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おすすめラジオクラウド 問わず語りの松之丞「チコちゃんに叱られる」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第33回目。
今回は『神田松之丞 問わず語りの松之丞』より「『チコちゃんに叱られる』出演裏話」です。

NHKの大人気情報番組『チコちゃんに叱られる』に神田松之丞さんが出演! 実は『チコちゃん』番組開始当初から出演オファーがあったという松之丞さん。他の番組への仁義もあってなかなか出演が叶わなかった件や収録現場の模様などについて話していました。


神田松之丞:またたぶんね、これで火がつくようなことが起こると思うんですけど、何とね、お化け番組にね、今回呼ばれることになりまして。まあ皆さん知ってると思うんですけどね、『チコちゃんに叱られる』っていう番組があるんですよ。NHK。これが攻めた番組らしくって、まず『チコちゃんに叱られる』っていうのが数字が13.9かな? この前で。だから月9並に取ってるらしいのよ。それがもう、その番組が5歳児のチコちゃんが決め台詞が「ボーっと生きてんじゃねーよ」っつって、雑学を紹介するみたいな感じらしいの。

で、こんなの結構よくありそうな番組じゃん。俺ね、これ内輪話をしてどこまでしていいのか分かんないんだけど、元々TBSで『この差って何ですか?』っていうのがあったのよ。で、同じようにやっぱり雑学を扱った教養番組。で、俺はそっちの方で講談で解説で出てさ、「これの由来はどういうものですか?」とかっていうのを講談でちょっとやるみたいなのをやっていたの。で、VTRで3回か4回か出たのかな? 『この差って何ですか?』の方に。で、その時に、実はもうほんと数ヶ月前ですけど、『チコちゃん』のオファーがあったんですよ。

で、俺は律儀な男だから『この差って何ですか?』のディレクターに「これちょっと全く同じような感じの、まあチコちゃんというキャラクターはいないにせよ、同じような番組からオファーが来たんですけど、どうしたらいいですか?」っていう風に聞いたの。『この差って何ですか?』のスタッフに。したら女性の方だったけど、「それはもう松之丞さんが最終的に選ぶことなんですけれども、でも私からしたら本当に申し訳ないんですけど、加藤浩次とねチコちゃんは岡村(隆史)さんだから。『この差って何ですか?』は加藤浩次だから、このもともとフジテレビで一緒にやっていた『めちゃイケ』のメンバーが仲違いするみたいな、その同じような趣旨の番組をやるっていうのは私いかがなものかとそもそも思ってました。

なんかちょっとネタも被ってるところも大変多いですし。正直、松之丞さんは『この差って何ですか?』の方に私はいちばん最初に出ていただいて。松之丞さんはこの番組の宝だと思ってます。ものすごい宝だと思ってるんで、『チコちゃんに叱られる』に出る……それは最終的には松之丞さんが選ぶことなんですけども、ちょっと正直悔しいです。こんなこと言っちゃいけないのかもしれない。私は。でも、私は宝だと思ってるから……ああ、でも言っちゃいけない! 言っちゃいけないけれども……松之丞さん、汲んでください」っていうメールが来たの。

で、俺もさ、そんな女に言わせちゃったら、「わかったよ。宝なんだろ? じゃあ『この差って何ですか?』に出続けるよ、『チコちゃん』を断るよ」っつって。で、『チコちゃん』の方には丁重に断って。「実は趣旨が同じ番組でね、僕は『チコちゃん』に出たい気持ちはあるんですけど。とにかく大変なの。メールで引き止められちゃって。だから二つに出るっていうのはまあこれは、メディアを知らないけどルール違反なの? だったらルールを守るよ、俺も。事務所もないしさ。だから、ごめんなさい。また機会があったら。『この差って何ですか?』が終わったらね、出ます。それでちょっと勘弁してください。ねえ、チコちゃん」なんてことを言っていたんだけど……その後、一切『この差って何ですか?』に出なくなってて。

ちょっと待てよ! 俺、仁義切ったじゃん? 『チコちゃん』断ったじゃん、俺。ふざけんなよ! あんだけ加藤浩次と岡村隆史が仲違いしちゃいけないとか、同じような番組を作る『チコちゃん』側のスタッフに関しては「もちろん何も言えない。私はそんなこと言う権利はないですけど、松之丞さんに残って……ああ、言えない!」みたいなことを言いやがったんだよ、あいつ! どうなってんだよ、ふざけやがって!って思って。で、俺はプンプンしていたの。(玉川)奈々福姉さんと一緒で。また俺、なんか女にいいように手玉に取られてるじゃん!って思って。

そしたら再度『チコちゃん』からオファーが来たんだよ。たぶん『チコちゃん』サイドも思ったんだろうね。「あれ、最近出てない」って。あいつらも思ったんだよ。もう全然『この差って何ですか?』よりも『チコちゃん』の方が上でしょう? いま。俺、1回裏切られたから、もうどんどん言ってくよ、そういうのは。その時に、デカくなった『チコちゃん』に……だって、その時にオファーが来た時は第一回目ぐらいの『チコちゃん』だから。番組立ち上げの時に俺を呼ぼうってなっていたのよ、『チコちゃん』サイドは。で、『チコちゃん』が大ヒットして、それでもう膨れ上がって13.9とか取ってる、その時に。もうTBSの『この差って何ですか?』に捨てられた俺を『チコちゃん』側が……大きくなった『チコちゃん』がもう1回、「出ていただけませんか、松之丞さんの力が必要なんです」って言われたの。

出るよ。出る。出る、出る! 「俺を必要としている人のところに出るよ、俺!」っつって。で、『チコちゃん』側にしてさ、番組の条件とか言われてさ。打ち合わせみたいなのをするんだよ。する時に『この差って何ですか?』の時もVTRで「この話の由来は?」とかを講談でやるんだけど。もう俺も正直、それを覚えるのが嫌なわけよ。とにかく。面倒くせえじゃん、覚えるの。なんか嫌じゃん。本当に嫌だから、俺。そういう覚えるの。自分の講談以外で何か覚えるって作業が苦痛なんですよ。だからさ、冷静に考えたら、普通の事務所に所属してるタレントだったら『チコちゃん』ぐらいのお化け番組だったら死ぬ気で、命かけて稽古とかすると思うのよ。

で、「自分の出る番をできるだけ増やしてください」みたいなオファーだって事務所サイドはすると思うよ。『チコちゃん』ぐらいだったら。でも俺が言ったのは「できるだけ喋りたくない。とにかく削るだけ削ってください。出たっていうだけがいいから。出たっていうだけでいいです」っつって。向こうもちょっと驚いてたけど。で、その時の担当の人がさ、俺はとにかくその人が好きだったっていうのもあるんだけど。『ENGEIグランドスラム』を担当してる男性の方だったのよ。で、その人はいまもうフジテレビの方はちょっと辞られてNHKとかに初めて来てるらしいんだけど。

その人が超優秀な、ヤブキさんって言ったかな? 男性の、金髪なんだけど。俺、唯一好きな金髪かもしんない。あの人が。どいつもこいつもクソみたいなやつばっかりだと思っているけど、唯一まともな金髪がヤブキさんなの。で、だからヤブキさんは『グランドスラム』で俺を見て、気に入ってくれたのかな? で、それでまた『チコちゃん』でも使おうっていうことだったと思うんだけど。「でもね、違うんですよ。松之丞さん。これね、岡村さんと……」って。その時はゲストは的場浩司さんと鈴木杏樹さん。このゲストもまたいいなと思ったんだけど。あと、チコちゃんね。5歳児の。「……ゲストとチコちゃんに急に講談を見せるっていう感じにしたいんですよ」って言うのよ。

「えっ、どういうことですか?」っつったら、「こう幕が張ってありまして。『この文言の由来は?』って言った時に、『その文言の由来は私が話しましょう!』みたいなのをマイクで言ってもらったら、カーテンがスーッと開いていって。ズーッと高座が前に出て、岡村さんのところに行って、ターン!って張扇を叩いて、『その話の由来の一席は……」っつって2、3分やってくださいっていう趣向なんで。松之丞さんのあの『鳴門秘帖』でやってた2行をやるたびに『編集で何とかしろ』っていうのはできないんです」っていうのよ。

「おい、マジか! 俺の得意技、できないのか?」と。あのなんの反響もなかった『鳴門秘帖』ですよ。世の中に。地方に行った時に爺さんが「『鳴門秘帖』、よかった」って言う、もう感性が死んでるやつが声を掛けるぐらいの。東京では何の影響力もない『鳴門秘帖』のあのやり方を、俺はもう1回再現したかったんだけど、できないっていうのよ。岡村村さんに見せてほしいからっていうの。俺それ、3分ぐらいやれって言われたんだけど……そのなんか変な由来とかしゃべりたくねえじゃん、別に。どうしようかな? オファー、うーん……ってなったの。

でもまあとにかくさ、もう『この差って何ですか?』のやつらにさ、「ああ、やっぱりあの人が必要だった!」って言わたいじゃん? 悔しいから。捨てられて。メディアにもう捨てられたから。俺は。『この差って何ですか?』の方に。だから『チコちゃん』の方に拾ってもらったから、そこで何かがんばりたいいう再生工場みたいな気持ちで。「じゃあ、わかりました。俺、ヤブキさんが言うなら、『グランドスラム』のヤブキさんを信用していますから。やります。じゃあ、3分覚えてきますよ」って言ってさ。

で、やっぱり前日とかにメールが来たよ。「松之丞さん、どうなってます?」って。で、やっぱり覚えてなかったんだけど、それはもうしょうがないんだよ。もう子供がさ、夜泣きが……とにかく、なんであいつら、あんなに泣くのかね? 俺が持つとさ、もうなんか完全に血が繋がってないみたいな泣き方するけど。気のせいかね? 完全に俺じゃない感じ、あるよ、あれ。こうやってながら。もう全然なんかあいつらもうとにかく。で、カミさんはカミさんでとにかく子供の啓発書みたいなのを読んでるからさ。あいつは左脳で勝負してくるから。俺はそのフィーリングで行っているからさ。子育てに関して。

こいつがどういう気持ちかっていうのを、猪木みたいなもんで。野生の熊に対峙するみたいなもんで、フィーリングでどうやっていくか?っていうのを……まあ、いまのたとえも一切わかんないけど。まあ、だから言い訳をいっぱい考えて。でもさ、子供を言い訳に使うって最低だよね。お前が仕込んどいて。だから、こんな言い訳しちゃいけないんだけど。稽古の時間もなく。しょうがないよね、これは。で、そのままNHKに行くんですよ。勝手知ったるNHKにね。

まあ、現場でなんとかしようと思って。俺、もうそれは岡村さんに喜んでもらおうみたいナノ、あるからさ。で、ヤブキさんがもういてさ。「よろしくお願いします」なんつって。で、1回ちょっとヤブキさんに見せようと思って、リハで見せたの。そしたらもうヤブキさんの表情の固いこと。「固いなー」と思って。「固いよ、固いなー、これ」と思って。「どこがダメですか?」っつったの。そしたら「これこれこういう風に直した方がいいですね」って。演出が上手いからさ。で、ちょっと一生懸命そこで覚えて、やりましたよ。あれ、緊張するね。なんかNHKっちゅーのはさ、『チコちゃん』ぐらいになるとやっぱりもう視聴率いいから、みんなスタッフもテンション高いわけ。

で、やっぱりそのカーテンがしてあって、もう本番が向こうで始まってんのよ。で、もうチコちゃんがさ、こうやってウワーッて動いてんの。で、もうとにかくね、この番組がすごいっていうのはそのチコちゃんがさ、あれはどこまで言っていいのか分かんないんだけど。チコちゃんって木村祐一さんが声を出してんのよ。そこまで多分言っていると思うんだよね。で、その木村祐一さんの声に合わせてチコちゃんがものすごく動くわけよ。っていうか、まあ中に入ってる人が動くの。で、その中に入ってる人がまた超伝説の人みたいな感じで。で、その収録とか、チコちゃん着ぐるみだからさ……そこまで言っていいの? まあ、「着ぐるみだ」と俺は思ってるけど、違うかもしれない。分かんない。俺は35年、生きてきた中で多分チコちゃんは着ぐるみだと思うけど。まあ、どうかわかんない。それ、本当は知らないよ。それは。直接は聞いてないから。

ただその、多分中に入ってる人が疲れるっていう理由で1時間ぐらいするとチコちゃんの休憩タイムが始まるのよ。1回こう、頭を置いて。「グーッ」って。「疲れた」っていう顔をして。なんかベッドみたいなの置いてあるんだけど。簡易なソファーみたいな。そこでチコちゃんが足を伸ばしてずっといるみたいな感じでさ。でもその収録もなんかすごく、視聴率もいいし。木村さんも面白いしさ。岡村さんも的場さんも鈴木さんもなんかすごいいい感じで。NHKのスタッフもいい感じでさ。

で、いよいよ、その文言は言えないんだけど「これについて語ります」みたいなので俺の出番が来るのよ。で、VTR明け。「10秒、9、8、7、6……」って女性スタッフが言って。「ゼロ……ここで言ってください」みたいな時に俺が、「そのお答えは、私がしましょう」「えっ、えっ、ええーっ!?」みたいに岡村さんとかがなって。幕がスーッと開いて、もうスタッフが後ろから俺の高座をググーッ!って押していって、いよいよ講談をやるんだよ。で、これが3分やるんだけどさ、もうなんて言ったらいいのかな? これ、ラジオ的にはさ、あんまり面白くないんだけど……無難に終わりました。60点ぐらいで。

ただ、なんだろう? スタッフさんとか岡村さんとかが一生懸命笑おうとするんだよ。で、俺は完全台本でやってるんだよ。言い訳すると、完全台本でやっているんだけど、その笑おうとするそのなんか、保護されてる感じ。なんだろう? 俺が大ベテランになって、大ベテランのもう全盛期過ぎて、60とか70の一応はお笑いを名乗ってる、「ああ、これはなんとなく笑っとかなきゃいけないんだろうな」っていう笑いな感じ? ロートルをなんとかしなきゃ!っていう笑いなのよ。で、終わって。チコちゃんこと木村祐一さんにもご挨拶して。「お疲れ様でした」って言ったら、なんかもう半笑いだったね。

岡村さは優しくって。まあ、木村さんも優しかったんだけど。岡村さんは、ラジオで俺のことに触れてくれたから。「ああ、ねえ。ラジオ、なんか神田さんとか言うのは大変失礼だったんですよね。申し訳ございません。本当になにもそんなことを知らなくて……」って言ってすっごい優しくって。鈴木杏樹さんも的場浩司さんも優しかったな。でもなんか俺、手応えないままさ、なんか60点ぐらいだったな。こんなだったらもうゼロか100だったら最高だったのに……って思ってたけど。なんかスタスタしながら。で、ヤブキさんは「よかったですよ」なんて言いながら『チコちゃん』収録したな。

で、なんかそれがね、『チコちゃん』の収録ってだいたいね、やる2ヶ月前ぐらいに収録するんだって。っていうのは、後でまたなんかいろいろ細かい編集とかがあって。チコちゃんをいろんな風に動かしたりとか直したりとかするから。だから2ヶ月の前のをだいたい編集なのかな? 収録で。だからまあ、それも放送されるのも一応年内っていうことは決まってるんですけど。ぜひぜひ僕の勇姿とね、あとはものすごい超ロートルみたいな扱いをされてる俺の勇姿をね、是非見ていただければな、なんてことを思います。まあ、もうこれで多分呼ばれることはない空気は出てました。だから『この差って何ですか?』浪人と『チコちゃん』浪人ということで。新しい主君を探しています。CMです。


いまのところ、まだ放送されていない神田松之丞さん出演の『チコちゃんに叱られる』。超ロートルのような扱いになっている松之丞さんの勇姿、早くみたいものです!

問わず語りの松之丞「チコちゃんに叱られる」

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