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ショートショート・星新一の作品数「1001篇以上」が “公式” である理由

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

今から92年前の1926年(大正15年)の今日、9月6日、日本を代表する、SF小説の作家・星新一さんが誕生しました。製薬会社の、「星製薬」の創業者の長男として生まれ、祖父は東京大学名誉教授、祖母は森鴎外の妹という名家で育ち、自らも成績は優秀で東京大学を卒業。家業の「星製薬」を継ぐことになるも
経営悪化により、会社を手放すことになります。

この時期に海外の「SF=サイエンスフィクション」小説に触れた星新一は、自ら筆を取り1957年(昭和32年)『セキストラ』という短編作品で商業誌デビュー。日本のSF文学の旗手として注目されました。

19世紀後半から20世紀にかけて生まれたとされるSF小説は、『海底二万マイル』で知られるフランス人作家「ジュール・ヴェルヌ」、『宇宙戦争』『透明人間』で知られるイギリス人作家「ウェルズ」が創始者と言われ、現代では当たり前のように知られる「タイムマシン」「宇宙人」「ロボット」「アンドロイド」などが登場する画期的なものでした。

タイムマシンはまだ発明されず、宇宙人との交流もまだありませんが、ロボットなどはSFが先で現実世界があとから追いついた感じですよね。

星新一さんを紐解く、もうひとつのキーワードは「ショートショート」。400字詰めの原稿用紙で5枚から10枚、おおむね数千字でSFやミステリーの要素を取り入れ、アイデアと印象的な結末、つまり「オチ」があることが特徴の小説のジャンルと言われています。星さんは、多数のショートショート作品を残し、生涯で「1001篇以上」のショートショートを発表。実際はもう少しあったそうですが「千一夜物語」を意識したのでしょうか。「1001篇以上」が公式の数字となっています。

一方で、1979年(昭和54年)からは、自らが選考する「星新一ショートショートコンテスト」を開催。
入賞者は、のちに小説家になるなど多くの人材を輩出しました。没後16年を経た2013年からは理系的発想力に基づいた1万字以内のショートショートおよび短篇小説を対象とした文学賞『星新一賞』がスタート。

現在は第6回の応募作品を受付中ですが、第3回星新一賞では、人工知能・AIが書いたという小説が複数応募され、その一部が1次審査を通過したことが発表されました。結果的に入選は果たせませんでしたが、新しい時代を象徴する出来事として話題になりました。星新一さんが生きていたならば、AIが小説を書いて応募したことを大変喜んでいたのではないかと言われています。

星さん本人が描いたイラストで鶴の進化した形の生物「ホシヅル」。星さんの誕生日の今日9月6日はファンの間では「ホシヅルの日」と呼ばれています。

 

 

 

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ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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