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「何か1つを突き詰める人に、人が集まる」工藤大輝、今年注目のアイドルを語る

TALK ABOUT

TBSラジオをキーステーションに、Da-iCEの工藤大輝がお送りしている『TALK ABOUT』。毎週土曜22時~放送中。その中の「CULTURE TALK ABOUT」コーナーは、ある分野に特化したゲストが登場し、その世界の魅力を紹介しています。1月5日は月イチ企画、工藤大輝の担当回!

Twitterかどこかの感想で見たんですけど「大輝くんがおすすめするアイドルはみんな歌が上手い」って。でもね、そんなことはなくてもう今アイドルの子たちはみんな歌が上手いんです。なんなら踊りも上手いんです。だから振りもかっこいい人がやっていたりするし。実力が上がってきていて。なんか昔みたいに「アイドル=歌が下手」みたいなのは、あまりなくなってきてるんですよね。

2018年がヤバかったんです。みんな辞めちゃったから。解散もあったし、卒業も多かった。

だいたいアイドル歴が5、6年ぐらいの子たちなんですよ。なんでかな?って思ったら6、7年前とかはアイドル全盛期で、いろんなグループが生まれまくった。その時に中学生とか高校生の子たちが、頑張ってきたけどブレイクスルーできず、それにプラスして、自分のやりたいことも見てくる。演技がやりたいとか、世界を旅したいとか、大学行きたいとかね。自我が芽生えてくるタイミングが重なったと思うんです。だからガボッと2018年で目立ったのかなって思って。

そんな中、ブレずに活動し続けている最強のグループをご紹介したいと思います。

■超実力派「predia」

めちゃくちゃかっこいいんです。歌もめちゃくちゃ上手い。

この番組の上半期アイドルアワードで「もっと評価されてもいいDE賞」というのに勝手に選出させてもらったんですけど(笑)

平均年齢28歳、高めっちゃ高めかもしれませんが…逆にそれは強み。例えば若い子たちがやっても無理があるようなセクシーな曲やセクシーな振りとかね。歌い方とか歌詞でリアルな表現ができるところで1個レベルが違うというところが強みな気がします。大人からやらされてる曲で大人っぽいことを言ってる子たちはたくさんいますが、実際にその年齢に達して言ってることに説得力がある。

歴も長いし紆余曲折を経ているから説得力がある。その点だけ見たらもうアイドルじゃなくてアーティストに近いんですね。

歌に関しては、歌が上手い人が多すぎてユニゾンの音圧がとんでもない。音源で聞いていてもわかるし、ライブを見てたらわかるんですけども、すごいんです。他のアイドルの子たちとはもう、レベルが違う音圧が飛んできます。是非ライブを見てほしいな。

今は10人なんですが、2月に4人が卒業して、6人の新体制になるそう。人数が変わってからも変わらず応援したいなと思っています。そういう情報も踏まえた上で、1曲聞いていただきたいと思います。prediaで『カーテンコール』。

バーレスクっしょ、普通に考えたら歌いこなせないよ。それをかっこよく歌って、パフォーマンスもかっこいい。やっぱりこれを表現できるアイドルは他にはいないんじゃないかなって思っています。ということで工藤大輝的、今年こそブレイクしてほしいアイドルグループ、1組目はprediaでした。

 

続いては、
■セルフプロデュースに特化した進化形「kolme」

これも自分たちが作っているんですよ。そういう目線で聞いてほしいです。

※昨年「callme」→「kolme」 へ改名

お送りしているのはkolmeで『Hello No Buddy』。kolmeはもともとはDorothy Little Happyというグループから分かれて新しくできて活動している感じで。3人なんですけど。全部自分たちでやる。作曲、作詞、あと振り付けかな?自分たちだけで完結させてしまうという。実際そのリハ映像もSNSとかに上がっているんですけど、自分たちで本当に振り付けてることとか、作曲の風景とかも出てて。ポーズではないっていうかね。

フィールドがアイドルっていうだけで、やっていることはもう完全にアーティスト。それで、作った曲がめちゃかっこいいっていうところがポイントですよね。最近出た曲たちもそうなんですけど、総じてかっこいい。あんまり媚びていない感じが、僕はいいなと思いますし。

3人グループでいうとPerfumeも、最初はEDMを…僕もインディーの頃から応援してましたけど、『ビタミンドロップ』とかあのへんの時ってあんまり注目されてなかったんですけど。やっぱり『ポリリズム』ですよね。だからどこかきっかけがあると跳ねることがあるかもしれないので。このままブレずに続けてほしいなって思っていますし、2019年にもしかしたらそれが起こるかもしれないという気持ちも込めて、kolmeを推させていただきました。

最後の1組は

■アイドルの常識を打ち破る、Maison book girl

いま流れてる『rooms』からしても異質。

もともと、BiSのコショージメグミさんを中心に2014年に結成されました。で、すごいのは去年にもうイギリスのUKでツアーをやられていて、あとはフェスとかもそうですし。だからもう世界標準というか、世界照準にしてるというところがすごいなと思います。後は、曲が特殊です。もちろんいい意味で。

曲のその音色は変えれるんですけど、Maison book girlさんは、変な拍子を入れるんですよ。だから「えっ?」ってなる曲が多くて。それが耳に入ってくる、ひっかかるんですね。だからライブとかフェスとかだとやっぱり強いですよね。対バンに強いんじゃないかと僕は思ってますけどね。なんでね、どういった曲なのか。僕が紹介する曲は割とビート的には普通なんですけども。まず1曲、聞いてほしいなと思います。Maison book girlで『影の電車』。

♪Maison book girl『影の電車』

かっこいいんですよ。イントロからかっこいいっすもん。メロもめちゃくちゃお洒落だからね。で、これが1曲ならまあまあまあ……なんですけど。全部、ずーっと結成当初からもう一貫してこうだから。他がもう追いつけない領域なんですよね。

でも、やっぱり去年解散した人たちと、今年残ってる子たちのところも考えると、これからはその1個のテーマやジャンルを突き詰めている人たちに軍配が上がるような気がします。

「フィロソフィーのダンス」もそうだし「わーすた」もそうだし、紹介した3組もそうですし。そのジャンルを作ってる人たちが残っていく。僕らもそういう人たちが説得力があってついて行きたくなる。若い子たち…僕らもそうですけど、情報を仕入れるところがもう多様化してるから、国民的なヒットはもうないわけで。

だから、好きなものに特化するわけだから、その突き詰めている人に人が集まるっていう世の中の流れになっている気がします。だから、音楽的にいい意味で偏ってる方がチャンスがあるのかなと個人的には思いますし。

あとは、kolmeは別ですけど、アイドルは自分たちで作ってないから。メンバーが、その作っているプロデューサーないし作曲家に対してリスペクトがあるかどうかっていうのがすごく大事で。やっぱりそういうのが見えると、僕ら的には追いたくなるし、安心感があるよね。

「やりたくないけどやってます」じゃなくて「私たちもこのジャンルが好きでやっているんです」っていう子たちだと長生きするようなイメージがあります。もうめちゃめちゃフィロのスのことを出しちゃうけど、フィロのスはそうだから。一貫して作ってる人がいて、そこに対してリスペクトがあって。かつ、そのジャンルも理解していて、これを推していきたいっていうメンタリティーになっている。

それがあると、自分で作ってなくても、そのチームがそこに向いてればいい作品を作っていけるんじゃないかなということで。そういう子たちが2019年も残っていくんじゃないかなと思ってるし、個人的にもそういう子たちを推したいなと思っているので。2019年もいろんなアイドルをご紹介したいと思います!