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「名字」で年賀状離れを食い止めろ!日本郵便の挑戦・・・

森本毅郎 スタンバイ!

今月からいよいよ年賀状が発売され、いよいよ年賀状シーズンなんですが、そんな中、日本郵便が、年賀状に関係する、「あるもの」に特化したサイトを立ち上げたんです。日本郵便の挑戦について、11月15日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

 

どんなサイトなのか、日本郵便の西村哲さんのお話です。

★ニッポンの名字限定サイト??

日本郵便 西村哲さん
このコンテンツの名前が「ニッポンの名字」というもの。年賀状を書くとき、必ず相手の名字、名前を書くということがありますが、そのとき、変わった名字の方がいますと、出身はどこなんだろう、この名字の「いわれ」ってどうなんだろうと、ちょっと疑問に思うことがあると思う。そこを簡単に入力いただきますと、日本で何人、都道府県別だと何人、さらに名字がどういういわれがあるのかを簡単に調べることができるコンテンツです。

特別サイトなんですが、これが初めて1か月あまりで大人気!すでに2100万件のアクセスがあるほどみなさん名字に関心がある例えば、私=竹内で検索すると、竹内は全国に28万7000人いる。さらに、竹内は愛知県が1位、東京都2位、神奈川県が3位などの順位や名字の由来などもすぐにみることができる。

ちなみに、森本さんは全国に14万人、遠藤さんは33万人だそうです!木曜日のコメンテーターの山縣さんを調べたところ、4600人。月尾さんは、なんと全国に200人だけ!ついつい調べたくなりますね。

『ニッポンの名字』のサイトはこちらから↓
https://nenga.yu-bin.jp/myoji/

★本当の狙いは「若者の年賀状離れ」

ただ、これが年賀状と何が関係あるのか・・・再び西村さんに聞くとこんな理由があったんです。

日本郵便 西村哲さん
とくに若い方。年賀状はじわじわ下がってきているトレンドなんですが、とくに日本郵便からすると、0枚の人をまず1枚書いてもらうことが一番ハードルが高い。そういう方々に、まず1枚でも書いてもらうとき、何か面白いきっかけを作らないと年賀状書くといっても自分には関係ないものだと思われがち。ニッポンの名字自体、テーマ的にお勉強チックでちょっと固いイメージがあるので、これをいかに郵便局らしくない、「くだけた感」を全面にだして、若者に本当に馴染みのあるデザインにして、びっくりと思うような取り組みをしました。

年賀はがきの発行枚数は、2004年の「44億5千万枚」をピークに減少傾向が続き、去年は24億枚。ピーク時の半数近くまで落ち込んだのです。そこで、なんとか食い止めようということで、名字で遊んでもらって、そこから、年賀状を思い出してもらい、0枚の人にまず1枚書いてもらう作戦だそうです。

★若者は日本郵便の狙い通り、年賀状を書く気になったのか?

では、実際に街のサイトを知っている若い人たちに実態調査!日本郵便の狙い通り、年賀状を書く気になっているのか、渋谷の若い人たちの反応をうかがいました。

●「10代です。なるかも。年賀状、紙はめんどくさいけど、自分の名前ってこんな由来があったんだっていうきっかけがあればやるんじゃないかなって考える。
●「10代です。あんまならないかも。名前調べて、そこまでは楽しそうだけどもしかしたら、そこで終わっちゃうかなー。
●「名字は面白そうだなと検索するけど、それで年賀状出すとは思わない。決定打とはならない。まわりくどいかなー、企画自体は面白いけどって感じ。
●「面白いと思うけど、実際出すまでの行動にはならない、まわりが出さないので、自分が面白いと思っても出すモチベーションが上がらない。めんどくさいのと、そこまでやる価値がない。普段会える友達に、わざわざお金かけてやるくらいならラインしたりとか、あとは、グループラインで、10人とか20人単位で、一斉に「おめでとう」と言うくらい。挨拶に価値って、大学生だとないかなって。

渋谷のみなさんのうち8割は「サイトは面白いけど年賀状は出さない」で「あけおめ」という若い方も多かったですが、今は、さらに進化グループラインで一斉に送ったらそれ1回で終わり、という人も多かったです。

★日本郵便はこれだけでは終わらない! 第二の作戦も!!

作戦失敗なのかと思い、再び日本郵便に説明すると、こんな返事が返ってきました。

日本郵便 西村哲さん
あの直接本当はせめたいんですが、遠回りでも、まず気づいてというのが我々の狙い。もう一つ新しいコンテンツとしてデジタルハガキを作らせていただきました。スマホから、相手にデジタル上でメッセージをとばせる仕組み。例えば「ライン」や「ツイッター」や「フェイスブック」の方々に、常日頃つながっているSNS上で、デジタルハガキを使ってもらって、相手に軽くデジタル上で、まずメッセージを送ることができます。さらに、その中の例えば、10人に送ったとしても、その中の1人だけには、紙の年賀状を送ろうかなと、すそ野を広げる意味で新しいコンテンツを作りました。

ニッポンの名字のサイトだけでは難しいのを知ってか、第二弾も用意!ネット上で、年賀状デザインを選んでオリジナルハガキを作成して、ラインで友達にURLを送ると、住所を知らなくてもデジタル年賀状が贈れる。ただ、これは無料のサービスで、日本郵便の本音としては、紙につなげたい。と・・・若者の年賀状離れを食い止めるのに日本郵便は頑張っているんですが、一方、今回ターゲットになっていない、それ以上の年代の方々にも伺うと、今年は、ある理由で「出さない」「減らす」という人が多かったんです。

★若い人以外も年賀状を出さない理由・・・

●「年賀状代が上がって値上げ、10円大きい。値段、そんなに高いもんじゃないけど、100枚単位になると、1000円は大きい。晩酌一杯我慢、選ぶようになる。
●「10円値上げ分、52円と62円じゃえらい違いだから、2割くらい減らした。大きい!出さなくてもいいけど、むこうからくるから。出さないわけにはいかない。
●「少しずつ減ってますね。会社の社員同士のやりとり禁止。普段会ってる人だから、目上の人に対する礼儀もやめましょうと。1年に一度、生存確認くらいです。

実は、今年発売分の年賀状から10円値上げしているんです。これが、たくさん年賀状を書いていた年配の方々には影響が大きく、それなら枚数を減らす、という別の年賀状離れも影響していました。

竹内紫麻