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おすすめラジオクラウド 相談は踊る「同僚のおばさまたちにイライラしない方法」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第38回目。
今回は『ジェーン・スー生活は踊る』のお悩み相談コーナー・相談は踊るより「同僚のおばさまたちにイライラしない方法(20代女性)」です。

同じ保育所で働く50代のおばさまたちが「あれ」「それ」など言葉足らずすぎて意思疎通が上手く出来ずイライラしてしまうという20代の女性。「イライラせずにスルーするためにはどうすればいいのでしょうか?」という相談に対し、どちらかというと50代のおばさまたちに近いジェーン・スーさん、堀井美香さんが回答をしていました。


堀井美香:今日は通算1303件目のご相談です。20代の女性ラジオネーム「サリー」さんからのお悩みでございます。「スーさん、堀井さん、こんにちは。おばさまとのイライラしない付き合い方を教えてください」。

ジェーン・スー:クーッ!(笑)。

堀井美香:ゴメンね、イライラさせちゃって……(笑)。「私は20代で保育士の仕事をしています。職場は小規模の保育所で50代のおばさまが2名いるんですが、何か頼まれごとをする時や伝達ごとをされる際、言葉足らずすぎて毎度頭を悩ませてしまいます。簡単なたとえ話をしますと『(おばさま)あれ、どうなった?』『(私)えっ、何のこと?』『(おばさま)さっき、何の話ししてたの?』『(私)えっ、いつのこと?』『(おばさま)あの先生に頼んでおいたから』『(私)誰に?』。唐突に何かを言われても、分かりません。

仕事内容については細くなってしまうので省略しますが、なんでも主語がなくて、何のことを話しているのかさっぱり分からず、私自身に理解力がない、なにかの病気なのかな? と感じてしまうほどです。おばさまたちが何度も同じようなミスを繰り返し……」。ああーっ、私も今日もミスが多かった!

「……それを指摘するたびに反省はしつつも、『おばさんだから忘れちゃうのよね。アハハッ!』と言い、直す気はないようです」。もう心臓がキューッてなる(笑)。「母親にも同じようなところがあり、なぜなのか聞いてみましたが、『おばさんだから仕方ないわよ。歳だから忙しいの。いずれ、おばさんになればわかるわよ』だそうです。これまでは私も『いずれ、おばさんに自分もなるから仕方ない』と我慢してきましたが、そろそろ限界です」。

古川耕:グフッ!

堀井美香:ほら、限界って(笑)。ああ、もうスタッフの悲痛な声が聞こえるようです(笑)。「……そろそろ限界です。結婚していて家庭を持ちながら仕事をしてらっしゃったり、忙しいのはわかります。ですが、周りに気を使ってほしい。おばさまたちも若い頃は世代の違う人たちとのコミュニケーションで苦しい思いをしてきたかもしれない。年上だから敬わなければならないかもしれない。先輩ですし、そう考慮はしてきたつもりです。

ですが、『おばさんだから』という理由でいろいろなことをサボらないでほしいのです。サボっているわけではないと思いますが、上手い表現が見つかりません。こちらにも気を使ってほしいと思うのは、わがままかもしれません。人の性格を変えられないのは分かっているので、真面目に考えて過ぎてしまう私にどうかスルースキルを身につける方法を教えて下さい」ということです。

ジェーン・スー:堀井さん、立ちましょう。

堀井美香:はい。

ジェーン・スー:誠に、申し訳ありませんでしたっ!

堀井美香:申し訳ありませんでした。本当に……。

ジェーン・スー:(シャッター音のモノマネで)パシャッ、パシャパシャパシャッ!

堀井美香:本当に……ごめんなさい。

ジェーン・スー:いま、放送作家の古川さんとあわせて3人で起立した上で深々と頭を下げましたが……。

堀井美香:そうですね。私なんか、土下座しました。

ジェーン・スー:土下寝ですね。本当にね。これ、どうしましょうねえ?

堀井美香:本当ですね。まあ、イライラするんでしょう。私たちもイライラさせているんでしょう。いろんな人をね。

ジェーン・スー:「何年働いているの?」とか思われているんでしょうね。

堀井美香:そうでしょうね。もはやこのサリーさんの手紙、スタッフが書いたんじゃないのか?って思うほど……。

ジェーン・スー:完全にそうですよ。金曜日に当ててきたっていうことは、そうですよ。この相談を書いたのは若いスタッフで、「これで刺せばあいつらもわかるだろう?」って。

堀井美香:まあ偶然にも今日ですね、本当に間違いが続いておりまして。11時から。本当に偶然なんですけども。

ジェーン・スー:本当に申し訳ない。まあ「11月17日」って言う人もいたり。いろいろありましたからね。

堀井美香:フフフ、はい(笑)。

ジェーン・スー:ええと、「あれ、どうなった?」「あの先生に」って……指示代名詞はですね、これに関しては私、比較的若い頃からどちらかと言えばあるタイプでしたが、年齢を重ねるにつれて本当に「あっ!」って。思い出したいことがあった。そこから先の引き出しが全く見つからない。

堀井美香:はい。

ジェーン・スー:20代の頃にはパッと見つかったあの引き出しが見つからない。引き出しが見つかっても今度は開かない。引き出し、骨董品だから。

堀井美香:うんうん(笑)。油を差さないと(笑)。

ジェーン・スー:全然開かない。昔の漢方薬局とかにあったかなり古い……。

堀井美香:「いろはにほへと」って書いてあるような(笑)。

ジェーン・スー:そうそう。あの引き出しが100個ぐらいある。あれをイメージしてください。で、あれが「いろはにほへと」の文字がもう消えてるの。だからどの引き出しだか……って。「あった」と思って引っ張っても中が空っぽだったりとか。で、どういうことか?っていうと、「あれあれ!」って言っている時にはなにも思い出してないわけでもないんですよ。思い出そうとして、パソコンで言うならCPUが「カリカリカリカリッ!」って。あれが「あれあれ」なんですよ。「カリカリカリッ!」の音が「あれあれあれ!」なんですよ。

堀井美香:言い訳が長いよ(笑)。

ジェーン・スー:で、引き出しが開かない。開いても空。だからその間にずっと「あれあれあれ!」ってなる。「オレオレ、マツケンサンバ!」みたいなね、こういうつまらないことを言っちゃうのも……。

堀井美香:またね、ちょっとそれが「通じちゃっているんじゃないかな?」って思ってしまうんですよね。

ジェーン・スー:通じちゃうから。おばさん同士だと。

堀井美香:「あれさ、あそこでやったじゃん? あの人。ほら、あの……」「わっかる! あれでしょう?」っていう。だいたい通じちゃうんですよね。

古川耕:フフフ(笑)。

ジェーン・スー:堀井さんにクイズ!

堀井美香:はい(笑)。

ジェーン・スー:ホイットニー・ヒューストンが出ていた映画は、なに?

堀井美香:えっ? ホイットニー・ヒューストンが出ていた、ええっ? あれ? あれ? いつの?

ジェーン・スー:20年ぐらい前の。ほら、あったじゃない? ホイットニー・ヒューストンが歌手の役でさ。

堀井美香:あ、わかった! 『ボディガード』!

ジェーン・スー:よし、OK! じゃあ、その『ボディガード』でホイットニー・ヒューストンの相手は誰?

堀井美香:えっ? ええと、ええと……あれ、ほら、あれ!(笑)。あれあれあれ!(笑)。

ジェーン・スー:フフフ(笑)。

堀井美香:あの……ハリソン・フォード!

ジェーン・スー:ブブーッ!(笑)。

堀井美香:アハハハハハハッ! に、近い、あれ!

ジェーン・スー:フハハハハハハハッ! ケビン・コスナーです。

堀井美香:でも、あっち系の人でしょう? あっち系の人(笑)。

ジェーン・スー:じゃあ、ハリソン・フォードが出た映画はなに?

堀井美香:ええっ? ええと……『ジェラシック・パーク』!

ジェーン・スー:フハハハハハハハッ! ダブルミス!(笑)。『ジュラシック・パーク』だし、たぶんあなたが言いたかったのは(『インディ・ジョーンズ』のテーマを歌って)「テーテテッテー、テーテテー♪」の方でしょう? はい、その映画はなんですか?

堀井美香:ええっ? 「テーテテッテー、テーテテー♪」……『ジュラシック・パーク』じゃないの?

ジェーン・スー:違う! だから「い」……。

堀井美香:「い」? あ、『E.T.』?

ジェーン・スー:アハハハハハハッ!

堀井美香:えっ、わかんない……(笑)。ほら、限界限界(笑)。若い人が「ちゃんとやれ!」って言っているから(笑)。

ジェーン・スー:『E.T.』じゃないですね(笑)。こういう感じでですね……。

堀井美香:『イージー・ライダー』?

ジェーン・スー:『イージー・ライダー』じゃないですね(笑)。「イン」……。

堀井美香:あっ、えっ? 『イングリッシュ・ペイメント』?

ジェーン・スー:ブブーッ! 全部細かく間違えている(笑)。それは『イングリッシュ・ペイシェント(The English Patient)』。「ペイメント(Payment)」だったら「イギリスの支払い」になっちゃうから!(笑)。

堀井美香:だから……謝ろう!

ジェーン・スー:「インディ」……?

堀井美香:『インディ・ジョーンズ』!

ジェーン・スー:それです、それです、はい。ああー、よかった(笑)。こういう感じなんですよ。あのね、サリーさん、わかりましたか? ゲフンゲフン……「ホイットニー・ヒューストンが出ていた映画」「『ボディガード』の相手役」「ケビン・コスナーに似ている俳優といえばハリソン・フォード」「ハリソン・フォードといえば『インディ・ジョーンズ』ですよね」っていう話がここまでかかるんですよ、私たちは。漢方薬局の引き出しから出してくるのには! お分かりいただけましたでしょうか?(泣)。

堀井美香:私たちもね、一生懸命やっているんですよ。

ジェーン・スー:一生懸命なんです、私たちも!

堀井美香:適当ではないんですよ。

ジェーン・スー:こんなになるとは思っていなかったんです、私たちも……(泣)。記憶っていうのがどうやったら良くなるのか、わかんないんです。でもね、サリーさん、私たちも知らなかったんです。40過ぎた途端に、誰が気がついたのかは知らないけど、SNSの広告が記憶力を良くするやつばっかり!

堀井美香:フフフ(笑)。

ジェーン・スー:記憶を戻すやつばっかり! もうね、ついこの間までは痩せる薬だ、おっぱいが大きくなる薬だっていうのが出ていたはずが、あっという間に関節の話と記憶を戻す話ばっかり!

堀井美香:そう! こういう丸めたティッシュをゴミ箱にこうやって命中して入れるっていう作業を1日に10回やると記憶力が良くなるっていうから、私はずっとこうやって投げているんですよ。記憶力を戻すために。

ジェーン・スー:本当に。

堀井美香:みんな、日々努力はしているんですよ。

ジェーン・スー:そうなの!

堀井美香:いやー、でも、ねえ……。

ジェーン・スー:あのね、保育士のお仕事をしていらっしゃるということなんですけど、介護士の資格も取得されたと思っていただきたいんです。どうしたらいいんでしょう? 私たち……。

堀井美香:まあでも、保育のお仕事でね、ちゃんと指示が出たりしないとミスをおかしてしまったり、本当に仕事でミスをしてしまうと重大なことになってしまうという可能性もありますので。

ジェーン・スー:こんなこと、言ってられないよね。

堀井美香:そう。だから、もう私も普段、スーちゃんとしゃべったりする時はもう「あれ」で済んじゃうし、「あれ」でわかんなくても「もういいや」みたいなぼんやりした会話ですけども。やっぱり仕事になるとちゃんとLINEとかメールとかでも「昨日の○時の○○という案件ですが……」って詳しく具体的に書かないとやっぱり意思疎通ができないですよね。

ジェーン・スー:そうですね。

堀井美香:だから「あれってどうなった?」って言ったらたとえば「あれって○○の昨日の件ですか?」っていうのをちゃんと……まあ、介護なんですけども、もう一度言ってあげることが私たちにとってもいいかな?って思っております。

ジェーン・スー:でもね、サリーさん、あなたがライフラインなんですよ。本当にサリーさん、「私、イライラしてばっかりで損だわ」って思うかもしれないけども、本当にライフラインで。これがですね、50代のおばさま3人でもし仕事をしてご覧なさい。まあ私、いま近い状態で仕事をしているんですけど、まあみんなが均等にミスする、ミスする。

堀井美香:はい。

ジェーン・スー:均等にミスをして、いろんなことが年末年始に起こりました。時限爆弾が爆発するようなミスが結構ありまして。「おっとっと。どうしよう、どうしよう?」っていうのは結構あります。やはりですね、これは防ぐためにはかなりのシステムを作りました。ダブルチェックをかならずする。2人体制で同時にチェックをするとか。あとはチェックをしたかどうかの表を作って、それを共有して保存するとか。担当を細かく分けて、どこに責任の所在があるのかをしっかりわかるようにするとか。

あとですね、ひとつだけヒント的なものがあるとしたら、ご家庭のある50代の方ということですので、多分やることの種類がすごく多いんですよ。ご家族にご飯を作ったりとか、お買い物に行ったり、家のことをやったり。そして仕事もやったり……種類がすごく多いところに記憶力の低下が来ておりますから、これは致命傷なんですね。ということで、やることを単純化して1個か2個にしてあげてもらえないでしょうか? 定期的に同じことをずっとやっていれば、そんなに忘れないんです。ただ、その間、間にいろんなことが入ってしまうと、時間が空くと忘れちゃうんです。

よくありませんか? お父様とかお母様とかそれ以外の方にも。「この間、教えたでしょ? その携帯の使い方!」みたいなの。あれもね、記憶の定着が悪いっていうこともあるんですけど、それ以上に習った後に他にやることが結構多くて忘れちゃうんですよ。

堀井美香:うんうん。

ジェーン・スー:だからその50代のおばさま2人にはですね、もう簡単な反復作業とか……そういうわけにも行かないかしらね?

堀井美香:ねえ。やっぱりでも、もう慈しみの心を持ってもらうしかないですね。

ジェーン・スー:うん。「真面目に考えて過ぎてしまう私にどうかスルースキルを身につける方法を教えて下さい」っていうことですが、私たちのハリソン・フォードとケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンのやり取りを思い出してください。「ああ、ケビン・コスナーを思い出しているんだな」「ハリソン・フォードの出ていた映画がわからないんだな」「『E.T.』!」っていうね。『E.T.』がわからないかもしれないですけども、見てください。はい、堀井さん。『E.T.』に出ていた子役女優でその後に有名な女優になった人は誰?(正解はドリュー・バリモア)。

堀井美香:知らない。あの……えっ、ジョディ・フォスター?

ジェーン・スー:そうだ! そういうことにしておこう!(笑)。というわけで、心から謝ります。申し訳ございませんでした。

堀井美香:申し訳ございませんでした。


全面的に平謝りするスーさんと堀井さん。誰もが通るであろう道とはいえ、実際にその立場にならないとわからないんでしょうね。それにしても堀井美香さんの「あれ、あれあれ!」のインパクトはすごかった! 聞きながら座っていたイスから落ちそうになりましたよ(笑)。文字では伝わらないこのニュアンス、ぜひラジオクラウドの音声でチェックしてみてください!

相談は踊る「同僚のおばさまたちにイライラしない方法」

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