お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

金曜日恒例サラリーマンの声・番外編 閉場する築地市場。今のお気持ちは?

森本毅郎 スタンバイ!

83年の歴史に幕を下ろす築地市場。2年遅れで豊洲に移転します。6日土曜日の正午から引越しを始め、来週の木曜日、11日には豊洲市場が開場します。しかし、気になるのが残された築地場外市場。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、10月5日(金)は、金曜日恒例のサラリーマンの声・番外編。レポーターの近堂かおりが、『まもなく閉場する築地市場。今のお気持ちは?』と築地場外市場の方々にお話をうかがいました。

閉場する築地市場。今のお気持ちは?http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181005073215

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

★ここで50年。寂しいことは寂しい。

●「ここに50年も仕事しているんですよ。私たち富山県なんですよね。二人でここに来て店を開いたの。それでね、やっぱり心配なことは心配ですよね。でも、ここで頑張る。買参というのがあってね、組合に入ってて場内から仕入れて、5社から仕入れてましたのでね、今度向こうに行ったら大変、仕入れに行くのが、豊洲の市場に。遠い、いや近いことは近いけどなんか不便ですね。あそこだったらちょっと足りないから冷蔵庫から出しておいてってすごいラクだったんですけどね。築地は昔からの伝統だからね、寂しいことは寂しい。」

やっぱり築地市場がなくなるのは寂しいんです。築地場外にお店を構えて50年。今後、仕入れは豊洲市場に行くことになり、やっぱり不便、と。今までご近所さんだったので、ラクだったそうです。場外の人も場内で仕入れをしていたんですね。

50年間仕入れていた場所がなくなるわけですから、心配な気持ちは当然ありますが、この変化にも対応してここで頑張る、とおっしゃっていました。

★お客さんの流れがどうなるか・・・不安です。

そして、こういう声もありました。

●「別に寂しいとかそういうのはないけれども、やっぱり多少不安ですよね。商売をやっているお客さんは場内行ったついでに場外で買われるでしょ?だから豊洲に行っちゃうと、こっちに来てくれるのかどうかハッキリ分らないからね。そういう点は不安があるんだけど、この場外市場の組合でも若い人たちが色々考えてやってるから、あまり絶望はしてないんだけど、期待を込めてね。観光客がすごく増えたんですよ。特に外人が多いんでね、なかなか外人さんが売り上げに繋がらないからムズカシイところ。(お出汁)そうです。海産物の、出汁が主ですけどね。いや、買わないですね。特にアメリカ、中国、東南アジアの人はまだいくらか食生活が近いからアレだけどね、出汁とって作るなんことはないでしょ。和食がブームって言われてるけど、なかなかそこまで取り込めないよね。」

お客さんの流れが、変わってしまうのではないか、不安、とおっしゃるこちらは、昭和5年に創業した、出汁を主に扱っているお店でした。(鰹節、昆布、干しシイタケなどなど・・・)昨日も築地はすごい賑わい!外国人の観光客が多かったですが、確かに外国の方はかつお節をなかなか買ってくれません。なかなか、かつお節で出汁を取って料理・・・はしませんよね。それなら和食を食べに行っちゃうでしょうしね。その上、豊洲への移転があり、不安は尽きません。でも、絶望はしていないとおっしゃっていたんで、今後も頑張って欲しいです!!

★ムカついてるよ!!来週から、知らないよ!

一方、お怒りの声もありました。

●「ムカついてる。東京都に。全然何の受け入れ態勢も出来ていないまま引越ししようとしてるわけ。それで買いに来る人があって初めて成り立つのが市場であって、そういう商売でしょ。そういう人のことはないがしろで全然話にならない。品物もトラックも入ってないのに地盤沈下してるし、相変わらず。それで青果のほうなんて10トン以上のトラックは入場しないでくれって、もっとひどくなるから、豊洲の方。もう話にならない。働いてる人なんかの駐車場も少ないし、結局、電車がない時間に来て働く人がいっぱいいるわけ、そういう人の駐車場も完備されてないし、仕入れに行く人の駐める場所も全然、何がなんだかわ訳分かんない状態。お客さん、皆怒ってる。俺らも商売にならないし、入場する許可がやっと出た、訳分からないうちに、何の説明もなく。で、入ったはいいけど、今度駐めるところがない。一部の人はそういうを確保出来ている人もいるわけ、だけど、全部には行き渡ってないわけ。普通、引越しというのは良い条件のところに移るから意味がある。条件がもっと悪い所に移る、知らないよ、だから、来週から。」

もう明日、引越しだというのに、この状況。豊洲市場は大丈夫なのでしょうか?駐車場が少ないというのが気になります。特にご商売をなさっている方は、大量に仕入れをします。車がないと困りますよね!我々の普段のお買い物じゃないんですから。こちら、築地の場外で海産物を取り扱ってるお店。発砲スチロールの箱がたくさん積んでありました。

★大混雑だから繁盛してると思うでしょ?とんでもないよ!!

また、こちらのご主人、このようなことも言ってました。

●「ウチはもう65年。2代目だけど、もう市場はダメなんだよ、市場自体がね。あんまりほら市場通さなくても買えるような流通機構っていうの、そういうのが結構確立されてきちゃってるじゃない。もうどんどん大変になってくる。段々売り上げ減ってるし。こんな観光客ばっかりで8割が外人で、そんなヤツ相手にまともなもの売れないから。ホントはイヤなんだ、こういうの。来てほしくないの。ホントのお客さんっているわけ。末端のいわゆる小売屋さんとか飲み屋さんとか、そういうところのお客さんがウチのお客さんなの。そういう人がこういう状況だから来たくないって、仕入れに。相当減ったよ、お客。大口のお客さんは運送屋さん出しで電話注文とかで買ってくれてるけど、毎日来てくれるような小口のお客さんがすごいいなくなっちゃった。人がいっぱいいるから、俺たち繁盛してると思うでしょ、とんでもないよ。冗談じゃない、売り上げが落ちてるの逆に。昔はね、もうすごかったよ。昔って俺が小さい頃ね。物があれば売れたんだから。だから、あちこちで物を探してくるわけ。こういう石油缶って知ってる?あれが銭箱だから。(ジャラジャラ入れる)ジャラジャラじゃない、ドサドサ、札だから。それで入らないから長靴で踏んづけていたの。」

市場の役割も変わってきているんですね。確かに、産地直送やネットで注文、市場を通さずに買えるようになっているので、築地と言えども厳しい状況。観光客が増え、活気があるように見えても、本来のお客様が逃げてしまった。だから、今年の春から、なんとかしようと、観光客向けに【タコの照り焼き】を紙コップに入れて、500円で売ることに。昔は箱で買ってもらって、ドサドサ入っていた銭箱には、ジャラジャラお金が入ってました。

豊洲移転が吉と出るか、凶と出るか、築地場外市場も正念場ですね。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。