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KICK THE CAN CREWのMCUさん、歌詞を書くときに悩んだらファミコンのことを思い出す

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■辻褄が合ってないファミコンに影響を受ける

「マイゲーム・マイライフ」のゲストは、前回に引き続きMCUさんです。その幅広いゲーム知識を活かし、今回もあらゆるタイトルを紹介していました。トークの終盤、「ゲームから学んだこと」の話題になったとき。MCUさんはこう語っていました。


MCU「学んだことですか……。なんですかね。なんか、ぶっとんだ発想力、じゃないですかね」


宇多丸「ぶっとんだ発想力」

MCU「特にファミコンから学んだことなんですけど、理不尽でも、なんかいいなぁっていう。歌詞とか書くときそうなんですけど、こここうやっちゃうと辻褄が合わないなぁ……って思ったときにファミコンのことを思い出すと、あれこそ全然、辻褄合ってないじゃん。だいたいで伝わればいいんだっていう自由な雰囲気を」

宇多丸「8bit(時代的な)感覚」


MCU「そこから、歌詞を書くのがラクになりましたね」

宇多丸「ははあ。そうやって創作にフィードバックされているの、すごいですね」

ファミコンって、そのレトロ感から今でもファンが多いですが、ゲームの質という面で見ると、かなり穴が多いんですよね。難易度然り、ストーリーの辻褄然り。この手の話だと、個人的にファミコン版のドラクエ4を思い出します。これは辻褄が合わない、というより、設定について言葉足らず、という話ですが、天下のドラゴンクエストですらそういうことがあったのです。現在、手元にファミコン版のドラクエ4がないため、うろ覚えな記憶ではありますが、確かファミコン版のドラクエ4ではキングレオ城で戦うキングレオというモンスターに関する説明が一切されていません。キングレオはもともとは人間だったのか、人間だったとしたら誰だったのか、はたまた単なる魔物にすぎないのか、わけもわからず戦うことになります。これがリメイク版では、キングレオ城の王子がモンスター化した、との説明が加えられていました。噂によると、この設定は小説版ドラゴンクエストからとった設定だとか……。ついでに、キングレオ城で牢屋に捕まった際に出会う老人が、ファミコン版では単なる老人だったのが、リメイク版では前キングレオ王になっているという変化も。
設定や難易度が甘くてもついつい許してしまう、それが8bit時代の財産であります。

■今回のピックアップ・フレーズ

宇多丸「ゲームをやるとき、お酒は飲みますか?」

MCU「飲みますね。めちゃめちゃ難しいアクションゲームのときは一杯くらいでやめますけど。だらだらやるときは(飲みます)。通称、“酒ファミ”って言ってるんですけど」

宇多丸「酒ファミ(笑)」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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