Only Love  / Angela Bofill
(12:50) アスファルト・ひとり・・・・・・ / EPO

5/22(火)

(11:04) Brown Eyed Girl / Van Morrison
(11:34) You’re Big Boy Now / The Lovin’ Spoonful
(11:41) Sugar Town / Nancy Sinatra
(12:13) Punky’s Dilemma / Simon & Garfunkel
(12:50) 暗闇坂むささび変化 / はっぴいえんど

5/23(水)

(11:04) Knocks Me Off My Feet / Stevie Wonder
(11:23) Look At Me, Look At You / Marlena Shaw
(11:35) Queen of My Soul / Average White Band
(12:13) I Think I’m Falling in Love / Leroy Hutson
(12:23) Funny Girl / James Mason

5/24(木)

(11:03) Chuck E’s In Love / Rickie Lee Jones
(11:21) That’s Why God Made The Movies / Paul Simon
(11:32) Ask Me Now / Ben Sidran
(12:38) Fire of Love / Dr. John
(12:10) Rhumba Girl / Nicolette Larson
(12:21) Don’t Mess Up a Good Thing / Ry Cooder & Chaka Khan
(12:51) 東京ラッシュ / 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド

5/25(金)

(11:07) My Own Way / Duran Duran
(11:21) Chant No. 1 (I Don’t Need This Pressure On) / Spandau Ballet
(11:32) Poison Arrow / ABC
(12:10) Quiet Life / Japan