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「秋の空気に映える美しいギターの音色と甘酸っぱいメロディ〜最新ネオアコ/ギターポップ」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「秋の空気に映える美しいギターの音色と甘酸っぱいメロディ〜最新ネオアコ/ギターポップ」

【高橋芳朗】
本日のテーマはこちらです! 「秋の空気に映える美しいギターの音色と甘酸っぱいメロディー〜最新ネオアコ/ギターポップ特集」。

【ジェーン・スー】
ネオアコに「最新」がある?

【高橋芳朗】
あるんですあるんです。先週のユーミン特集と打って変わってジェーン・スーさんと堀井美香アナウンサーのテンションが低めですが……。

【ジェーン・スー】
低いんじゃないの、落ち着いているの。秋だからさ。

【高橋芳朗】
そうですか? さっき「菓子パン食って寝たい」っていうぼやきが聞こえてきましたよ?

【ジェーン・スー】
「菓子パン食って寝てー!」って言っていたのは堀井さんです。すごいよね。

【堀井美香】
言ってないよ……言いました(笑)。

【ジェーン・スー】
「菓子パン食って寝てー!」って……中学2年の男子みたい。

【高橋芳朗】
本当に。僕はそんなムードのなかでこれから音楽を紹介していくわけです。

【ジェーン・スー】
なるほど。菓子パンを食って寝ながら聴くネオアコ。

【高橋芳朗】
まずはネオアコとはなんぞや?ってところですよね。ネオアコは「ネオアコースティック」の略。でもネオでアコースティックな名前通りの音楽かというと必ずしもそんなことはなくて。ざっくりと説明するならば、主に80年代のイギリスで流行したギター主体のメロディー志向の強いロック、という感じでしょうか。『生活は踊る』では火曜日にネオアコを選曲することが多いんですけど、80〜90年代にフリッパーズ・ギターを聴いていたような世代から結構な反響をいただいておりまして。

【ジェーン・スー】
曲がかかるたびに「あっ、○○○だ!」ってリアクションがあるよね。

【高橋芳朗】
そう、そこそこ突っ込んだ曲をかけてもツイッターのタイムラインが沸いたりしていて僕はそれをとてもうれしい気持ちで眺めていたんですけど、今回はそんな状況を受けてネオアコ/ギターポップの特集を企画してみました。ただしここでは火曜日にかけているような80年代のものではなく、ここ数ヶ月でリリースされた最新の洋楽からネオアコ的感覚で聴けるものを紹介していきたいと思います。計4曲。で、先ほどお話した通りスタジオ内にテンションの低い人たちがいますが……。

【ジェーン・スー】
そんなことないよ!

【高橋芳朗】
本当に爽やかで心地よい音楽なので「ネオアコって?」っていう方にもきっと楽しんでいただけると思います。今日のこの曇天のなか、ロンドンの街中で聴いているような感覚になれるかもしれない。

【ジェーン・スー】
目を閉じるとそこはピカデリーサーカス……。

【高橋芳朗】
さっそくいってみましょう。まずは男女デュオのアルパカ・スポーツ。ちょっとナメた名前ですが。

【ジェーン・スー】
フフフフフ、本当にこんな名前なの?

【高橋芳朗】
そうなんです。アルパカ・スポーツの「Nobody Cares But Me」。これは先月リリースされたばかりのニューアルバム『From Paris With Love』の収録曲。ただ『From Paris With Love』なんてタイトルなんだけど、この人たちは北欧スウェーデンの出身です。

【ジェーン・スー】
すべてがめちゃくちゃ(笑)。

【高橋芳朗】
すでに二度の来日公演を行うなど、日本でも一定の人気を誇っているバンドです。

M1 Nobody Cares But Me / ALPACA SPORTS

【高橋芳朗】
いやー、爽やかだね。

【ジェーン・スー】
心のなかのチアリーダーが踊りだしました。

【高橋芳朗】
フフフフフ、ロンドンの曇天とチアリーダーの相性はいかがなものでしょう?

【ジェーン・スー】
脱力チアリーダーって感じかな?

【高橋芳朗】
では2曲目。続いてはスイミング・テープス、こちらもちょっと不思議な名前のバンド。

【ジェーン・スー】
みんな変な名前つけてるねえ。

【高橋芳朗】
スイミング・テープスの「Easy Strand」。これも先月リリースされたばかりの最新シングルですね。彼らはロンドン出身の5人組。2016年にデビューしたばかりの若いバンドですが、熱心なネオアコ/ギターポップ好きのあいだではすでに高く評価されている期待株です。

M2 Easy Strand / Swimming Tapes


【高橋芳朗】
続いて3曲目。1〜2曲目が比較的ストレートなネオアコサウンドでしたが、ここからの2曲はネオアコ要素のあるギターポップという感じです。3曲目はスピン(SPINN)。

【ジェーン・スー】
あー、あの雑誌と同じ名前だ。

【高橋芳朗】
そうだね。そのスピンの「It’s Not Getting Better」。これも6月にリリースされたばかりのシングルです。スピンはリバプール出身の4人組。2016年に結成されたばかりなんですけど、BBCをはじめとするイギリスの音楽メディアで絶賛されている注目バンドです。17日には日本企画CDがリリースされる予定で、そのあと23日と26日には初の来日公演を行うことも決定しています。

M3 It’s Not Getting Better / SPINN

【高橋芳朗】
じゃあ最後の曲にいってみましょう。いままではイギリスやヨーロッパのバンドでしたが、最後はアメリカから。ワイルド・ナッシングの「Letting Go」。これは8月にリリースされたニューアルバム『Indigo』の収録曲です。ワイルド・ナッシングはアメリカのバージニア州出身、現在はロサンゼルスを拠点に活躍している5人組で2010年にデビューしました。彼らもすでに二度の来日公演を行っていて、いずれもソールドアウトになっているなかなかの人気バンドです。

M4 Letting Go / Wild Nothing

【高橋芳朗】
というわけで計4組のバンドを紹介してきました。今回紹介したバンド、過去作もすべてハイクオリティな良作揃いなので気になった方はぜひそちらもチェックしてもらえますと。今日のような曇天のもとイングランド気分で聴くのも乙ですが、スカッとした秋晴れのときに聴くのもきっと最高だと思います。菓子パンを食べながら聴いていた堀井さんはいかがでしたか?

【堀井美香】
なんか代々木上原にいる感じがしました。

【ジェーン・スー】
あー、意外と正しいかも。

【高橋芳朗】
正しいかな?

【堀井美香】
渋谷ではなく代々木上原系。

【高橋芳朗】
ちょっと上品な感じがあるもんね。

【ジェーン・スー】
そうね、おしゃれな青春。私たちが共有できなかったもの!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

10/1(月)

(11:09) Slave to Love / Bryan Ferry
(11:22) Method of Modern Love / Daryl Hall & John Oates
(11:34) Love Is Love / Christopher Cross
(12:08) Give it Up / DeBarge
(12:20) Never in Your Sun / Stevie Wonder
(12:49) David / 矢野顕子

10/2(火)

(11:03) My Life/ Billy Joel
(11:30) Wait a Little While / Kenny Loggins
(11:38) Lotta Love / Nicolette Larson
(12:14) Just Like You Do / Carly Simon
(12:24) Day Tripper / James Taylor
(12:49) 魔法のくすり /松任谷由実

10/3(水)

(11:05) Mr. Tambourine Man / The Byrds
(11:21) All I Really Want to Do / Cher
(11:35) Chimes of Freedom / Dino, Desi and Billy
(12:15) Like a Rolling Stone / The Turtles
(12:51) It Ain’t Me Babe /The Silkie

10/4(木)

(11:03) Wild Is Love / Shirley Horn
(11:22) Put on a Happy Face / Nancy Wilson
(11:39) Skyliner / June Christy
(12:13) Rough Ridin’ / Ella Fitzgerald
(12:23) Things Are Swingin’ / Chris Connor
(12:50) Dream a Little Dream of Me / Joni James

10/5(金)

(11:03) Get Down On It / Kool & The Gang
(11:22) All in the Way You Get Down / Ray Parker Jr. & Raydio
(12:09) In The Raw / The Whispers