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クギのない「海の家」プロジェクト

森本毅郎 スタンバイ!

夏真っ盛りで、みなさんそろそろ海に行く人も多いと思います。そんな海ですが、これまでになかったタイプの「海の家」が江ノ島の近くの片瀬東浜海岸にできて話題になっています。クギのない「海の家」ということなのですが、どういうことなのか?7月26日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

クギのない海の家プロジェクトhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170726073140

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

まずはNPO法人「海さくら」の古澤純一郎さんのお話です。

★クギのない「海の家」

NPO法人「海さくら」 古澤純一郎さん
江ノ島を中心としてゴミ広いを13年間行っているんですが、海岸で出てくるゴミの中で「クギ」がたくさん出てきたんですね。クギがあると、当然こどもたち、大人も足をケガしてしまうということでクギを一本も使わない海の家を作ってしまえばなにかそこから広がるものがあるんじゃないかと、昔の奈良とか京都の建築物はクギを使ってないので、クギを1本も使わない、クギのない海の家を建てました。

クギを1本も使わず、木材をパズルのように組み立てているんですが、カタチは大きな「かまぼこ」のような海の家となっています。今は「ライフセーバー」や「看護師」の待機場所などとして使われてます。

★浜辺にはとんでもない数のクギ

このお話を聞いて「そんなに海にクギが落ちているのか」聞いてみると過去に江ノ島付近で調査した結果、海の家で使われているクギがとんでもない数、落ちていたことがわかったんです。再び古澤さんのお話です。

NPO法人「海さくら」 古澤純一郎さん
平成22年の3月に「公益財団法人かながわ海岸美化財団」が湘南海岸の5海岸を調査した結果、たった1日で1万9000本のクギが出てきた。クギがぼくたちが拾ってるときも、刺さる方が、直角に出てるときがあるので、本当に危ないなと思います。

かなりの数でびっくりしました。そこで、私たちも実際に、この「クギのない海の家」が建つ、片瀬東浜海岸に行ってきました。すると海岸着いてすぐにクギを発見!これはまだまだあるなと思い、まずは、クギを主に使う「海の家」に直撃して、みなさんどれくらいクギを意識しているのか伺うと、まだまだ意識されていないことがわかりました。

★海の家のクギ対策はまだまだ

●「うちはゴザの海の家でして、ファミリー層の海の家です。クギとか使ってます。材料見るとクギ使ってるので、意識したい。解体するときとか、来年のために落とさないようにしようかなと思う。
●「みんなで仲良く飲んでいる海の家です。クギを使わないでとか、海の家で建てるとかはなかった。とくにそういう会話はしないで、とりあえずお客さんを呼んでみたいな(お兄さんは裸足で歩く?)自分は怖い、クギとかもあるんで、脱がないです。
●「ラーメンとか、丼ものとか定食屋にあるようなものでやってます。実際建てる前とか、昔のさびたクギが結構出てきたりします。仮設的なものなので、海の家は、だからきちんと最後まできれいに、という意識が昔あったかどうかは、問題があったんじゃないかなと思う。

海の家の人たちは、なかなかクギを意識している人はいませんでした・・・それでも、いま、クギのない海の家ができたことで、海を管理する組合が、意識的に「海の家」のオーナー達にクギを落とさないように要請しているので、少しずつ変化は出ているようです。

★遊びに来ている人は裸足の人が多い

ここまでで、海の家の実態は見えてきましたが、今度は、海に遊びに来ている人に伺いました。クギがたくさん浜辺に落ちていることを意識しているのか、みなさんに伺うと、色々な意見が出てきました。

●「刺さって痛い思いしたことある。ガラスとかクギはほぼ一緒なんで、危ないし、クギは、クラゲと同じようなもの! クラゲもクギも刺さったら、せっかく海きたのに楽しめないじゃない。テンションが、がくって下がります。
●「ビーチサンダル、使います。モノが落ちてたりするから、今日は仕事終わりだったんで、ビーチサンダルない、きょうは危ないです。
●「子供は、裸足で走り回る、どんなにビーチサンダル履いてと言っても、そして、クギって1回傷ついちゃうと「破傷風」とかになって、傷口とか化膿しちゃう可能性があるので、それは怖い。
●「海=裸足でしょ。砂浜だって靴に砂入るし邪魔だなーって。砂浜はどうにかなる。危ないけど、自分で対策すればいいかなってクギ踏んだ場合、どうしようって「ググ」って対処法見つけます。血を止める方法みたいな。とりあえずグーグルで、へへへ。

やはり、子供がいる親御さんや、過去に痛い経験をした方は意識が高いですが最後の女性のように、海は裸足で当然だから刺さってから考えるみたいな人も。ただ、やっぱりみなさん「裸足で歩きたい」という気持ちが強いです。そういう人が多いなと思うと、なおさら、早く、クギのない海の家が普及して増えていって、浜辺がきれいになるといいなと思いました。