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国会で注目度急上昇 山本太郎さん登場!

久米宏 ラジオなんですけど

TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
8月4日(土)放送のゲストコーナー「今週のスポットライト」では、参議院議員で自由党・共同代表の山本太郎さんをお迎えしました。

山本太郎さん

山本太郎さんは1974年、兵庫県生まれ。高校1年生の時に「天才・たけしの元気が出るテレビ!」への出演をきっかけに芸能界入りし、テレビや映画で活躍。バラエティなどでめちゃくちゃに弾けるキャラクターだった山本さんですが、この日はスタジオにスーツ姿で登場。席に着くとすぐにパソコンと資料を置いて準備万端。さっそく久米さんが軽くジャブ。

久米宏さん

「小さなパソコンをさっそくテーブルの上に広げて、それもうクセになってるんですか?」(久米さん)

「どんな球が来ても受けられるようにしないと(笑)」(山本さん)

16歳から30代後半になるまで「あまりに世間知らずだった」と振り返る山本さん。政治へ関心を持つようになったのは、2011年の東日本大震災のときの福島第一原発事故が大きなきっかけでした。

スタジオ風景

「東電の事故が自分の生き方が変わるきっかけになったかもしれないですね。それともうひとつあるんです。それは事故が起こったあと国がどう対処するのか。国は人々の命を守る気がない、国は目先のカネや企業とのつながりというほうを大事にするんだなということにいろいろ出会っていくわけなんです。それで自分の生き方が変わった。今までの自分がメルトダウン、メルトスルーしていったんです」(山本さん)

3.11後の国の対応を見た山本さんは反原発活動に取り組むようになり、2012年12月の衆議院議員選挙に東京8区から無所属で出馬。このときは次点で落選しますが、翌2013年7月の参議院議員選挙で東京選挙区から無所属で出馬し、初当選しました。それから5年、実際に踏み込んでみると国会は想像していたよりもかなりひどい状況だということを確認していく日々だと言います。現在は「自由党」に所属し小沢一郎さんとともに共同代表を務め、先の延長国会ではIR整備法案、いわゆる「カジノ法案」の採決を急ぐ安倍政権を痛烈に批判し、西日本豪雨の災害対応を優先するよう訴え、注目度が急上昇しました。

「きょう山本さんをお呼びしたのはいろいろ理由があるんです。いま国会はどうなっているのかということを分かりやすくお話しいただきたいんです。いちばん分からないのがカジノ法案。IR法案って言ってますけど、日本にカジノが本当に必要なのかって思うんです。野党もあんなに反対してるのに、与党はなんでむりやり通したりするんですか」(久米さん)

「このカジノ法案の審議の直前に大災害、西日本豪雨が起こりました。その災害対応と天秤にかけて、カジノ法案の審議を同時進行しようということを決めちゃうわけですよね。これを通さなきゃ国民の生命・財産にとってかなりマイナスがあるという法案ならば災害対応と同時にやることも考えなきゃだめですけど、カジノ業者とかカジノ業者からパーティチケットを買ってもらってる議員とか、そういう利害関係者しか、このカジノ法案を通す必要性を感じていないわけですからね」(山本さん)

山本太郎さん

山本さんはこうした政権側の姿勢とともに、カジノ法案そのものについても「経済政策の目玉がカジノという時点でもう終わってますよね。どんな衰退国家ですかっていう話です」と強烈な一言。

安倍政権への批判の目は久米さんも同じです。ただ、野党側に対して「だらしない」と感じている人も多いのも事実。今度は矛先を野党側に向けて、久米さんが聞いていきます。

「小泉劇場と言われた頃はワイドショーがやたらと政治を取り上げて、国会中継の視聴率も上がりました。ところが、いまは国会中継を見る人があまりいないんですよ。その気持ちはとてもよく分かるんです。ひとつは自民党がばかばしいほど議席を持ちすぎているということと、もうひとつは野党がなんだか分からなくなっちゃったということが大きい。これは主に衆議院ですけど、『安倍一強』という状況にどうしてなっていったんだとお思いです?」(久米さん)

「政治のパートとしてその責任を考えるとするならば、やっぱり野党にあるかもしれないですね。あれだけ大きな政権と闘うためには野党はまとまらなければならない。そのまとまることさえもなかなか難しいという中で、それならばまとまれる人たちだけでまとまって、より魅力的な政策を出していくしかない。安倍政権は人権の制限につながるような法律をたくさん作っています。例えば『共謀罪』…、『特定秘密保護法』であったり。でも結局、選挙のたびに勝つんです。なんで野党が勝てないかと考えたら、これは経済政策しかないです。野党側が常に言っているのは緊縮。国の借金が多すぎるじゃないかって話なんですけど、そういうロジックで20年間やってきて、もうこの国は地盤沈下しちゃってるんですよ。だから国民生活が底なし沼みたいな状態になっているところをまず吸い上げるということを政治的メッセージとしてあげなきゃならない。これだけデフレが続いて、インフレにさせるためにいまお金を刷っているわけですけども、これがみんなの手元に届いてないってことですね。とにかく直接的に多くの国民がプラスになるような経済政策を訴える以外にない。そこをやれなきゃたぶん一生勝てないですね」(山本さん)

「いま野党はバラバラ。野党のリーダーは立憲民主党の枝野さんかというと、それも…。結局は『人』だと思うんです。ぼくは『安倍一強』というのは幻みたいなもので、実態はほとんどないと読んでるんですけど。野党をまとめていけるような、例えばもう一回悔い改めるって言ったら本人は怒るだろうなあ(笑)、小沢一郎さんがもう一回はじめの一歩に戻ってやってくれるみたいなケースって、考えられないんですかね」(久米さん)

「国会内にも小沢嫌いはたくさんいらっしゃるでしょうから(笑)。でもいまの野党側で、国会の中のことと自民党のやり方を熟知している方って、もう小沢さんしかいないんじゃないですかね。だから知恵者として小沢さんを大いに活用して、最悪の状況を抜け出すために野党は一致するべきだと思うんですけど、一致するだけでは難しいと思うんです。なぜかというと、民主党政権時代と比べて雇用は上向いている。これはもう間違いのない事実。そのほかの部分、たとえば株価とかいろんな部分も上向いている。でも、いまが好景気だと思うなと。本当はもっと景気よくできるのに、手を抜いてるからできないんだよということを伝えることが、いまの政権を覆すためにいちばん重要なんじゃないかと思うんですけどね」(山本さん)

山本太郎さん

国会に関心が薄れているのは、いまの政治家への失望感が大きいせいもあるでしょう。国会議員から「LGBTは生産性がない」という言葉が平然と出てきて、しかもその議員が所属する自民党の中からはその発言を批判する動きがなかなかでてこないという状況では、それも仕方ないのでしょうか? 久米さんと山本さんは、責任はわたしたちにもあるという考えで一致しました。

「ご存知の通り、国会議員というのは非常に優遇されています。政策秘書を雇う権利もあるし、永田町に事務所を借りたり、都心に宿舎も借りている。それはなぜかっていうことをみなさんにはぜひ考えてもらいたいんですよ。国会議員というのはわれわれの意見を国会で代弁してもらうという非常に重要な役割があるから厚遇してるんです。それだけ価値のある仕事をしてもらうためにわれわれは選挙で選んでいるということを忘れちゃってるんですよね」(久米さん)。

「これだけ高い給料をもらっているわけですから、それぞれが責任を持って、みなさんの生活をいかに前よりも楽にできるかということを考えながらやらなきゃならないんですけど、企業側から政治資金の提供があったり、献金があったり、当然それは政策をカネで買うことになりますから、企業側に有利に進めるような法律ができあがっていくわけですよね。そこに関心を持ってもらわなかったら、あなたにとって不利な法律ができちゃうかもしれないよということです。そうなった場合にはもう取り返しがつかない。だから目を光らせてどんな法律を作っているのかということをやっぱり常に見ておかなければならないという話なんですけどね」(山本さん)

「選挙のときはものすごく目を光らせないと。『LGBTは生産性が低い』って言う人がなんで比例代表のトップのほうに入って当選しちゃうのかというと、それは国民が名簿をちゃんとチェックしてなかったからなんです。LGBTに関して非常に偏見を持っている人を易々と当選させてしまっているのは、われわれ国民ですから。だから選挙のときは本当に真剣になって、ありとあらゆる情報を集めて選挙に臨まなきゃいけないということを、みなさんにはよくお解りいただければなと思うんです」(久米さん)

「おそらく選挙前になっちゃうともう間に合わない状態になるかもしれないですね。だから常日頃から国会をウォッチ。結構面白いんですよ、動物園みたいなところですから。私みたいな者もいますし(笑)」(山本さん)

「よく言いますよね、サル山だとかね」(久米さん)

「常日頃チェックするようなクセがついてくると、より面白くなると思うんですよね」(山本さん)

「LGBTは生産性がないと言うような人なんかはいなくてもいい。というよりいないほうがよっぽどいい。そういう人が国会に入ってしまうのはどうしてかというのは、日頃チェックしていないと分からないわけですから」(久米さん)

「過去の発言とかどういう仕事をやってきたかっていうのは、新人だとちょっと分かりづらいですけど、国会で活動してきた人ならある程度その背景とかも見えてくると思うんですよね」(山本さん)

「山本さんは来年(2019年)7月に任期が切れて、また選挙があります。当選したらまた来てください」(久米さん)

「それまではお預けってことですか」(山本さん)

「落選したらでもいいかもしれない(笑)」(久米さん)

「そうですね…って、そうじゃない(笑)」(山本さん)

山本太郎さんのご感想

山本太郎さん

これまでにないくらい緊張しました。

久米さんといったら小さいときから見てましたし、『ニュースステーション』の「金曜チェック」の本が好きで読んでましたから。だからしゃべっていても、しゃべった感じがしないです。

また呼んでください。ありがとうございました。

「今週のスポットライト」ゲスト:山本太郎さん(自由党・共同代表)を聴く


次回のゲストは、「国境なき医師団」看護師・白川優子さん

8月11日の「今週のスポットライト」には、「国境なき医師団」の看護師として活躍している白川優子さんをお迎えします。2010年に参加してからこれまでにシリア、パレスチナ、南スーダンなど、9ヵ国の紛争地に17回派遣されています。

2018年8月11日(土)放送「久米宏 ラジオなんですけど」http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20180811140000

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