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文句はやってから!早稲田 大隈商店会の消費税増税対策

森本毅郎 スタンバイ!

増税前にキャッシュレス決済実験を始めた商店街について11月1日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

文句はやってから!早稲田 大隈商店会の消費税増税対策http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181101073348

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

きょうは、商店会の大きな挑戦を取材してきました。それは、早稲田にある「大隈商店会」というところですが、まずは、ちょっと新しいイベントを行ったんです。どんなイベントなのか、中心で企画した「こだわり商店」の安井浩和さんのお話です。

★商店会が、QRスタンプラリーを実施!?

「こだわり商店」 安井浩和さん
早稲田大隈商店会では、各商店会の加盟店舗にお客さんが来て、スマホでブラウザを立ち上げていただいて、QRコードの写真をとると、そのブラウザにスタンプが押されるという企画で、それを10個ためると、もれなくプレゼントがもらえるという企画で今回QRコードスタンプラリーをさせていただいております。

お客さんは、まず利用前に、キャンペーン用の特別サイトで会員登録します。そして、各店舗には、それぞれのお店の「QRコード」が貼られていますのでその特別サイトからスマホのカメラを起動させてQRコードを撮影すると、スタンプゲット。10個たまると、商店会でのみ使える商品券と交換できるんです。

お客さんは、なんとお買い物しなくても、ポイントを貯められるので、きのうも、大勢が各店舗の前でパシャパシャして大盛況。ただ、このイベントは1週間実施しましたが、昨日で終わってしまったんですが・・・

伺ってみると、商店側の本当の目的はスタンプラリーではなく、これからなんです。どういうことなのか、再び、安井さんのお話です。

★本当の狙いは「キャッシュレス決済実験」

「こだわり商店」 安井浩和さん
QRコードスタンプラリーをやることで、QRに触れてもらうということから、我々各お店で、QRコードを使った決済をどんどん導入しているので、我々の商店会として、増税になるときに、このQRコードを使う世の中が絶対増えていくので、どんどんキャッシュレスに取り組んで、何が問題なのかを議論する場を作っていくと。なってから考えるんじゃなくて、なる前からということで、いろんなお店でも実証実験としてできるんじゃないかと思って、やってみようと。やらないで知ったかするよりは、やって合わなければ止めればいいと思ってました。

今回のイベントで、まず皆さん、商店会でスマホを出すクセができた。そして、イベントでは、会員登録した際に商店側は、利用者のメールを登録してもらっていたんです。この組織化がイベントの狙い。今後は、そこにメールで「キャッシュレス実験やってる」と情報発信する、というわけです。

これまでも実験はしてましたが、今回のイベントでさらに認知浸透させた。なので今度は、キャッシュレス決済で、再び商店に戻ってきてもらう作戦。

キャッシュレスと言っても、クレジット決済ではなく、さらに進化していて「アマゾンペイ」やドコモの「d払い」、さらに「アリペイ」など世界標準!

というのも、来年予定されている消費税10%への増税の時に、政府はキャッシュレス決済導入に向けて国会議論を進めています。そこで、決まったときに、商店会が取り残されてはいけない、ということで、自らキャッシュレスサービスの検証にむけて動き出したということなんです。

★「QRコード決済」利用者はどう思っているのか?

では、実際、こうして始めたQR決済のキャッシュレス実験。すでに、スタンプラリーの際に、利用している人がいましたので・・・皆さん、どう思っていたのか、お客さんの反応をうかがいました。

●「きょうはたまたま営業でふらっと。今回、こちらの商店会がキャッシュレス導入しているお店があるので来た。
●「きょうは仕事でふらっと、栗ぜんざい。好きなんで。アマゾンペイで。全体的にキャッシュレスになってきてますし、あまり財布を出すことがない。持ち歩かないまではないが、たまに忘れるんですけどそんなに困ることはない。
●「(Where are you from?)チャイナ (このお店でQRペイ使いました?)英語で・・I use WeCaht I used one time 初めてウィーチャット使った。
●「学生です。QRコードで決済ってあんまり見なくて、最先端かなと思うけどアマゾンペイは使ってない。やっぱり、アマゾンペイとかアップルペイとかいちいちアカウントとか作るのめんどくさい。日本人はクレジットカードは持つけど、アップルペイとか持たない。バーコードも中国で聞きますけど、日本で見たことないし、それが日本人との文化の違いかなと思う。

実は、今回取り組んだ背景には、「中国の方」がかなりターゲットでした。というのも、早稲田大学の隣に位置するので、中国からの留学生が多く住む。中国では、7割の買い物が「アリペイ」「ウィーチャット」というほど普及そういう意味で、今回の実験で、中国人の方や、サラリーマンのような、感度が高く、安井さんの八百屋さんや、整骨院では売り上げが上がったんです。ということはこの企画、大成功かと思ったんですが・・・実験を通して、お店側からこんな課題も見えてきました。

★実証実験で見えてきた課題

●「定食屋です。全員が全員同じスタイルなら別ですけど、突然一人ぽこっと来られると、じゃ、機械を取り出してっていう。本当に1時間でぎゅっと、お客様が来るので、仕事が2つになっちゃうと難しい。現金決済とQR決済って2つの仕事ですね。
●「肉屋です。うちは、現金で仕入れもやっているので、現金のタイムロスがあるんで、モノは全部現金で仕入れてるから、決済も現金でお客様とやればタイムロスがないが、今だと「ペイペイ」だと1万円たまると振り込み「アマゾン」は45日寝かせます、「ウィーチャット」は営業日3日かな、細かく銀行に振り込まれるのでお金が寝ちゃう、それから手数料の問題も不安。手数料が発生すると、1年間はタダで導入してるけど、1年過ぎて、手数料が2%、3%とられるとちょっと問題あるなと考えている。

実は今、QR決済会社(アマゾン・アリペイ・ペイペイなど)は、日本での普及中なので、お店が導入するとき、店の手数料負担はほぼ0%。一方、クレジットカードは、現在負担が2~3%なので、商店会では導入無理。なので、QR決済も、クレジットカード並みに手数料が上がってしまうと、大手ではない商店会のお店では、負担が苦しくやっていけないという事でした。

竹内紫麻