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どんな家電もIoTに変える魔法の電池「MaBeee」

森本毅郎 スタンバイ!

最近はご家庭で使う機会が少なくなったような印象もある乾電池ですが、いまじわじわと注目を集めているユニークな乾電池がある、というのです。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!10月23日(火)の放送で、近堂かおりが取材報告しました!

どんな家電もIoTに変える魔法の電池http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181023073454

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

★スマホで操作する電池!?

注目のユニークな乾電池、ぱっと見では、普通の単3電池に見えますが、小さいお子さんが遊ぶような電動のクルマや電車のおもちゃに入れると、スマホで自由にコントロールできるようになるというのです。東京・神田にあるノバルス株式会社というベンチャー企業が開発したというので、代表の岡部顕宏さんにお話を伺ってきました。

岡部顕宏さん
「MaBeee(マビー)という商品です。単三電池の形をしています。ただ、これ自体は電池ケースで、この中に単4電池を入れて使います。そして空いたスペースには細かな無線のアンテナとか電源や電圧の制御装置とかセンサーが取り付けられていて、スマホと連動できる仕組みになっています。単3電池の製品の電池ボックスにこれを入れると、普通は【スイッチを入れると走ります、光ります】【スイッチを消すと消えます、止まります】・・・ですけども、このMaBeeeという製品を電池ボックスに入れると、スマートフォンのアプリとつないで、スマホを振って、振る速さが速いとより速くなったり明るく光ったり、もしくは声で【走れ!】って言うときに大きい声だと速く走ったり、小声だとゆっくり走ったりとか。元々はただ走るだけとかただ光るだけしかなかったのに、電池をMaBeeeに入れ替えるだけでスマートフォンのアプリでいろんなコントロールができるようになるというものです。」

クルマや鉄道のおもちゃで、おもちゃ本体についているスイッチのオン・オフでしか動きを制御できないもの、スピード調節もできないものが、岡部さんが開発した「MaBeee(マビー)」という電池を入れると、スマホでオン・オフが遠隔操作できる。さらにスマホの傾きや振ったときの速さに合わせて電池のパワーを強弱することができるので、おもちゃのスピードを変えることができるようになるんです。

これがマビー。この空いているスペースに単四電池を入れて使います

 

この小さな基盤が、ケース=MaBeeeの中に入っています

 

放送ではスタジオに子犬のおもちゃを持ってきて実験しました。犬のおなかのところにスイッチがあって、これをオンにするとよちよち歩いたり、尻尾を振ったり、吠えたりします。止めるときはおなかのスイッチをオフにします。単3電池2本で動くんですがそのうちの1本を【MaBeee(マビー)】にすると・・・

ぬいぐるみの電池。片方の電池をマビーに変えています。

スマホでおもちゃスイッチのオン・オフができる!

1台のスマホで複数のおもちゃをコントロールすることができるので、新幹線と山手線のおもちゃを同時に動かして、片方は速く、片方はゆっくりということもできる。お子さんとあそんでいるお父さんの方が夢中になるというケースも多いとか。

★おもちゃだけじゃない、MaBeee!

でもこれを使うのは子供中心かな…と思ったら、実は大人・高齢者にもいいんです。再び、岡部さんのお話です。

岡部顕宏さん
「『見守り電池』というのをいま準備しています。テレビやトイレのリモコンの電池を見守り電池に入れ替えていただくと、離れて暮らすご両親の情報がインターネット上で【あ、今日テレビ見てる】とか【トイレ使ってる】というのが確認できますし、あとは例えば2日間テレビ見てないよというと通知が届くんです。だから専用のいろんなセンサーを家中に取り付けるのではなくて、普段使っている乾電池のテレビリモコンとかに入れていただくだけで、さりげなく見守りができる。」

三種類のマビー。水色が今売っているもの。ピンクが見守り電池(来年発売予定)。

例えば田舎のお母さんが朝いつも電池式のラジオを聴いているという方なら、この電池にすれば、【今日も母さんラジオつけて聴いてるな、元気だな】と分かるわけです。

先ほど紹介した「MaBeee」はすでに発売されていて、量販店などでも買えますが、こちらの「見守り電池」は来年発売予定ということ。発売になったら話題になりそうです。

★MaBeeeは世界を変える!?

というわけで、この電池はただの電池ではなくて、家庭にある電池家電を「IoT機器」に簡単に変えることができるの電池なんです。最近よく聞く「IoT」ということと、この新しい電池について、専門家に伺いました。ITジャーナリストの三上洋さんのお話です。

三上洋さん
「まずIoT、Internet of Things、もののインターネットということなんですけど、MaBeeeなら乾電池があるものであればどれでもIoT化することができます。古い機器でも大丈夫なんです。例えばガスコンロであるとか、テレビのリモコンとか、そういったものもIoTとしてインターネットにつなぐことができるんですね。もうひとつ、電池というのは実は世界規格です。世界どこに行っても単1、単2、単3、単4です。ですのでMaBeeeはもしかしたら世界的に通用するIoTのツールになるかもしれません。」

わざわざ新しい機器に買い替えなくてもIoT化ができる!!これは手軽だし、とても便利です!しかも、乾電池は世界規格!!MADE IN JAPANのこの電池が世界を変える可能性は大いにありますよね!!

★机もコップも!?MaBeeeならIoT化ができる!

この電池は、わたしたちユーザー側だけではなくて、メーカー側、それもITとは縁遠かったものづくりの人たちにも、可能性を広げたいと岡部さんは言います。

岡部顕宏さん
「いまお話しているのがすでにある電池製品の電池を交換するだけですよっていうところですけど、もっと今後そのIoTが広がってくると、例えば机かもしれないですし、コップかもしれないですし…いろんなセンサーを積むことも考えられると思うんですね。すると家具メーカーさんとかもじゃあIoTやろうかというときに、難しい開発を普通だとしなければいけないときに、われわれの電池を入れるだけでセンシングもできて通信もできますよということで、そんなことも目指していきたいと思っています。」

実は乾電池は日本人の発明。明治時代に、屋井先蔵(やい・さきぞう)さんという方が発明したのですが、岡部さんの会社は、その屋井さんの会社があった東京・神田にある。偉大な先人のバトンを引き継いで、日本のものづくりを後押ししたいとおっしゃっていました。

ノバルス株式会社の岡部さん

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。