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【7月25日(水)】乳がんの傷を癒す「ピンクリボンのお宿」とは?

ジェーン・スー 生活は踊る

 

7月25日(水)の「スーさん、コレいいよ」のコーナーでは、温泉エッセイスト、ノンフィクションライターの山崎まゆみさんにお話を伺いました。山崎さんは、31カ国、1000カ所以上の温泉を取材し、日本の温泉を海外に伝える活動もされているそうです。今回は「ピンクリボンのお宿」について教えてもらいました。

ピンクリボンのお宿とは

「ピンクリボンのお宿」とは、乳がんの手術をうけて、胸に残った傷跡がどうしても気になってしまい、旅行や温泉をあきらめている女性に向けて、皆さんの不安を軽減し、ぜひ旅に出てほしいとホテルや旅館が取り組んでいるネットワークなんです。また、この取り組みは乳がんだけでなく、体に傷を持った方にむけた優しい取り組みとなっております。

実は山崎さんも数年前に手術をしてお腹に傷があるそう。手術後、20年間温泉に入り続けていた山崎さんでも脱衣所で脱ぐときに意識をしてしまったそうです。周りがそこまで気にしていない、というのは理解できるのですが、やはり自分が気になってしまったそう。でも、手術を終えて初めて温泉に入った時、ものすごく気持ちよかった、これまでの緊張感、辛かったこととか、私頑張ったんだなーと気持ちもほぐれた、と笑顔で語れていました。

全国にどれくらいあるの?

「ピンクリボンのお宿」は、2012年7月に発足し今年で6年目。加盟件数は北海道から沖縄まで現在まで関連団体を入れると400件以上が加盟しているそうです。

どういう取り組み?

例えば、大浴場の洗い場に間仕切りを作り、個別になるようにしたり、貸切風呂を無料で提供したり、タオルを多めに貸し出してくれたりなど、ホテル・旅館によってさまざまですが、様々な取り組みをみなさんやっています。

「ピンクリボンのお宿」おすすめ旅館

①入浴ショールが用意されている! 石川県「加賀屋」

石川県七尾市、元里山空港から車で1時間弱。外国人観光客でにぎわう、日本のザ・旅館、そうですあの「加賀屋」です。加賀屋では薄紫でシルク地のショールを脱衣所で貸し出しているそうです。

こちら、現物をお借りしてきました。シルク地なのでさらりとしていて、幅があり、肩にかけると両胸が隠れるようになっています。ご本人の隠したい部分をうまく隠すことができ、これはありがたいと長峰アナも感動されていました。

しかも、このままお風呂にも入っていいそうです。嬉しいのは、フロントに自己申請しなくても脱衣所に置いてある点。洗い場の間仕切りもあり、二重三重に守ってもらえる、その思いやりとホスピタリティ、さすがは加賀屋ですね。

②ピンクリボンデーを設けている! 長野県・渋温泉 湯本旅館

長野県下高井郡、長野鉄道長野線の湯田中駅という駅から車で10分程度に位置するこちらの旅館では、毎月第三金曜に「ピンクリボンデー」を実施しています。こちらは実際に患者の方、患者の方のパートナーで旅館を貸し切れるサービスとなっており、乳がんを患っている方とその家族しか旅館にいないので、コミュニティのような話し合いができるんです。みんな同じ悩みを抱える同士なので、患っていることを前提で話ができます。その背景には湯本旅館の女将ご自身が乳がんを経験されていたから。女将は、その体験談を館内で小さく掲示していました。患者であるお客さんがその掲示を見た時に「わたしもそうなんです」、と告白してくれた経験から、こちらのサービスが始まったそうですよ。経験している人だけ集まっていると連帯意識も生まれるし、気分も楽になりますよね。

どの旅館も様々な工夫が凝らされていますね。「ピンクリボンのお宿」でネットで調べると沢山ヒットしますのでご覧になってみてください。