お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

「ユーミン全曲配信開始記念! 洋楽を通して聴く松任谷由実」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「ユーミン全曲配信開始記念! 洋楽を通して聴く松任谷由実」

ユーミン全曲配信開始記念! 洋楽を通して聴く松任谷由実http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20180928123645

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

【ジェーン・スー】
本日のメールテーマの「私の好きなユーミンの曲」、たくさんのメールが届いています。青梅市の「ぬり絵大好き」さん。「『メトロポリスの片隅で』が大好きです。めげない負けない女性像を素敵に描いています。ヨシくん、かけて!」。

【堀井美香】
かけて!

【高橋芳朗】
フフフフフ、かかるかな? かからないかな?

【ジェーン・スー】
どっちかな?

【高橋芳朗】
というわけで本日はこんなテーマでお送りします! 「ユーミン全曲配信開始記念! 洋楽を通して聴く松任谷由実」。ユーミンこと松任谷由実さんの作品、全424曲が今週月曜日より主要サブスクリプションサービスにて配信スタートしました。その月曜日の深夜にはジェーン・スーがLINEで好きなユーミンの曲のリンクを大量に送りつけてきて眠れませんでした。

【ジェーン・スー】
ごめんごめん! でも楽しかったね!

【高橋芳朗】


配信の対象になっているのは荒井由実時代の作品も含むオリジナルアルバム38作、シングル41作、ベストアルバム7作、セルフカバーアルバム1作。ここ最近はミスチルだとか井上陽水さんだとか沢田研二さんだとか大物アーティストが続々と配信を解禁していますが、遂にユーミンが配信に踏み切ったということでさらに追随するアーティストも出てくるのではないでしょうか。

そのユーミン作品の配信開始を受けて、本日は洋楽の観点から松任谷由実さんの作品を楽しんでみたいと思います。松任谷由実さんの楽曲と、その曲に影響を与えたと思われる洋楽との聴き比べ企画ですね。ユーミンというと比較的歌詞にスポットが当てられることが多いと思うんですけど、その時々の海外のポップスの動向にも敏感な反応を示してきたアーティストなんですよね。そのへんが今日のこの企画を通して伝われば幸いでございます。4曲紹介しますね。

【ジェーン・スー】
よろしくお願いします。

【高橋芳朗】
まずは1980年リリースの10枚目のアルバム『SURF & SNOW』より「灼けたアイドル」。『SURF & SNOW』は「恋人がサンタクロース」が入っているアルバムということでおなじみですね。で、この「灼けたアイドル」に影響を与えたと思われる洋楽がこちら。

(ドゥービー・ブラザーズ「What a Fool Believes」が流れる)

【ジェーン・スー】
あー、なるほど!

【高橋芳朗】
いまうしろで流れているのはドゥービー・ブラザーズ、1979年に全米1位になった「What a Fool Believes」。AORやシティポップのひとつの型をつくった非常に強い影響力を持った曲です。松任谷由実さんはこの曲にインスパイアされたと思われる曲をいくつか残しているのですが、本日はこの「灼けたアイドル」を聴いていただきましょう。

M1 灼けたアイドル / 松任谷由実

SURF&SNOW
【ジェーン・スー】
めっちゃいい曲!

【高橋芳朗】
早くもブースのなかはカラオケルーム状態になってます(笑)。では次、続いては1990年にリリースされた22枚目のアルバム『天国のドア』。

【ジェーン・スー】
名盤!

【高橋芳朗】
『天国のドア』より「Miss BROADCAST」を紹介したいと思います。『天国のドア』は日本で初めて200万枚を出荷したアルバムなんですって。

【堀井美香】
みんな持ってたもん。

【ジェーン・スー】
持ってる持ってる! 当然持ってる!

【堀井美香】
秋田に住んでいても持ってたから(笑)。

【ジェーン・スー】
秋田のタワーレコードで買ったの?

【高橋芳朗】
当時はまだ秋田にタワーレコードなかったと思うよ(笑)。で、この「Miss BROADCAST」に影響を与えたと思われる洋楽はこちら。

(ジャネット・ジャクソン「Escapade」が流れる)

【高橋芳朗】
これはもう皆さんご存知ですよね。

【ジェーン・スー】
ミネアポリスサウンドですね。

【高橋芳朗】
こちらはジャネット・ジャクソン、1989年にやはり全米1位になっている「Escapade」。JALのテレビコマーシャルで使われていた曲として記憶されている方も多いんじゃないでしょうかね。では、この「Escapade」のリフとビート感を頭に入れつつ「Miss BROADCAST」を聴いてみてください。

M2 Miss BROADCAST / 松任谷由実

天国のドア
【ジェーン・スー】
名曲!

【高橋芳朗】
3曲目にいってみたいと思います。3曲目は1979年にリリースされた8枚目のアルバム『悲しいほどお天気』……しかしいいタイトルだよね、『悲しいほどお天気』。

【ジェーン・スー】
ねえ!

【高橋芳朗】
その『悲しいほどお天気』、「DESTINY」が入っているアルバムとしておなじみですが、今日はここから「78」を聴いてもらいたいと思います。この曲に影響を与えたと思われる洋楽はこちら。

(アース・ウィンド&ファイアー「Boogie Wonderland」が流れる)

【ジェーン・スー】
私たちが大好きな曲!

【高橋芳朗】
ディスコの代名詞みたいな曲ですね。アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「Boogie Wonderland」。1979年の作品です。ただ、ここではあえてわかりやすい例として「Boogie Wonderland」を挙げてみましたが、この「78」はなにか特定の曲というよりトータルでのアース・ウィンド&ファイアーを意識したような感じですね。

【ジェーン・スー】
なるほど、トータルでのアース感ね。

M3 78 / 松任谷由実

悲しいほどお天気
【ジェーン・スー】
(ワンコーラスしかからなかったことを受けて)もっと聴きたい!

【高橋芳朗】
もっと聴きたいよ! もっとかけてくれよ!

【ジェーン・スー】
枠を拡大しろ!

【高橋芳朗】
本当だよ! 特番やってくれ!

【ジェーン・スー】
特番ね。ディレクターの金井くんは必ず枠を取ってきてくれると思います。

【堀井美香】
すいません、放送で普通の会話をしないでください。

【高橋芳朗】
フフフフフ、失礼しました。ちなみにタイトルの「78」はタロットカードの枚数なんですよね。あと、この曲はもうちょっと先まで聴くとバックコーラスで上田正樹さんの声が入ってきます。

【ジェーン・スー】
へー!

【堀井美香】
えーっ、「悲しい色やね」だ!

【高橋芳朗】
「悲しい色やね」だ!って……堀井さん、普通の会話をしないでください(笑)。

【ジェーン・スー】
ホントだよ(笑)。

【高橋芳朗】
それでは最後の曲です。1978年リリースの6枚目のアルバム『流線形’80』から「埠頭を渡る風」。今回紹介する4曲の中では唯一ベストアルバムに入っているような曲、唯一シングルになっている曲ですね。で、この曲に影響を与えたと思われる洋楽はこちら。

(スティーヴィー・ワンダー「Another Star」が流れる)
アナザー・スター
【ジェーン・スー】
そうねそうね!

【高橋芳朗】
スティーヴィー・ワンダーの名盤『Songs in the Key of Life』より「Another Star」。1976年の作品です。この叙情的な感じが日本の情緒と相性がいいのはよくわかる気がする。

【ジェーン・スー】
確かに! 切なさをえぐる歌謡曲感、ありますよね。すごくわかる!

M4 埠頭を渡る風 / 松任谷由実

流線形'80
【高橋芳朗】
せっかくみんなで歌ってるのにワンコーラスで終わりかよ!

【ジェーン・スー】
堀井さんも熱唱してましたね。

【堀井美香】
歌ってる途中で終わっちゃったから……ショック!

【高橋芳朗】
しかし「ゆるいカーブであなたへ倒れてみたら なにも聞かずに横顔で笑って」とか……すごくない?

【堀井美香】
もう本当にすごいね……ズルい!

【ジェーン・スー】


しかも「二人がただの友達だった日」のことを思い出してみたり、付き合ってるとかまったく言わなくても「あ、いまデキてるんだな」ってことがわかるんだよね。あー、天才天才!

【高橋芳朗】
またイントロの時点だとスティーヴィー・ワンダーの影響を強く感じるんだけど、歌が始まると完全にユーミンワールドになっちゃうのがすごい。

【ジェーン・スー】
もう完全にユーミンソングになってるんだよね、本当に。

【高橋芳朗】

いやー、これは20分でやる特集じゃなかったな。

【ジェーン・スー】
ホントだよ!

【高橋芳朗】
まだかけたい曲がいっぱいあるんだよ!

【ジェーン・スー】
メール、たくさんいただいております。還暦をすぎたペンネーム「警視庁のニコラス・ケイジ」さんです。「高校のときにユーミンに出会いました。大学時代に宿直のアルバイトをしているときよく聴いたアルバムは『流線形’80』。その中でも『Corvett 1954』を英語で歌うところがかっこいいのでよく真似をして口ずさんでいました」。やっぱりみんな思い出あるんだね。

【高橋芳朗】
しかしすごい量のメールが来てますね。

【ジェーン・スー】
ぜんぜん読みきれない……もう一通ぐらいいける?

【堀井美香】
「ユーミンの曲、大好きな曲は家族で行くドライブで高速に乗るときにかけた『カンナ8号線』です。ベタすぎてごめんない」。ラジオネーム「ミキ」さん、初メールありがとう!

【高橋芳朗】
やっぱりユーミンの曲はドライブと相性がいいんだよなー。

【ジェーン・スー】
たくさんのメールありがとうございます。そしてもらったメールからは1曲もかけてないっていうね(笑)。

【高橋芳朗】
本当にすみません!

【ジェーン・スー】
みんな、心の中でかけてちょうだいね!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

9/17(月)

(11:05) Peg / Steely Dan
(11:24) Zanzibar / Billy Joel
(11:37) Here to Love You / The Doobie Brothers
(11:45) Reminiscing / Little River Band
(12:11) Genevieve / Andrew Gold
(12:21) Marina Del Rey / Marc Jordan
(12:50) Gardenia / 加藤和彦

9/18(火)

(11:04) This Charming Man / The Smith
(11:19) Pillar to Post / Aztec Camera
(11:33) Sunkissed / Friends Again
(11:39) Sugar Bridge / The Bluebells
(12:11) One in a Million / JoBoxers
(12:22) Don’t Break the Silence / The Blades
(12:51) Here’s One That Got Away / The Style Council

9/19(水)

(11:04) Jolie / Al Kooper
(11:21) Directions / Carole King
(11:35) Car On a Hill〜丘の上の車〜 / Joni Mitchell
(12:14) Bird of Beauty 〜美の鳥〜 / Stevie Wonder
(12:50) ピンク・シャドウ / ブレッド&バター

9/20(木)

(11:05) Wave / Sergio Mendes & Brasil ’66
(11:21) Photograph / Antonio Carlos Jobim
(11:31) Stay / Astrud Gilberto
(11:40) Who Knows / Wanda Sa
(12:16) Surfin’ in Rio / Sylvia Telles

9/21(金)

(11:03) It Must Be Love / Alton McClain & Destiny
(11:21) It’s OK / Evelyn”Champagne” King
(12:07) Hustlin’ / Black Ivory