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アガサ・クリスティが姿を消した11日間。

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

イギリスのミステリー作家、アガサ・クリスティ。発表した推理小説の多くがベストセラーになっているという、世界的な「ミステリーの女王」です。

代表作は、【アクロイド殺し】【オリエント急行殺人事件】【そして誰もいなくなった】といった作品。中には、あまりにも斬新な手法を使ったために、ミステリー界に大きな波紋を投げかけた作品もありました。そんなミステリー作家・アガサですが、彼女自身にも、まるで「ミステリー小説のような出来事」がありました。

1926年12月3日、アガサは、車でロンドン郊外の自宅を出かけたまま行方不明になってしまいます。すでに作家として有名だった36歳のとき。「もしや、何かの事件に巻き込まれたのでは?」と警察も捜査に乗り出しました。

そして「ミステリー作家の失踪」なんていう特ダネをマスコミが放っておくわけがありません。新聞が大きく報じて、たくさんの人が関心を持つことになりました。

・失踪の謎を解こうとするミステリーファン・・・
・警察につぎつぎに寄せられる目撃情報・・・
・それから、「シャーロック・ホームズ」の作者コナン・ドイルも、この失踪に関するコメントを出したと言われています。

さまざまな憶測が飛び交い、アガサが生きているのかどうかもわからないまま、毎日が過ぎてゆきました。そして、失踪から11日目のこと、ついにアガサが発見されます。アガサは、ヨークシャーのホテルに、他人の名前で宿泊をしていました。夫アーチ―が家に連れて帰り、これで一件落着・・・と、思われましたが、そうではありませんでした。
夫アーチ―が、マスコミに発表したコメントによりますと、アガサは、完全に記憶を失っていて、自分が誰であるかもわからず、なぜ、あのホテルに泊まっていたかも、わかっていないと言うのです。

しかし、アガサはそれ以降も執筆を続けます。失踪の翌年に、「ビッグ4」というタイトルの長編を発表。その後も、80歳を越す晩年まで、途切れることなくミステリーを書き続けました。アガサ・クリスティ―はのちに自伝を出版していますが、ここでも、失踪事件については、ひとことも触れていません。

真実を明かすことなく、生涯を閉じたアガサ。
姿を消した11日間は、【ミステリーの女王】が残した最大の【ミステリー】かもしれません。

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TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。