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年末の風物詩・押絵羽子板

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

12月17日から19日にかけて、東京・浅草 浅草寺の境内で、羽子板市が行われます。
羽子板市といえば、年末の風物詩。
こうやって少しずつ、新しい年へと近づいてゆくんですね。

さて、羽子板市にずらりと並ぶのは、押絵羽子板。
羽子板のなかの美女や、役者たちは、今にもこちらに飛び出してきそうなぐらい、表情が豊かで、迫力があります。

では、なぜこんなに迫力があるのでしょうか。
それは、とてもたくさんの材料と、手間がかかる工程によって、作られているからです。
押絵羽子板は、桐で出来た羽子板に押絵で装飾を施したものです。
厚紙に布をかぶせ、中に綿を入れてふくらませながら、人物を丁寧にかたちづくってゆきます。
熟練した職人さんたちは、綿の入れ具合や、布の使い方などによって、躍動感や、しなやかな仕草、愛らしい表情といったものを出していくことができるそうです。
押絵羽子板の有名な産地、埼玉県の春日部の職人さんたちは、全部で50から70もの材料を組み合わせ、およそ200もの工程をかけて、ひとつの押絵羽子板を作りあげてゆくそうです。「羽子板」という限られた世界のなかに、職人さんの技がぎっしり詰まっているということですね。

さて、羽子板には大きく分けて、女物と男物がありますが、女物は、女の子の初正月のお祝いに飾ります。
絵柄の意味は、諸説あるようですが・・・

「藤娘」には、良縁に恵まれますように
「浅妻」には、情緒豊かに育ちますように
「道成寺」には、波瀾万丈であっても、将来幸せになりますように

そんな願いがこめられているそうです。
でも、「道成寺」といえば、僧侶に恋した女性・清姫が、追いかけて追いかけて、そのあげくにヘビになってしまったというちょっと怖いお話でしたよね。
かわいい娘さんが、清姫のようになっては困りますけど、そこは大丈夫。
押絵羽子板の「道成寺」は、災いをはねのけ、幸せを呼んでくれるようです。

また、歌舞伎役者など男性の押絵がある羽子板は、不景気をはねのける縁起物とされているそうです。
商売繁盛を願う方は、男物を飾って、貧乏神を、えいっ、と打ち返すというのはいかがでしょうか。

番組では皆さんからのおたよりも、募集しています。
おハガキは、〒107-8066 TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」まで。メールは、番組のホームページから、お送りください。お便りを採用させていただいた方には、クオカード三千円分と、CMでお馴染みの曲、「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。