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お盆の渋滞対策2018「車線増&車ごとフェリー」

森本毅郎 スタンバイ!

お盆休みに入り、高速道路が混雑しています。早くも明日からUターンラッシュが始まるようですが、渋滞を避けるための様々な手段について、8月13日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

お盆の渋滞対策2018http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20180813073233

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

関越自動車道では、今年から新たな渋滞対策が始まっているようです。まずは、ネクスコ東日本・渋滞予報士の外山敬祐さんのお話です。

★合流車線を増やして渋滞緩和へ

ネクスコ東日本・渋滞予報士 外山敬祐さん
関越自動車道のぼり線の花園インターチェンジ付近では、これまで車線を増やす付加車線工事を進めておりまして、8月9日木曜日に付加車線の運用を開始しております。これは、花園インターから東京方面に向かう車が合流する車線がありますが、その車線が伸びている。実質的には3車線に1車線が増えることになります。
今回の工事で、花園インターから流入する車がスムーズに本線に合流できるようになって、本線を走行する車両への影響が抑えられる。
森本毅郎スタンバイ!

2018年 お盆期間の高速道路における特に長い渋滞発生予測(NEXCO中日本ホームページより)https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4366.html

高速道路に入って加速する合流車線は短いので、割とすぐに本線に合流しなければいけませんが、この合流車線を伸ばしてしまおうという作戦。そうすれば本線の車がブレーキを踏まず、スムーズに流れます。先週の木曜日から花園インター付近で始まっていて、今回始まったのは東京方面に向かう「上り線」。Uターンラッシュ時に活躍します。

★渋滞の原因は“SAG”だった!

では、なぜ花園付近なのか、そこにはこんな理由がありました。

ネクスコ東日本・渋滞予報士 外山敬祐さん
地形の問題もありまして、花園というところは、渋滞が起きやすい下り坂から上り坂に差し掛かるポイントになっている。そこでは無意識に速度を落としてしまう車が現れる。そういう場所でスムーズに車が流れるようになるというのは渋滞緩和には非常に有効なことになります。当然、その裏面である下り線の花園付近でも、減速車線を延長する工事を今まさに実施していて、今年度中の運用開始を目標としています。
森本毅郎スタンバイ!

高速道路の渋滞

下り坂が上り坂に切り替わるポイントを「SAG(サグ=「たわむ」という意味)」と呼んでいて、無意識にスピードが落ちてしまうため、渋滞が起こる場所の大半はSAGだと言われています。

そのSAGに、さらに合流地点が加わって大渋滞になるのが花園付近。関越道のこの付近は特にSAGが多いポイントで、花園に近い高坂SAもSAG。なので高坂SAでも、車線の延長工事が決まっていて、近いうちに工事が始まります。

そしてこのほかのSAGでも、車線の延長工事はいくつも決まっていて今後広まりそうです。

※この作戦で渋滞がゼロになるというわけではなく、少しでも和らげる為のもの。明日の高坂SA付近では、上り線で40キロの渋滞予想が出ています(花園インターは、この渋滞に飲み込まれる形になります)

★フェリーなら渋滞知らず

そしてもうひとつ、最近増えている帰省の方法があります。今度は、高速道路を使わずに、でも“車で”帰省する手段。株式会社フェリーさんふらわぁの旅客営業部・久世達広さんのお話です。

株式会社フェリーさんふらわぁ・旅客営業部 久世達広さん
この時期は、帰省をかねて家族連れが非常に多くなります。フェリーは車と一緒に乗船できるので、特にお盆は渋滞しますので高速道路を走るよりラクですよね。今新しいフェリーもどんどん出て来て、フェリーというと相部屋のイメージが強かったと思うんですが、個室の数を増やして、大浴場、スイートルーム、デラックスルームを作って、クルーズ客船に近い、これまでのフェリーのイメージを一変させる設備が揃っている。ここ数年はおかげさまでお客様の数は増えております。

フェリーだと車ものせることが出来、なにより渋滞がないので高速道路より圧倒的に楽。その人気に比例してフェリー自体もどんどん大型化していて、家族が泊まれる個室やレストラン、展望風呂、キッズルームやマジックショーなどのイベントもあってかなり豪華。運転するお父さんも、子供たちも喜ぶのがフェリーでの帰省です(ちなみに今週お盆の予約はほぼ満席だそう)。

★トラックドライバーもフェリーを活用

さらに、大型化したフェリーの人気はお盆だけではありませんでした。普段は、こんな人たちがフェリーを利用しています。株式会社フェリーさんふらわぁの物流営業部の堀内啓介さんのお話です。

株式会社フェリーさんふらわぁ・旅客営業部 堀内啓介さん
最近特に脚光を浴びているのはトラック業界。働き方改革等で人手不足が以前から始まっているトラックの輸送も、ドライバーが一緒に乗るパターンと、荷物を切り離してのせるものと、どちらも増えているんですが、輸送で少しでも人手を省力化する。ドライバーも乗る場合でも、休息時間を増やすためにフェリーを利用して全体の人手不足をカバーするという流れが、数年続いている状況です。

人手不足の運送業界。ドライバーさんの負担を減らすために、トラックごとフェリーに載せて移動するという方法が増えています。トラックのドライバーはPAで休むことも多い。それなら、個室付き・展望風呂付きのフェリーでゆっくりした方が休まります。普段の平日は、ドライバーさんで予約がいっぱいになるほど人気なんだそうです。

例えば、さんふらわぁで扱っている大阪~大分を結ぶフェリー。陸路だと10時間ほどのところ、フェリーだと12時間。2時間の差がありますが、陸路では10時間に休憩時間が足されます。

また、料金は、陸路だと燃料費込みで3万~4万ほどですが、フェリーでは7万円。フェリーの方が少し高い。これをどうとるかは運送会社次第ですが、人気になっているというところをみると、人手不足の運送業界を救うのはフェリーかもしれません。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!