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46年前 7人の大学生で創刊「ぴあ」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

今から46年前。1972年7月10日。これまでにない形の雑誌が創刊されました。雑誌の名前は『ぴあ』。中央大学の学生だった矢内廣氏が仲間と作った雑誌は、映画・演劇・コンサートなどの情報を網羅したもの。「情報誌」という言葉すらなかった時代に、生まれた新しい風でした。

映画の上映スケジュールは新聞などでチェックする時代。現代ではインターネットで簡単に情報を入手できますが、エンタテインメイト全般の情報を1冊で網羅できること、客観情報のみで主観性・批評性は排除し、メジャーもマイナーも、情報はすべて平等に扱うという編集方針は、時代に敏感な若者たちに受け入れられるようになります。また1984年に電話によるチケットの予約販売『チケットぴあ』を開始したことで、世間的にも認知されるようになりました。

雑誌「ぴあ」の特徴のひとつは表紙の絵のイラスト。イラストレーターの及川正通氏が担当し、その時々の「旬な著名人」を描き、延べ人数1300人を超える似顔絵が表紙になりました。

インターネットの普及により、2011年7月をもって紙媒体の『ぴあ』は休刊になりますが、以降「web」を中心に情報を発信していくスタイルをとっています。『ぴあ』が創刊された1970年代初頭。若さと情熱があっても知名度がない劇団もあったことでしょう。自分たちの考えを演劇というジャンルで表現したい。アルバイトで頑張ったお金をつぎ込んでも、宣伝費まで手が回らない。ポスターもチケットも手作り、観客は知り合いを除くとわずかな人数。そんな青春を賭けた若者たちの劇団が『ぴあ』という雑誌によって陽の目を見るようになった・・・。

実際、創刊当初の『ぴあ』の売れ行きは芳しくなく、書店に置いてもらうために学生だった7人は雑誌をリュックに詰め込んで本屋さんを回っていたこともあるそうです。青春ですね。紙の雑誌からwebに。チケットは電話ではなくネットでとる。時代が変わっても『ぴあ』が日本の文化芸術に寄与した実績は色あせることはありません。

ちなみに『ぴあ』は読者による投稿コーナーも充実していて、中でも欄外に印刷された小ネタの投稿「はみだしYOUとPIA」は、下らないながらもクスッとするネタが多く、現在の「ツイッター」のはしりだとも言われています。

番組では皆さんからのおたよりも、募集しています。
おハガキは、〒107-8066 TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」まで。メールは、番組のホームページから、お送りください。お便りを採用させていただいた方には、クオカード三千円分と、CMでお馴染みの曲、「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。