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「超福祉展」で見た!カッコイイ最先端の福祉機器

森本毅郎 スタンバイ!

最先端の福祉機器が紹介されている展示会「超福祉展」が渋谷ヒカリエで、11月13日まで開催中です。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で、レポーター真野淑實(まのよしみ)が材報告しました。

★ギター、ドラム、トロンボーンが義手に!?

会場に行ってすぐ目についたのが「楽器を組み込んだ義手」。これを開発した慶應義塾大学大学院・メディアデザイン研究科の学生、畠山海人さんに実演してもらいました。

應義塾大学大学院・メディアデザイン研究科 畠山海人さん

3種類ありまして一番最初に作ったのがトロンボーン。スライドするだけで演奏することができます。次はギターに近い形の、弦の張ってある部分だけを抽出して手に直接つけちゃう。最新作でこの前できたのが、ドラムの叩く部分をちりばめて、パッドを叩くことでドラムの音を演奏することが可能になっています。

左からギター、トロンボーン、ドラムです。

音の「Music」と腕の「Arm」を合わせて「Musiarm」というシリーズです。義手で楽器を持って演奏するのではなく、義手と楽器が合体しているんです。演奏する時は、例えば左にこの「Musiarm」をつけて、その義手=楽器を右手で演奏するような格好です。

畠山さんは『今の義手業界は、どれだけ手に近づけるかという機能面ばかり着目されているけれど、楽しさや格好良さも大切』と考えて、こういったエンターテイメント性に振り切った義手を作ったそうです。

★足が不自由でも車が運転可能!

「超福祉展」には他にも実用的なものから遊び心のあるものまで様々な福祉機器が展示されていましたが、次にご紹介するのは、既に実用化されているものです。外車ディーラー、株式会社GSTの山形昇さんに使い方を教えてもらいました。

株式会社GSTの山形昇さん
こちらは車いすの方が、足が使えないので手だけで車を運転する補助装置です。ハンドルの手前についてるリングを押すとアクセルに、下のレバーを押すとブレーキになります。スピードは、アクセルペダルと同じで踏み込めば早く速度が上がって、離せば速度が落ちます。

ハンドル周りだけで運転できる車です。足が不自由でも、手のひらでハンドルについたアクセル、ブレーキを操作すればOK!今回はハンドル部分を押すタイプでしたが障害の種類によって「ハンドルをひくタイプ」「レバーを回すタイプ」も選べます。

既に日本でも公道でこういった車は走っていて、車の種類にもよりますが、基本的には既存の車のハンドルに取り付けるだけでOKです。

★インターネットとつながる補聴器!?

「超福祉展」は、展示以外にも様々なシンポジウムが行われていて、11/12は「補聴器の最新テクノロジーについて」と題した講演がありました。補聴器の最新テクノロジーとはどういうものなのか、オーティコン補聴器のプレジデント、木下聡さんのお話です。

オーティコン補聴器・プレジデント、木下聡さん
私たちの補聴器そのものがスマホを介してインターネットとつながることができるようになっていて、例えば、朝起きて補聴器の電源を入れると自動的に部屋のライトが点いたりとか。テレビの音声が、テレビのボリュームコントロールを介さないで中継機から直接補聴器に音が入ってくるようになる。補聴器自身がいろんなデバイスを繋がることによって、その人の生活のシーンがどんどん変わってくるような、そういうものですね。

補聴器を装着してみました。

補聴器と言うと、空間に流れている音を拾って、大きくして、耳元で流す、と言うのが一般的ですが、これは、音を出す様々な機械と直接連携できるんです。

例えば、ドアベルが鳴ったら、インターネットを通じて補聴器にその情報が届き、直接教えてくれると言う仕組み。インターネットがつながれば、2階など、ドアベルの音が届かないところでも情報が届く!自分の生活スタイルに合わせてさまざまなカスタマイズができるそうです。

また補聴器の機能そのものも、今まで正面の人の声しか聞こえなかったのが360度聞こえるようになったり、さらに、補聴器の形も進化しています。オーティコン補聴器が創業した100年以上前はラッパ型のものすごく大きな補聴器だったのが、今は着けているのが分からない位小さくなっていて、色も、髪の毛に紛れるように工夫されています。

★障害のない人にも幅広く補聴器のことを知ってほしい

オーティコン補聴器は「超福祉展」への参加は去年に続いて2回目。その参加の目的について木下さんに聞きました。

オーティコン補聴器・プレジデント、木下聡さん
単なる福祉展とか、障害者の方に対する手助けというよりかは、障害を持っている人でも何らかのデバイスをつけることによって一般の人と同等かそれ以上になれる。あるいはそういうことを社会として目指すべきだという考えが、補聴器という製品そのものに合致してるというか。障害者のものだけでは無いんですよね。障碍者認定を受けてる人だけが補聴器を使う訳では決してなくて、加齢によって健常状態と障害状態の中間にいる人達も対象になってくる。なのでもっと広く知ってもらうことが大事だし、最終的にはそういうのを使うことによって、普通の人ができる以上のことがそのデバイスをつけることでできるようになる。我々も補聴器のイメージを変えたいと思ったことがきっかけです。

「超福祉展」は今日11/13まで渋谷ヒカリエで開催中。入場無料です。

真野淑實

真野淑實が「現場にアタック」でリポートしました!