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無人レジを体験。決済だけじゃない!ITが人に気配りも!

森本毅郎 スタンバイ!

人手不足などを背景に、いろんなお店に導入が検討されている無人レジや無人店舗について、11月8日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

 

まずは、最近話題になっている、駅のホームにある無人店舗「TOUCH TO GO」について。オープンから3週間経ったということですので、評判はどうか?JR東日本スタートアップ株式会社・マネージャーの阿久津智紀さんに伺いました。

★事前登録不要!赤羽駅の「無人レジコンビニ」

JR東日本スタートアップ株式会社・マネージャー 阿久津智紀さん
赤羽駅の5・6番線ホーム上にある無人AI決済店舗で、主に紀伊国屋の食料品、飲料やお菓子、パンを扱ってます。今回のコンセプトはレジを無人化するということで、決済の部分を無人にしています。カメラの画像認識を使い、それをAIで分析することによって人の追跡や商品の認識を行なっています。天井に付いているカメラと棚についてるカメラで約100台。お店の実証実験を始めたのが10月17日からで、約2ヶ月間実証実験としてお店を開けます。非常に「複雑な動き」をして頂けるお客さんもいますので、非常に良い実験になってると思います。例えば、2人で入ってきて、持ってる商品を相手に手渡ししたり、なかなかシステム上追いかけるのが難しい動きをされる方もいて、まあたぶん関係者の方だとは思うんですが、システムの課題が見つかって非常に良いかなと思います。
森本毅郎スタンバイ!

無人決済店舗「TOUCH TO GO」は、赤羽駅の5番・6番ホームにあります

JR赤羽駅のホーム上にある、AI技術を用いた無人決済店舗「TOUCH TO GO」は、サインポスト株式会社の「スーパーワンダーレジ」というシステムを導入していて、カメラが人の動きを追跡します。そして手に取った商品を認識し、購入額の計算から決済まで行います。

実証実験が開始されてから、およそ3週間の段階でしたが、予想を遥かに上回る人数が利用していて、注目度は抜群のようです。当初は認識できなかった人の動きなどもAIがどんどん学習することで、認識精度が高まっており、意地悪な動きをする人にも対応が進んできたということでした。

★商品を取って出口でSuicaをタッチ!

そこで、実際に買い物を体験してみました。

無人決済店舗「TOUCH TO GO」体験中
では早速入ります、「カードタッチでドアが開きます」とありますので、Suicaをこちらの機械にかざします。ドアが開きました、では入店します。ホームの中のコンビニなので面積は広くないのですが、飲料とかパン、グミや飴などお菓子類も揃っていますね。バウムクーヘンチョコ味、チョコレート、そしてエナジードリンク、この3点を手に取りました。そして、出口に行くとモニターに合計金額が!あとはSuicaなど電子マネーをかざして支払い完了。(ピピッ。ありがとうございました、ゲートをお通りください)ゲートが開いたので退店します!
森本毅郎スタンバイ!

お店の出口にあるゲート

森本毅郎スタンバイ!

手に取った商品の一覧が、モニターに表示される

森本毅郎スタンバイ!

買ったもの3点

今回は様子を伝えるためにゆっくりと店内を回りましたが、普通に買おうと思えば入店から退店まで30秒もかからなさそうです。手に取ったものを一旦棚に戻しても、しっかりと認識してくれました。

また、現状は実証実験なので、お客さんの案内係や品出し補充係などスタッフは何人かいましたが、もっと精度が高まれば、近いうちの無人店舗化が可能になるかもしれません。

将来的にはホーム上だけではなく、地方での展開や、首都圏の大型ターミナルなどで、営業時間を長くするということにも活用できるかもしれないと仰っていました。

★「ローソンスマホペイ」はアプリで全部OK

ほかにも、身近で無人決済を体験できる店舗があります。株式会社ローソン・広報室の榎本章さんのお話です。

株式会社ローソン・広報室 榎本章さん
「ローソンスマホペイ」は今年の4月からサービスを開始してます。店内でお客様自身のスマホを使って買い物をしていただく仕組みです。事前にローソンのアプリをダウンロードし、お客様のクレジットカード、楽天ペイ、Apple Payのいずれかを紐付けておいてください。そして、店内では、1=アプリを立ち上げて、2=スマホのカメラで商品のバーコードを読み込むと、3=アプリ内の買い物かご入れられます。好きな商品を買い物かごに入れ終わったら、4=紐付けされたクレジットカード等で決済をすれば終了です。これで支払いは済んでいるので、お客様はレジを通過する必要はありません。通常並ぶと5分以上かかるようなお買い物でも、店内で1~2分作業して貰えばお買い物頂けるサービスになっています。
森本毅郎スタンバイ!

「ローソンスマホペイ」が導入されている、ゲートシティ大崎店

森本毅郎スタンバイ!

専用アプリを開き、まずは今いる店舗を選択

森本毅郎スタンバイ!

欲しい商品を手に取ってバーコードをかざすと、商品が認識されます

現在、無人決済を導入しているローソンは都内で9店舗。事前にローソンのアプリをダウンロードして、そこに決済方法を紐付けておく必要はありますが、店内で商品のバーコードを読み取ればその場で決済完了。早朝やお昼休みで混雑するオフィス街のローソンで好評だそうです(タバコやお酒など年齢確認が必要なものはレジを通す必要があります)。

★人間味あふれる気遣いも

最後に、新しい技術を導入する際にはこんな気遣いも必要なようです。ローソンの榎本さんのお話。

株式会社ローソン・広報室 榎本章さん
当初から、お客様がレジを通過せずに外に出ることに抵抗感があるのではないかと危惧していて、それを解消すべく、最終的にお買い物をされた後にQRコードを発行しています。そしてそれを出口でかざすと、「ありがとうございました」とタブレットが話しかけてくれて、安心して外に出られます。実際にはその前に決済は終了していてお支払いは頂いているのですが、気持ちよく外に出るために「ありがとうございました」という声が聞こえてくる仕様です。罪悪感が発生しないように考慮した仕組みですね。過渡期なのでこれからいろんなものが試験的に導入されて、必要なものが残っていくような、そんなサービスがキャッシュレスの世界では起きていると思います。

技術的には最先端でも、人間的な気遣いも重要なようです。私も今回体験してみて、レジを通さないことに若干周りの目が気になったので、このような気遣いはありがたいなと思いました。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!