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ライブで見ながら即購入「ライブコマース」って?

森本毅郎 スタンバイ!

ネットショッピングを利用される方も多いと思いますが、最近は「ライブコマース」という販売方法が人気ということ。ネット通販大手のアマゾンも、12月7日から初めて期間限定でライブコマースを導入するそうです。では「ライブコマース」とはどういうものか?12月6日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

 

まずは、ライブコマースとはどんなものか、ネットショップ作成アプリを運営するBASE株式会社プロダクトマネージャー・神宮司誠仁さんのお話です。

★双方向のやり取りが強みの「ライブコマース」

BASE株式会社プロダクトマネージャー 神宮司誠仁さん
「ライブコマース」は、従来のネットショッピングにライブ配信を掛け合わせたもので、ライブを見ながらリアルタイムに配信者と視聴者がコミニュケーションをとって、商品を購入するようなサービスです。弊社では400万ダウンロードされている「BASE」というショッピングアプリを提供していて、60万店舗の商品やネットショップを閲覧することができるアプリなんですが、そこで「BASE LIVE」」というものが配信されています。「BASE LIVE」では配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションをとりながら、配信者の方は服のサイズ・素材感を配信したり、視聴者はそれを見て疑問に思ったところなどをコメントで聞いて購入していくサービスになっています。カテゴリは、ファッション、食べ物、小物、ハンドメイド雑貨、お野菜とか、多種多様な商品があります。
森本毅郎スタンバイ!

BASE株式会社 神宮司誠仁さん

つまり、インターネット上で行われるテレビショッピングのようなもので、ネットなのでリアルタイムで質問を受けたりしながら商品の説明ができます。日本では去年が「ライブコマース元年」と言われていて、各社どんどん参入している状況。12月7日にはライブコマース各社が集まるイベント「ライブコマースショウ2018 Vol.02」も。

BASEは、元々はネットショップがメインだったのですが、ライブコマース元年の去年から、ライブコマースを開始しました。このBASEに出店している60万店舗のお店の人たちは、BASEのアプリ内で簡単に動画配信ができて、基本的にはスマホ1台あれば、配信できます。もちろん買う側も、スマホ1台で、視聴、購入が出来るのでとても簡単です。

ライブコマースショウ2018 Vol.02についてはこちら↓
https://livecs.jp/

★口下手でも大丈夫。“背中で語る”出品者も

でも、ライブコマースで売上をたてるには喋りが上手くないと難しそうですよね。素人でも大丈夫なのか、再びBASEの神宮司さんに伺いました。

BASE株式会社プロダクトマネージャー 神宮司誠仁さん
配信者の方にもよりますが、喋らなくても作業風景を配信しているだけでコンテンツになる方も多くて、革小物だとずっと作っているところを配信するだけでもコンテンツになりますし、お野菜を育ててるところを配信するだけでもコンテンツになるので、しゃべりが得意・不得意というよりは、何をコンテンツとして配信できるかというのがポイントになります。出店ショップが自ら商品やブランドの“ストーリー”を視聴者の方に伝えることで共感を生み、その結果購入されたり、そのブランドのファンになったり、製作者・生産者が直に伝える方がより魅力的で、ちゃんと伝わるのかなと思ってますね。
森本毅郎スタンバイ!

「BASE LIVE」配信イメージ

テレビショッピングのイメージだと、「如何にうまくプレゼン出来るか」がポイントのような気がしますが、ライブコマースの場合は違うようです。商品の向こう側にいる作り手が見えたり、商品が出来る過程を見せたりすることで、安心感や温度感が伝わるということ。これもライブ配信ならではじゃないでしょうか。

「BASE LIVE」での1回の配信時間は60分ほどで、最高で80万円を売り上げた方もいたということです。

★中国人向けのライブコマースが活況

一方で、こんな変わったライブコマースの形もあります。株式会社ロクトーナ代表取締役・三重野将大さんのお話。

株式会社ロクトーナ代表取締役 三重野将大さん
弊社では中国人向けに、ライブコマースで動画の生配信による商品の販売を行なっています。店舗やメーカーさんにお伺いして、動画でユーザーさんにこんな商品だよと説明し、興味を持ったユーザーさんが購入の意志表明をされた時に、店舗やメーカーから代理で購入してお客様の元に送るというようなサービスです。基本的に配信は日本でやっていて、視聴者は中国にいらっしゃいます。(視聴者はどのくらいいる?)多い時だと2万人~3万人くらい。観光バス100台~300台くらいのお客様が一瞬にして店舗に伺うような、とても効率よく商品をアピールできるような場になっています。
森本毅郎スタンバイ!

「ロクトーナ」配信イメージ

こちらのサービス、配信は日本で行なっていますが、視聴者は中国にいるのが特徴。タオバオというアジア最大のショッピングサイトのライブ配信を利用しているのが強みで、中国での販売力があるそうです。元々日本よりも中国でライブコマースは圧倒的な人気で、いま中国でかなり盛り上がっているようです。

仕組みとしては、ロクトーナの配信者が百貨店やアパレルショップなどに赴き、そこで直接店頭の商品を紹介。動画のコメント欄で「欲しい!」というユーザーがいれば、その人に代わって商品を購入し、中国の住所に送る、という仕組みです。

実際に、渋谷の東急百貨店では今年から、宝飾品売り場でこのライブコマースを活用。1回数時間の配信で、30万円~40万円ほど売り上げるそうです。他にも、過去には配信スタッフが最高1500万円売り上げた例もあるとか…。

店舗側はインバウンド需要の喚起、プロモーション、中国への販路開拓が可能となり、一方ユーザーとしては、中国では偽物が多く出回る中で、安心して日本の店頭の商品を買えるというメリットがあります。

★売るだけじゃない、地方創生を目指す!

最後に、ライブコマースには販売だけではない別の効果も見込めるそうで、ロクトーナの三重野さんのお話です。

株式会社ロクトーナ代表取締役 三重野将大さん
やはり一番重要なのは、これだけインバウンド、インバウンド、って言っている中で、どうやってお店に足を運んでもらうかということ。たまたまこの配信に出たから商品を買ったというだけでなくて、理解をして興味を示して、店舗や製造元まで足を運んでもらう。この流れが、オリンピックまでの一過性のものでない、本質的な顧客の獲得になるのではないかと思っているので、我々はあくまでも「売る機能を持ったプロモーションサービス」という立場で営業活動をしています。本日はたまたま山梨県に来ていて、地元の名産品のたべもの「ほうとう」が山梨県にはあるので、これをフィーチャーしてみようかなと。食事をしているところを映しながら、「これお土産で買いたい人いますか」「合わせて日本酒もいかがですか」といくつか商品を紹介して、先ほど日本酒が売れました。

インバウンド向けの販売だけでなく、実際に現地まで誘導することで地方創生にも活用できると見込んでいるようです。ライブ配信の際に、商品だけでなく、その土地の風景、歴史、店舗までの道のりなど細かく説明することで興味を持ってもらい、ゆくゆくは来日に繋げたいとお話していました。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!