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椅子の角度を完璧に固定し、毎回同じ態勢でプレイ。アスリート型ゲーマー清水翔太のゲーム哲学

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■毎回最高のパフォーマンスを出すために、椅子の角度を完璧に固定

「マイゲーム・マイライフ」はゲームをこよなく愛するゲストたちが、ゲームについてを語る番組ですが、今回はどこかアスリートの哲学を聞いているような回でした。ゲストは前回に引き続き、シンガーソングライターの清水翔太さんです。

清水「今は『コール オブ デューティー』一筋でやってますね。それ以外のゲームは全然やってないです」

宇多丸「ひとつひとつの中でトップクラスでいたいっていう」

清水「そうなんですよ。そこがまだ全然勝てない奴らがいっぱいいるのに、ほかのゲームやっている場合じゃないって思うんですよ」

宇多丸「ははは。すごいなあ。その考え方、どっちかというとプロ的な発想ですよね」

清水「一番になりたいっていう欲が結構あるんですよね、ゲームにおいて」

このように、全編通して己のストイックすぎるゲーム道を語っていました。「言い訳したくない」、「アクションゲームは調べてもどうにもならない、自分の力でやるしかない」、「好きなことくらいストイックにやりたい」といった発言が頻出。ゲームをするときの環境も、この哲学に基づいて作られているようです。


清水「基本的に、変えたくないんですよ、(ゲーム中の)態勢を。なるべく、モニターに対する角度とか、自分の角度っていうのを、毎日同じでやりたい」

宇多丸「ははは。同じコンディションを保ったまま」

清水「それがちょっと変わると、全部違ってくると思うので」

宇多丸「なんかもうさ、バッターだよね?(笑)イチローとか落合の話を聞いてるみたい」

清水「椅子とか、完璧に固定しますね、動かないように。この椅子で、この角度でって決めてます。ちょうど回転がここまでしかいかないっていう限界のところに固定して」

宇多丸「ははははは。なんとなくの塩梅っていうのじゃなくて(笑)」

清水「じゃなくて、毎回ここ、っていう」

宇多丸「あはははははは! 厳密! へえー、そんなに動かしたくないんだ?」

清水「前は適当にやってたんですよ。でも、なんか今日調子悪いなっていうときは、モニターとの距離とか、自分の角度とかが違っていて」

宇多丸「ちょっと今日、寄り気味すぎたな、とか?」

清水「そうなんですよ。それでダメになるのが嫌なので。常に同じなら、言い訳もできないし」


宇多丸「すげー! このストイック方向、初めて聞いた(笑)」

清水「リクライニングだからちょっと後ろに倒すんですけど、背中をピタッとつけて、自分は前にいかないように」

宇多丸「ちょっと集中してきたら、前のめりになっちゃわない?」

清水「いや、ならないです。もう、フォームだと思ってる」

トーク中、ゲームの世界観やキャラクターについての言及はほぼなし! ゲームに対する向き合い方、己の技術をいかに磨くか、そのための環境作りに終始。聞いているとだんだん、スポーツ選手の『情熱大陸』のように思えてなりませんでしたが、一応これ、ゲームの番組です。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

清水「僕、あまりにもうまくなりたすぎて、コントローラーにマスクの紐、あれをブチっとちぎって、スティックの下にグルグルグルと巻き付けて、通常のコントローラーよりはちょっと重くして、微調整できるようにしたんですよ」

宇多丸「自分のちょうどいいように調整して」

清水「もう一回まいたらちょっと重すぎるなっていうぐらいのところで切って、結んで。オリジナルのスティックにしましたよ」

宇多丸「いいなぁ~! それアスリート感ある!」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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