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こどもが大喜び?目黒区に「ヒーローバス」誕生へ

森本毅郎 スタンバイ!

目黒区が11月から「ヒーローバス」というバスの運行を始めるそうです。これは一体何なのか?10月29日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

こどもが大喜び?目黒区に「ヒーローバス」誕生へhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181029073535

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

今回、目黒区が運行を始める「ヒーローバス」は全国初の取り組みということです。ではどんなバスなのか?目黒区・保育施設整備担当課長の吉田武広さんにお話を伺いました。

★公園へ送迎「ヒーローバス」

目黒区・保育施設整備担当課長 吉田武広さん
バスと言っても大きなバスでは無くワンボックスカーを園児専用に改造したもの。園庭のない保育園が増えていて、そこから都立の公園など広い公園に子供を連れて行く用途で使おうと思っている。幼稚園や保育園で自分の園で持っているバスを活用する事例は沢山あるが自治体が用意をして各園でシェアする試みは全国初だと思う。
森本毅郎スタンバイ!

ヒーローバス(目黒区ホームページより)

バス自体はワンボックスカーを改造したもので、保育園児が18人、引率の保育士3人、運転手1人の合計22人が乗車可能。園庭のない保育園の子供を「“広い”公園に連れて行くための“バス”」ということで、「ヒーローバス」と命名されました。

★保育園、たくさん作っても園庭は作れず

ヒーローバス誕生の背景には、「都市部の自治体の多くが抱えている問題」があるようです。再び吉田さんのお話です。

目黒区・保育施設整備担当課長 吉田武広さん
待機児童対策として、目黒区でもここ数年の間に沢山の保育園を開設してきた。ただ目黒区の土地事情から小型の園舎だけで園庭のない保育園が増えてしまった。通常そうした保育園は子供が外で遊ぶために近隣の公園を使っているが、小さかったり中型の公園には様々な園から子供たちが集まってしまう。そうするとお互いに気を使いあったり園が増えるにつれて起こり始めた。それを解消するためのバス運行。

待機児童問題を解決するため、自治体では保育園の開設が進められていますが、特に都市部では用地の確保が難しく、園庭のない保育園が増えているそうなんです。目黒区内でも私立保育園35園のうち8割にあたる28園で十分な広さの園庭がない状況…。

さらに、目黒区内にある「都立駒沢オリンピック公園」や「林試の森公園」などは世田谷区や品川区の区界にあるため、区の中心部にある保育園からは遠くてなかなか利用できない現状があるようなんです。待機児童問題を解消していく中で出てきた“新たな課題”とも言えそうです。

★近くの公園は、他の園とゆずり合い

そうなると、近場の公園に徒歩で連れて行くことになりますが、今度はその公園が混みあう事態になっています。区内の保育園に現状を伺いました。目黒区役所の駐車場の一部を転用して去年4月に開園した認可保育所「中目黒ちとせ園」の河村美雪園長のお話です。

中目黒ちとせ園・園長 河村美雪さん
どこの公園に散歩に行ってもどこかの保育園がいる感じで、小さい子がいると気を付けて遊ぶように声を掛けたり、帽子の色が同じだと紛れてしまうので帽子を裏返して白に変えて見失わないようにする。あとは遊ぶ時間を早めに切り上げたり近くの公園に移動するくらいしか出来ない。お互いさまの部分もあるが伸び伸び遊ぶのは現状厳しい。
森本毅郎スタンバイ!

中目黒ちとせ保育園(目黒区役所の駐車場を一部転用して建てられた私立認可保育所)

森本毅郎スタンバイ!

園庭はわずかこれだけ。徒歩圏内の近くの公園に連れて行くことが多いそうです

どこの保育園でも子供たちを散歩に連れて行くのは10時~11時くらいの午前中に集中するため、他の保育園とバッティングする事はしょっちゅう。お互い譲り合いの気持ちを持って子供たちを遊ばせているのが現状のようです。河村園長は、ヒーローバスの運行で少しでも子供たちがのびのびと遊べる機会が増えて欲しいと話していました。

★支援はクラウドファンディングで

こうした期待を背負って来月から運行が始まる目黒区のヒーローバスですが、まだ運行するのは1台のみで1日3園の利用を想定しているという事です。ただ、目黒区の吉田さんは、今後を見据えた取り組みをすでに始めていると教えてくれました。

目黒区・保育施設整備担当課長 吉田武広さん
いまクラウドファンディングを活用してふるさと納税の仕組みの中で寄付を募っている。寄付の目的はお金を集めるのも1つだが、都会の保育園の事情を多くの人に知ってもらいたい。実際に子育て世代でなくても応援したい人はいると思うので、クラウドファンディングの仕組みを作った。集まったお金や応援の気持ちを糧に、増車をする計画です。

この取り組みは寄付なので返礼品はないそうですが、今年の末まで募集して、来年度には2台体制にしたいと仰っていました。

目黒区の「ヒーローバス」のふるさと納税に興味のある方は、区のホームページをご確認ください。

(「目黒区」「ヒーローバス」「クラウドファンディング」で検索、または下記URLで)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/zaisei/kifu/cf-project.html

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!