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「飲みニケーション復権」に取り組む企業続々?

森本毅郎 スタンバイ!

今「飲みニケーション」が復権しつつあるそうです。会社の上司と部下が親睦を深める飲み会「飲みニケーション」は、仕事とプライベートを区別する人や、上司に付き合いたくないという若い人が増えた事もあり、ここ数年存在感がなくなっていましたが・・・、今、企業があえて昔ながらの飲み会を推奨する動きが増えているんです!12月10日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

 

まずは、大手生命保険会社の日本生命が、東京本社で先月から始めた取り組みについて、日本生命・総合企画部の古澤翔さんのお話。

★社内食堂で乾杯!日本生命の「丸ガヤ」

日本生命・総合企画部 古澤翔さん
このビルに3000人くらいの人が入っているが、日頃の仕事上の繋がりも限界がある。簡単な飲み会の場として使ってもらうため食堂の夜の営業をスタートした。基本的には一般の居酒屋で出てくるメニューやアルコールなど。食堂で昼を食べるときのように完全に個人精算で、個々人の利用負担で飲み食いしてもらう感じです。
森本毅郎スタンバイ!

「丸の内ワイガヤ会」(通称「丸ガヤ」)のお品書き。お酒に揚げ物、肉など、各種 社食価格で取り揃っています

この取り組みは、「丸の内ワイガヤ会」・通称「丸ガヤ」と命名されています(丸の内の東京本社で“ワイワイガヤガヤ”してもらう会)。基本的に毎週金曜日の午後5時~9時まで、ビルの5階にある社員食堂を開放して飲みニケーションの場に使ってもらおうというもの。メニューは、生ビール350円、枝豆150円、フライドポテト200円など、一般的な居酒屋と遜色ないように価格が抑えられています。

★会ったことはないけど声は知ってる○○さん

「丸ガヤ」は、11月2日にスタートして以来4回開催されています。取材に伺った先週金曜には、皆さん4人~7人ほどのグループでお酒を楽しんでいたので、7人でテーブルを囲んでいた社員の皆さんに、「丸ガヤ」についての感想を聞きました。

●「入社26年目です。初めて参加したが毎週来たい。部門を越えた会に誘ってもらったんだけど、外だと段取りが面倒なので良いですね。
●「10年目。色々な課の人がいて交流が図れる。飲めなくても楽しい。
●「6年目。初めての参加で、違う部署の自分の同期に久しぶりに会った人もいて、凄く面白い。
●「2年目。楽しいです。電話だけのやり取りしかしていない「始めまして」の人もいる。声のイメージ通りの人もいれば、そうでない人もいて楽しい。
森本毅郎スタンバイ!

「丸ガヤ」の様子。こちらのグループにお話を聞きました。

森本毅郎スタンバイ!

社外の方も交えて乾杯!

日本生命の今回の取り組みは、打ち合わせなどで来た社外の方の利用も可能という事です。

★1人5,000円支給される飲み会制度も、

さらに、既に10年ほど前から「飲みニケーション」を後押ししているベンチャー企業もありました。インターネット広告や人材サービスを手掛ける株式会社DYM・広報担当の久保田有貴さんに伺いました。

株式会社DYM・広報担当 久保田有貴さん
飲み会の制度を11設けている。部署決起会や新入社員と年次が近い先輩が里親となり、別部署の人が先輩となる飲み会制度等。補助金の額は飲み会の制度で変わりますが、部署決起会だと1人3,000円。里親里子制度だと1人5,000円分の補助が会社から出る。1人1人に対してその金額が出るようになっています。

お酒を飲まなければ補助金が出ない訳では無く、会に参加してご飯を食べるだけでもOK(下戸の人も参加できます)。社員同士の親睦を深める目的で始まったこの制度、開始された10年ほど前はたった1つだった対象は、今では11に拡大しているそう。

★10年で売り上げ20倍!

また、飲み会制度の導入は、確実に成果も出ているようです。再び久保田さんのお話。

株式会社DYM・広報担当 久保田有貴さん
効果はあると思う。実際に導入してから10年近く経つが、売り上げも20倍近く伸びているデータもありますし、横の繋がり・コミュニケーションが活性化する事が会社の成長にも少なくとも反映されているのかなと思っています。

実際に実績も上がっているようで、この時代にあえて「飲みニケーション」を行う動きが見直されるかもしれません。

★”合理的”だけでは機能しない世の中に

日本生命の古澤さんは、似たような取り組みが他の企業でも広がるのではないかと、最後にこんな話を聞かせてくれました。

日本生命・総合企画部 古澤翔さん
これだけ情報技術が発展し、顔を合わせなくても仕事ができる世の中になっている中で、ビジネスを一緒にやっていくには相手の顔や人となりが見える事が、世の中的に一巡して見直されてきた。飲みニケーションのような場を設ける事が会社の活力とビジネスチャンスになり得る。必ずしも「飲み会が悪」という風潮が、少し脱却しようとしている気配があると思う。

社員同士のコミュニケーションが円滑であるほど、仕事も進めやすいもの。昔ながらの「飲めや歌えや」の飲み会とは異なりますが、一周回って、飲み会というコミュニケーションの場が必要とされてきているようです。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!