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#日本死ね でお馴染み「保活」はアナタの問題でもある!

AI時代のラジオ 好奇心プラス

今週は「AI時代の保活」に好奇心!

フロッグマン「伊東さんは将来、お子さんが生まれたら、どんな選択をしたい?」

伊東楓「え~・・・、あ、でも、仕事は続けたいかもしれない!」

フロッグマン「そうなると保育園に頼らざるをえないですよね。
 保活が問題になっている昨今。
 お子さんを持つ方はもちろん、高齢化がすすみ、
      若い労働力が貴重な時代になっていくなかで、
      保育園になかなか入れないと仕事に復帰できない。
      社会全体の問題ですよね。」

10月12日 今週のAIフレンズ

■一般社団法人「ソーシャル・エンパワメント」代表
 保活アドバイザーの【長岡美恵】さん


■AIを保活に利用されている「富士通研究所」の【大堀耕太郎】さん
■「富士通株式会社」の【河野大輔】さん

保活アドバイザーの【長岡美恵】さんのお話

フロッグマン<保育園落ちた日本死ね>というツイッターでのつぶやきで、
 一気に「保活」という言葉が一般化しましたが、
 その後、どのような状況なんでしょうか?」

話題となったのは2年前の出来事ですが、
地方では待機児童って大分少なくなっているんですが、
全国的に都市部では、まだまだ変わってないな、というのが実感ですね。
今後も利用したいという方は増えていくので、
待機児童・隠れ待機児童は増えていくんじゃないかなと。

無償化というのが来年秋にあるので、とても素敵なニュースでがあるんですが、
それによって、より「入れたい」という方も増えると思うので、
より待機児童問題が悪化しないかなと心配しているのが現場の声です。

「保育園に入りやすい人とそうでない人の違いとは?」

認可系の保育園については、「点数」というのが各自治体にありまして。
フルタイム・共働きだと基本的な点数ですね。
更に兄弟を入れていると兄弟ポイント。
認可外に入れていて待っていると、更にポイント。
一番どのポイントが高い人から入っていくんです。

認可外ですと、点数制度はなくて、
先着順だったりグレーな感じなんです。
情報を早く仕入れて行動した人が勝ち取れるというような世界ですね。

私の経験としては、待機児童になって、求職活動をしにいったら、
そこの最終面接で「あなたいつ保育園決まるんですか?」と聞かれて。
こっちが聞きたいよ!という気持ちで。
会社には「まず保育園決めてから求職して下さい」って言われ、
行政には「まず仕事を決めてから保育園申請して下さい」って言われるから、
どうすれば良いんですか?もう人生終わったって思いますよね。

フロッグマン「えー・・・。
 まるで僕のアニメに出てくるような・・・。」

伊東楓「保活アドバイザーとして、
 そういう方が相談にいらしたら、
 長岡さんはどのような事をされるんですか?」

自分の時にこういうサービスがあれば良かったのに、という経験から、
代わりに保育園に電話をかけたり、代行で見学に行ったり、
申請のお手伝いをしたり、足を使って個人向けにやっています。

「希望の保育園に入れなかった方の中には、どんな苦労をされている方がいますか?」

大きく2つあります。
1つは、「生き方を変えた」というパターン。
仕事を辞めざるを得なくなった。求職を諦めた。
正社員からパートに切り替えた。というのは本当によく聞きます。

もう1つは、「無理をしながらの生活」
何駅も離れた場所に預けたり、兄弟でも別の場所に預けたり、
ベビーシッターさんを雇ったり、車の通りの多い場所でも預けたり。
「何の罰ゲーム?」ってみなさん行ってますね。

フロッグマン「保活が大変で子供を産めない、
 そんな本末転倒は社会として許せません!
 皆で一緒に考えていかないといけませんね!」

「富士通株式会社」の【河野大輔】さんのお話

「保活にどのようにAIが利用できるんですか?」

最適な保育所入所選考を実現するAIを用いたマッチング技術を富士通が開発しました。

保育所入所の選考業務では、自治体ごとに決めている申請者の優先順位や、
きょうだいの同一保育所入所希望などの複雑な条件をもとに
申請者の希望ができる限りかなう最適な割り当てを行いますが、
それが非常に大変な作業になっているわけです。
職員10人の人が2週間くらいかけて組み合わせを考えていくわけですが、
それをAIを使うと「3秒くらい」で出来ます。

これによって、早く結果が出るので、
受かった方は早く安心できますし、外れてしまった方は次の行動に早く移せます。
また、自治体によっては希望の園の数が限られていたりと制限があるところが、
より細かい希望を出す事も可能になっていくと思います。

「富士通研究所」の【大堀耕太郎】さんのお話

「このAIにはどういう特徴があるんですか?」

<ゲーム理論>と呼ばれる理論を使用しました。
社会における複数のプレイヤーがいて、選択をする状況を分析する方法なんですが。

例えば「僕とFROGMNANさんがこの放送のあと居酒屋に行くか?そのまま帰るか?」という事を問題にしてみます。2人の性格がさみしがり屋で、1人で飲みに行くのは嫌だなと思っていたらきっと行く可能性は高いですよね。そういう選択肢に対する、好みや希望が分かると起こりうる結果を分析する事が出来るんです。

このゲーム理論を使うと、
優先順位に沿って全員が可能な限り高い希望を叶えられる
割り当て方を見つけることが可能となりました。

「このAIを開発されたきっかけは?」

もともと「九州大学」さんと共同研究をやっていたんですが、
そのテーマが『色々な社会課題を数学で解決していこう』というものでした。
例えば<空港の混雑問題>とか<移住定住の問題>とかその一つだったんです。
ちょうど、その時に「きょうだいが別の保育園に入っている」という問題が
ニュースで取り上げられていて、
「これは我々数学の研修者の出番だろう!」と思い、九州大学さんと始めました。

これからの時代、どんなことを「AI」に期待しますか?

「富士通研究所」の【大堀耕太郎】さん

結局、いま、人が苦労している業務が沢山あると思うんです。
それをAIですると、まず正確に出来ます。
人的ミスも無いので、人がやらなくて良いものはAIに任せ、
人しか出来ない業務に集中できるようになると良いと思います。

「富士通株式会社」の【河野大輔】さん

自治体は色々なデータを持っています。
その人の健康、世帯状況、所得だとか。
そういったものをAIが分析して自治体の仕事に活かしていけると思います。

例えば、データを解析して、こういう人はこういう介護が必要になってくる、
というようなものを導き出す、そんな介護現場での活用法も。
色々なAIの活用シーンがあると思います。

保活アドバイザーの【長岡美恵】さん

やっぱり今サービスをしていて困るのが、
待機児童や隠れ待機児童などの統計情報が自治体によってすごくバラバラなんです。
どの自治体でも同じ基準でカウントされるようなカタチして欲しいですし、
今4月の情報が9月に出たりするんですが、それも早く出さればよいなと思います。
また、保育園の整備について。
どういう物件が良いのか立地条件など、そんな部分でも活用して頂けたらと思います。

フロッグマン「AIが導入されると保育園を運営する側も、保活をする側も、
 すごく透明性のある保活が出来るようになっていきそう!」

ラジコでもお聞きいただけます。http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181012210000

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