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 「ニューアルバム『MY COLOR』発売記念~独断と偏見で選ぶNegiccoの洋楽オマージュソング・ベスト3」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる音楽コラム

 「ニューアルバム『MY COLOR』発売記念~独断と偏見で選ぶNegiccoの洋楽オマージュソング・ベスト3」

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りいたします! 「ニューアルバム『MY COLOR』発売記念~独断と偏見で選ぶNegiccoの洋楽オマージュソング・ベスト3」。

BGM キミはドリーム / Negico

キミはドリーム

【高橋芳朗】
新潟在住のアイドルユニット、Kaedeさん、Nao☆さん、Meguさんの3人からなるNegicco。今月20日で結成15周年を迎える彼女たちが、10日に通算4枚目のアルバム『MY COLOR』をリリースしました。発売日のオリコンのデイリーアルバムチャートでは、宇多田ヒカルさんの新作『初恋』に次いで2位につけてましたね。

【ジェーン・スー】
売れてるねー。

【高橋芳朗】
その『MY COLOR』も含めて充実した作品をリリースし続けているNegiccoの音楽的な醍醐味としては、3人の声のコントラストだったり、小西康陽さんや田島貴男さん、KIRINJI堀込高樹さん、NONA REEVES西寺郷太さんら豪華作家陣とのコラボレーションだったりといろいろな魅力がありますが、個人的には過去のポップミュージックからのオマージュや引用が散りばめられた曲作りが大きな楽しみになっていて。

【ジェーン・スー】
うんうん。

【高橋芳朗】
今日はそんなNegiccoの作品から、僭越ながらわたくし高橋芳朗が独断と偏見で選んだ洋楽オマージュ作品のベスト3を紹介したいと思います。

【ジェーン・スー】
よろしくお願いします!

【高橋芳朗】
ちなみにNegiccoの皆さんは熱心なTBSラジオリスナーとしても知られていて。不定期放送の『ぼんやり審議会』にコメント出演されていたこともありましたね。

【ジェーン・スー】
特にかえぽ(Kaede)がよく聴いてくれてるみたいね。

【高橋芳朗】
KaedeさんはTwitterのプロフィール欄にまず「Negiccoの向かって左側の人です」と書いてあって、その次にくるのが「ラジオが好きです」ですからね。自己紹介の二番目の大事な情報が「ラジオが好きです」っていう。

【ジェーン・スー】
フフフフフ、いいコだ!

【高橋芳朗】
そしてNegiccoといえば、我らがジェーン・スーさんは彼女たちに詞を提供したことがあります。2013年リリース、西寺郷太さん作曲のシングル「ときめきのヘッドライナー」ですね。

【ジェーン・スー】
もう5年前かー。あのときは作詞だけじゃなくてジャケットのディレクションとかもやったんですよ。

【高橋芳朗】
そんなNegiccoとゆかりの深いスーさんから見た彼女たちの魅力はなんでしょう?

【ジェーン・スー】
結成から15年たっているとは思えないエバーグリーンな初々しさかな。本当にいつまでたってもフレッシュですよね。

【高橋芳朗】
同じメンバーで15年間活動し続けている女性アイドルグループもなかなかいないと思います。

【ジェーン・スー】
そうそう。楽曲のクオリティーがどんどん上がっていくのもすごいよね。

【高橋芳朗】
そんなNegiccoの洋楽オマージュソング、さっそくいってみたいと思います。では第3位から、第3位は2006年の作品で「マジックみたいなミュージック」。作詞・作曲はNegiccoのデビュー当時からのプロデューサーであるconnieさん。編曲は4月に『アフター6ジャンクション』にも出演していたMagic, Drums & Loveの皆さんです。で、この「マジックみたいなミュージック」のオマージュ元になっているのがおそらくこちら。

BGM Got To Be Real / Cheryl Lynn

Got to Be Real

【高橋芳朗】
シェリル・リンの「Got To Be Real」、1978年のディスコヒットです。エモーションズの「Best Of My Love」などと並ぶ、いわゆるスウェイ・ビートの代表曲。J-POPではDREAM COMES TRUEの「決戦は金曜日」でおなじみのリズムですね。これは編曲を手掛けたMagic, Drums & Loveのベーシスト、田代タツヤさんがTwitterで「あのディスコ名曲へのオマージュ」とコメントされていて。きっと「Got To Be Real」や「Best Of My Love」あたりにインスパイアされたのでは、と考えています。

M1 マジックみたいなミュージック / Negicco

マジックみたいなミュージック

【高橋芳朗】
続いて第2位、第2位は2013年の作品で「ネガティヴ・ガールズ!」。作詞・作曲はこちらもconnieさん、編曲はNegicco以外にもたくさんのアイドル楽曲を手掛けていらっしゃる吉田哲人さん。この曲のオマージュ元はおそらくこちらではないかと。

BGM Shot To The Top / The Style Council

Shout to the Top: the Collection

【高橋芳朗】
スタイル・カウンシルの1984年のヒット曲で「Shout To The Top」。一時期フジテレビ『とくダネ!』のオープニングテーマとして使われていたことでおなじみですね。で、この曲のクレジットを見るとバックグラウンドボーカルをconnieさんや吉田哲人さんが務めているんですけど、彼らによる急造グループの名前がYoung Bloodsなんですよ。Young Bloodsというと、言わずもがなですが佐野元春さんがこの「Shout To The Top」にオマージュを捧げた1985年のヒット曲のタイトルが「Young Bloods」。

【ジェーン・スー】
おー、入り込んでるなー。

【高橋芳朗】
そこにほのめかされている通り、つまりはそういうことなのだろうと思います!

M2 ネガティヴ・ガールズ! / Negicco

ネガティヴ・ガールズ!

【高橋芳朗】
では、いよいよ第1位にいっちゃいましょう。第1位はこちらも2013年の作品、「愛のタワー・オブ・ラヴ」。作詞・作曲・編曲はNONA REEVESの西寺郷太さんですね。この曲はおそらくこのへんのオマージュなのではないかと思います。

BGM Being Boring / Pet Shop Boys

Being Boring (Extended Mix) [2018 Remastered Version]

【高橋芳朗】
ペット・ショップ・ボーイズの「Being Boring」、1990年の作品です。彼らの出世作の「West End Girls」とどちらにしようか悩んだんですけど、いずれにしてもこの「愛のタワー・オブ・ラヴ」はトラック/ボーカルスタイル共に非常にペット・ショップ・ボーイズ的だなと。郷太くんはNONA REEVESでペット・ショップ・ボーイズの「What Have I Done to Deserve This」をカバーしていましたが、そんな彼のペット・ショップ・ボーイズ愛を感じさせる曲だと思います。

【ジェーン・スー】
うんうん。

【高橋芳朗】
あと今回の企画を行うにあたってNegiccoの作品を改めて年代順に聴き直してみたんですけど、やっぱりこの曲は彼女たちのディスコグラフィのなかでもいまだに異彩を放っていますよね。Negiccoの新しい魅力を引き出した、彼女たちのターニングポイントといえる重要作だと思います。

M3 愛のタワー・オブ・ラヴ / Negicco
愛のタワー・オブ・ラヴ

【高橋芳朗】
というわけで「洋楽オマージュソング・ベスト3」を発表しましたが、せっかくニューアルバムが出たばかりなので最後にそちらからもオマージュソングを聴いてみたいと思います。ニューアルバム『MY COLOR』から「Tell me why」。作詞を森雪之丞さん、作曲をconnieさんが手掛けています。ただ、これは厳密には洋楽オマージュではなく間接的洋楽オマージュ。マイケル・フォーチュナティの1986年のヒット曲「Give Me Up」をカバーしたBaBe版「Give Me Up」のオマージュではないかと。

BGM Give Me Up / BaBe

ザ・プレミアムベスト BaBe

【ジェーン・スー】
うわー、懐かしい!

【高橋芳朗】
いま話した通りこの曲の作詞は森雪之丞さんによるものなんですけど、実は「Give Me Up」をはじめとするBaBeの一連のヒット曲も森雪之丞さんの作詞なんですよね。そういった意味では正統派のオマージュ作品といっていいかもしれません。

M4 Tell me why ? / Negicco

Tell me why?

【高橋芳朗】
以上、本日はNegiccoの魅力を知ってもらうひとつのきっかけとしてオマージュソングを集めてみましたが、こういうオマージュ云々を抜きにしても彼女たちの作品は本当に素晴らしいものばかりです。ぜひとも皆さん、新作の『MY COLOR』も含めてNegiccoの作品をチェックしてみてください!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

7/9(月)

(11:07)  We’re In This Love Together / Al Jarreau
(11:32)    I’m Ready  / Narada Michael Walden
(11:40)   Don’t Doubt My Lovin’ / Harvey Mason
(12:10)   Party in Me / Gene Dunlap
(12:20)   Gettin’ to the Good Part  /  Herbie Hancock
(12:49)   Good Bye Boogie Dance / 杏里

7/10(火)

(11:05) Feelin’ / The La’s
(11:19) Stained Glass Windws in the Sky / Felt
(11:29) My Favorite Girl / The Hit Parade
(11:37) The Days of The Week / The Lilac Time
(12:13) Far and Away / Friends
(12:24) Madagascar / Raft
(12:51) My Red Shoes Story / Flipper’s Guitar

7/11(水)

(11:04) Darlin’ / The Beach Boys
(11:22) I Saw Her Again / The Mamas & Papas
(11:36) Silver and Sunshine (How Wonderful Is Our Love) / The Looking Glass
(12:12) She’d Rather Be With Me / The Turtles
(12:21) Makin’ My Mind Up / Spiral Starecase
(12:49) Sing to Me / The Millennium

7/12(木)

(11:05) Miss Jamaica / Jimmy Cliff
(11:23) Dr. Kitch / Lord Kitchener
(11:40) Stagger Lee / Jackie Edwards
(12:10) Next Door Neighbour / Owen & Leon
(12:23) Open The Door / Clive & Naomi
(12:50) What Life! / Sugar ‘N’ Dandy

7/13(金)

(11:02) I’m a Wonderful Thing, Baby / Kid Creole & The Coconuts
(11:39) Que Pasa Me No Pop I / Coati Mundi
(12:12) On a Day Like Today / Gichy Dan’s Beachwood #9