お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • コラム
  • 放送ログ

国民栄誉賞と寅さん

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

今朝は「国民栄誉賞」のお話。今から22年前、1996年(平成8年)の9月3日。時の総理大臣・橋本龍太郎が田所康雄さんに国民栄誉賞を授与しました。 田所さんとは、俳優の「渥美清」さんです。多くの人に親しまれた渥美さん主演の映画『男はつらいよ』は全48作。これは、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”として、ギネスブックにも認定されています。そもそもの始まりはテレビドラマで最終回は「寅さんがハブに噛まれて死ぬ」だったことは以前この番組でも紹介しましたね。

渥美さんは1928年(昭和3年)東京生まれ。少年時代は〝フーテンの寅〟同様「テキ屋」もしていたと言われています。若い頃に大病を患ったため。また、「車寅次郎」のイメージを守るため…などの理由で人付き合いを好まず、謎が多い私生活だった渥美さん。晩年は病魔に侵されつつも、病のことは伏せたまま撮影にのぞみ、また本人の強い意志で、訃報が明かされたのは親族のみでの葬儀を終えた後。亡くなってから3日後のことでした。

寅さん人気が高すぎて、他の役を演じることが難しくなるという苦悩もあったようですが、私の憧れの存在でもあります。

渥美清さんの国民栄誉賞の受賞理由は「映画『男はつらいよ』シリーズを通じて、人情味豊かな演技で広く国民に喜びと潤いを与えた」こと。受賞時点では12人目、俳優としては長谷川一夫さんに次ぐ2人目でした。

ところで、この国民栄誉賞とは、なんでしょう。1977年(昭和52年)8月に決められた内閣総理大臣表彰のひとつで「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに、顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃える」という目的です。最初の受賞者は、プロ野球選手の王貞治さんでした。この年の9月、ホームランの世界記録とされる「通算756号」を打ったことが受賞理由でしたが、絶大な人気を誇った王さんの功績を讃えるすべがなかったために作られた賞とも言われ、直後に授与できたのは、まさに狙いどおりだったのかもしれません。

以降40年余り。主に、スポーツや芸能の分野で活躍した方々に授与され、今年7月に受賞したフィギュアスケートの羽生結弦選手まで、26人の個人と、1つの団体に授与されています。団体は女子サッカーで世界一になった「なでしこジャパン」ですね。

ちなみに、王さんが756号のホームランを打ったのは、41年前の今日9月3日でした。

 

番組では皆さんからのおたよりも、募集しています。
おハガキは、〒107-8066 TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」まで。メールは、番組のホームページから、お送りください。お便りを採用させていただいた方には、クオカード三千円分と、CMでお馴染みの曲、「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。