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「秋に聴きたい最新AOR/シティポップ特集」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「秋に聴きたい最新AOR/シティポップ特集」

秋に聴きたい最新AOR/シティポップ特集http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181103123813

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りします! 「秋に聴きたい最新AOR/シティポップ特集」。現在世界的にリバイバルしているAOR/シティポップ。このコーナーでもたびたび特集を組んでいますが、今回は計4曲、すべて新譜で統一してみました。さっそく曲を聴いていきましょう。

【ジェーン・スー】
よろしくお願いします。

【高橋芳朗】
まずは今回の特集のきっかけにもなりましたオランダのシンガーソングライター、ベニー・シングスのニューアルバム『City Melody』から「Late at Night」を。9月に来日した際にはTBSラジオ『アフター6ジャンクション』でスタジオライブを披露してくれました。あれは素晴らしかったなー。

【ジェーン・スー】
ねえ。ベニー・シングスがスタジオライブやるなんてびっくりしたよ。

【高橋芳朗】
そのときは僕もベニー・シングスの魅力を紹介するガイド役として番組に出演したんですけど、彼のパフォーマンスを目の当たりにして「これはぜひ『生活は踊る』でも紹介したい!」と思っていたら……早いもので2ヶ月が経過しました。

【ジェーン・スー】
フフフフフ……早いね。

【高橋芳朗】
このベニー・シングス、『アフター6ジャンクション』出演時にも触れましたが日本のミュージシャンのあいだでも非常に人気が高い人なんですね。これまでに共演したミュージシャンは、安藤裕子さん、土岐麻子さん、スキマスイッチ、cero、コーネリアスなど多数。まさに日本人が考える理想的なAOR/シティポップ像を体現するアーティストと言っていいんじゃないかと思います。

M1 Late at Night / Benny Sings
LATE AT NIGHT

【高橋芳朗】
うん、めっちゃ爽やか。

【ジェーン・スー】
なんと親しみの持てる曲なんだ……初めて聴いたとは思えない!

【高橋芳朗】
フフフフフ、曲がかかっているあいだにそんな話をしていました。では2曲目、2曲目はカイナルの「Folds Like Origami」。直訳すると「折り紙のように折る」というちょっと変わったタイトルの曲です。このアーティスト名の「カイナル」はハワイ語で「波」を意味するそうですが、その名の通りハワイ生まれハワイ育ちのシンガーソングライター、トレント・プラルのソロプロジェクトになります。まさにハワイのそよ風を運んでくれるような爽やかなアップテンポなんですが……これがもうね、まだまだ世の中捨てたもんじゃないってぐらいにいい曲(笑)。

【ジェーン・スー】
フフフフフ、じゃあ聴くよ!

M2 Folds Like Origami / Kainalu

【高橋芳朗】
続いて3曲目にいってみましょう。3曲目はロンドン出身の4人組バンド、PREPの「I Can’t Answer That」。これは11月9日にリリースされる彼らの新しいEP『Line by Line』の収録曲なんですけど、なんとこれが世界初オンエア。レーベルの方にお願いして現地スタッフにかけあっていただきました。

【ジェーン・スー】
おー!

【高橋芳朗】
このPREPはロンドン出身ながら非常に日本のシティポップに近い感覚を持ち合わせていて、実際に日本のシティポップを結構聴き込んでいたらしいんですね。そんな音楽性もあって、まだEPを2タイトルしか出していないにも関わらず日本でもすごく人気が高いんです。実際、5月には早くも来日公演を行ってるんですよ。

【ジェーン・スー】
なるほど、注目ですね。

M3 I Can’t Answer That / PREP
Line By Line(ボーナス・トラック3曲・解説・歌詞・対訳付き)[ARTPL-108]

【ジェーン・スー】
これは好きな人たくさんいるんじゃない? すごくポップだね!

【高橋芳朗】
じゃあ最後、最後は日本のシティポップから選んでみました。10月24日にリリースされた高橋ユキヒロさんのアルバム『Saravah Saravah!』より「La Rosa」。これは40年前の1978年、当時26歳でまだYMO結成前の高橋ユキヒロさんがリリースしたソロデビューアルバムにして名盤『Saravah!』のボーカルパートを全編レコーディングし直して、新たにマスタリングを施した新装盤になります。要は、オケは40年前のまま。坂本龍一さん、細野晴臣さん、山下達郎さん、高中正義さん、吉田美奈子さん、加藤和彦さんなど、錚々たるミュージシャンがつくり上げた40年前のオケに、いまのユキヒロさんの歌が乗っかっているという、そういうアルバム。それでね、これがもう本っ当に素晴らしい!

【ジェーン・スー】
はい、正座して聴こう!

【高橋芳朗】
もしかしたらこっちの新装盤の方がいいんじゃないかってぐらいに素晴らしくて。26歳のときに歌ったそのままのバッキングでいまの60歳になった自分が新たにボーカルを歌い直すなんて、ものすごくロマンティックな行為じゃないですか? そのロマンティックなコンセプト自体がこのアルバムの粋な魅力に拍車をかけているところがあるんですよね。オリジナルと聴き比べると、ちょっとウルッときちゃうぐらい。

M4 La Rosa / 高橋ユキヒロ
LA ROSA

【高橋芳朗】
というわけで、新装版『Saravah Saravah!』より加藤和彦さんとの共作による「La Rosa」を聴いてもらいました。

【ジェーン・スー】
いやー、シティポップっていうのはもう何十年も前からこうして根付いていたんですね。

【高橋芳朗】
そうだね、しかもまったく色褪せていないという。40年前、26歳のユキヒロさんのちょっと青さが残る『Saravah!』もすごく素敵なんだけど、少し枯れ始めてきたいまの歌のほうがこのアルバムの音楽性にはフィットするのかもしれないね。確実に新しい良さが引き出されていますよ。

【ジェーン・スー】
これは堀井さんも好きそうですよね。

【高橋芳朗】
あー、この『Saravah Saravah!』を聴きながらドライブなんていいんじゃないですか?

【堀井美香】
(現在の高橋ユキヒロさんの写真を見て)ああ、いいですね。私の好きな写真集に出てきそう。

【高橋芳朗】
そっか、堀井さんはロマンスグレー好きの老け専だもんね。

【ジェーン・スー】
堀井さん、いま完全に高橋ユキヒロさんを容姿で判断しています……ルッキズムです!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

10/29(月)

(11:07) All Right / Christopher Cross
(11:22) Don’t Talk / Larry Lee
(11:32) Danger / Sharon O’Neill
(11:40) Huggin’ / Dara Sedaka
(12:15) I Gotta Try / Kenny Loggins
(12:25) No Such Luck / Michael McDonald
(12:52) Angela / 尾崎亜美

10/30(火)

(11:05) Rock Steady / Aretha Franklin
(11:23) Use Me / Bill Withers
(11:36) She’s Not Just Another Woman / 8th Day
(12:13) What Goes Around Comes Around / Michael Jackson
(12:23) One Monkey Don’t Stop No Show / Honey Cone
(12:51) ハレルヤ・デイ / フィンガー5

10/31(水)

(11:07) Spooky / Dusty Springfield
(11:24) Who Can I Turn To / The Peddlers
(11:36) Tennessee Waltz / Manfred Mann
(12:13) See Saw / Georgie Fame & The Blue Flames
(12:51) I’m a Man / The Spencer Davis Group

11/1(木)

(11:04) Think Happy / Steve Lawrence & Eydie Gorme
(11:24) Zazueira / Elis Regina
(11:39) Por Quem Morreu De Amor / Claudette Soares
(12:14) Today It’s You / Triste Janero
(12:50) Whatch What Happens / Chris Montez

11/2(金)

(11:04) I’m Every Woman / Chaka Khan
(11:38) Under Your Spell / Phyllis Hyman
(12:16) It Seems to Hang On / Ashfrod & Simpson