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日大の就活生は大丈夫か 就職面接解禁、タックル問題の影響は?

森本毅郎 スタンバイ!

今月から経団連に加盟する大手企業が来年春に卒業する大学生への面接を始め、就職活動はヤマ場に入りましたが、気になるのは、アメリカンフットボールの悪質タックル問題をめぐる対応で学校のイメージを損ねた日本大学の学生の就職面接です。みなさん影響は出てないのか、6月6日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

就職面接が解禁されて5日、あのタックル事件をめぐる大学の対応で面接に影響は出てないのか。まずは、就職活動まっただなかの日大の学生に聞きました。

★日大の就活生が語る「面接で聞かれる、正直困る…」

●「4年です。15社くらい受けているんですけど、面接官の方は何も聞いてこない方も多い。ほっとしてる。中には聞いてこられた方もいるらしくて、不安だったんですけど。
大学名述べないところもあるので 安心している部分はあるんですけど。
●「まだふれられてないです。一応、用意してたんですけど。逆になんか聞く会社がどうなのかな。聞いてどうなるんだろうとか、そう思っちゃいます。
●「美容部員を志望してます。私はないですけど、結構、聞かれてるってのは、聞きます。すごいタイミング悪くて最悪だなって。それで悪い印象もたれたら迷惑というか、関係ないのに。
●「日大の対応が遅くて影響が出ないか不安。私はないんですけど、友達が色々質問で、自分だけされたりというのがあったと言ってました。自分に起こったら嫌だなと思いました。

いま就職活動中の日大生は「あのタックルの話はふられたくない」という人が大半。なので、日大の学生は、タックル用の想定問答を用意しているという人が多かったです。

★就活を控える日大の在校生も口をそろえる「不安」「タックルでイジられるし…」

タックル問題への不安、就職活動中の日大生に限った話ではないようです。来年以降に就職活動を控える在校生からもこんな声が聞かれました。

●「多少なり不安はありますよね。今年の4年生は直接的に影響があるかもしれませんけど、私たち1年生は3年後なので少しの不安が残りますよね。
●「1年です。将来の就活への不安はあります。企業からは偏見と言うか、学生が思われたら嫌というのはあります。
●「自分らまだ2年生です。それまでにおさまってほしいって考えしかないですね。色々てきくんで大変って。バイトとかで日大ってだけでタックルしてる?みたいなイジリはありますね。日大ってだけで言われるけど、関わりないんでなんとも言えないっす。

これから就活を控える在校生も「不安」。バイトの先でタックルをいじられ不安がる学生もいました。こうした状況に当の大学側はというと、この面接の解禁に際して先月末、学生にホームページで「就職指導課では、学生の皆さまの就職活動への影響が最小限となるよう、企業・団体の採用担当者に従前どおりのご配慮をお願いしていますので、学生の皆さまは臆することなく引き続き就職活動に励んで下さい」と異例のお知らせをしたんです。

★日大出身の就活コンサル企業トップが語る「日大の悪い対応」と「今後の日大就活生には…」

では、この対応はどうなのか、そして実際に今後、日大の学生への影響はどうなるのか、日大出身の就職のプロに聞いてみました。新卒を含む人材サービスを行うホールハートの代表、小野進一さんのお話です。

 

ホールハートの代表 小野進一さん
今回アメリカンフットボール部の問題で日大は就活に対して採用担当者に配慮をお願いというのがサイトにのっけましたけど、そもそも採用担当者がこのアメフトの事件の後で日大生に悪いイメージをもったりとかはほとんどない。あえてこれを言うことで、そういう方向にもっていってしまうんじゃないかって思ってしまうくらい、それくらい意味がない。逆に面接でそういう話題が出る可能性が他の大学生より高くなったので自分のPR効果があると思って前向きに進んでほしいと思う。

今回、学校側が学生に呼びかけた「臆することなく就活に励んで」という心配は必要ないということ。また、小野さんによれば、大手企業の面接の場合は、時事問題と絡めた質問というのが多くあるので、そこで日大生にはこの話がとんでくることが多くあるので、まずそれを対策すべきと話していました。

★ 日大の就活生が語る「むしろチャンス」「逆に内定勝ち取った」

タックルの問題については前向きにとらえるべきという話、日大の就職活動中の学生のなかにもポジティブにとらえている学生もいました。

●「ちゃんとしている会社と言うのは人柄とか見てくださるので問題ない。大学だからって見下してくる会社だとよくないと思う部分あるので。
●「先方から哀れんでもらえるので大丈夫。選考には関係なく進めていると思います。
●「自分はむしろチャンスの場だと思っていて、例えば日大だと、社長さんとか結構多いので、日大の社長さんとかで自分の感じていることをはっきり言うと逆にプラスになると考えてる。就活で聞かれたときに自分日大だよってって言うと親近感がわくというか、そこで自分の考えとかもアピールできるのでチャンスとなってます。(実際それで聞かれて答えた企業はどうなりました?)内定もらいました。最終でその社長さんが日大の方で、聞かれて、そこ内定もらいました。

困る学生の一方、こうして今回のタックル問題がおいしいネタという感覚でとらえている学生もいて、最後の方は実際に自動車業界の企業から内定を勝ち取ったそうです。ピンチは受け入れてチャンスにかえている日大生もいる。後手に回った一連の大学の不審な対応の一方で、就活で母校のことを迫られてさらけ出せる学生の対応の方がちゃんとしているのではないでしょうか。