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放送中

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2月10日(日)葛西は海苔の名産地?!「江戸前の海苔すき体験」(にち10おでかけリサーチ)

安住紳一郎の日曜天国

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター。
食べるも嗅ぐもクサいモノが好き。どこでも踊ります。

放送を聴いてから出かけても間に合う!
オススメのスポットから生中継している「にち10 おでかけリサーチ」


今日の放送では、江戸川区「葛西臨海公園」で開催される「海苔すき体験」をご紹介しました。葛西といえば、夏場は潮干狩りができたり、7年前からは海水浴ができるようになったことも話題になりましたが、元々は漁業で栄えた漁師町「海苔の名産地」なんです。江戸時代に紙漉きの技術で生まれた“江戸前の海苔”の昔ながらの海苔づくりが体験できるイベントです。主催者「NPO法人ふるさと東京を考える実行委員会」代表の関口雄三さんにお話を伺いました。

▲NPO法人ふるさと東京を考える実行委員会 代表の関口雄三さんと

このイベントで使われるのは、目の前の葛西海浜公園で獲れた
「アサクサノリ」という海苔。「アサクサノリ」は汚染に弱く今では絶滅危惧種。東京湾でも絶滅したかと思われたところ…2007年に葛西の海で自生しているのが発見され10年ほど前から関口さんたちの手により「アサクサノリ」の養殖が再開されました。葛西で海苔の養殖が再開できたのは、海水浴ができるようになるほど海が綺麗になったからかと思ったら・・・なんと、その逆!海苔や牡蠣の養殖を再開されたことによって水が浄化されて、泳げるようになったんだそうです。浜辺で遊んでいた子供の頃の葛西の景色が蘇ってきて嬉しいと、頬を緩める関口さん。

▲葛西海浜公園で育てられる「アサクサノリ」

今朝獲れたばかりのアサクサノリで海苔すき体験いざスタート!

▲葛西で今朝獲れたアサクサノリ

まずは、生海苔を刻む作業から。使うのは「飛行機包丁」と呼ばれる海苔を刻むための専用の包丁。一見、畑を耕す鍬のようですが、包丁では見たことのない「二枚刃」。関口さんが子供の頃は一枚刃だったようですが、海苔は天日干しするためにスピード勝負!ということで、いつからか二枚刃が主流になったそうです。剣道の竹刀のように両手で持ちますが、ご指導通りリズムよく刻むと何度とまな板に包丁が刺さってしまう始末。なんとも力加減が難しい…

▲これが「飛行機包丁」です


▲包丁がまな板に刺さっちゃう…力加減が難しい

まな板は、まるで切り株。この形には理由があるようで、飛行機包丁の切れ味が鋭いため、まな板の木目が一方向で正目だと「パキンッ」とまな板ごと割れてしまうんだそうです。年輪が繋がっている円形だと強度が増す、とのことでケヤキの断面をそのまま使った厚手のまな板なんだそうです。

▲まさに切り株。これも海苔刻みには欠かせません。

生海苔が3mm角ほどになるまでよく刻んだら、いよいよ「海苔すき」!当時、漁業を営む家庭では決して子供はやらせてもらえなかったという肝の作業だそうで、私も緊張しながら挑戦。

▲これが「海苔すき」で使う道具!


簀子を敷いた20cm角の木枠に、水に戻した海苔を勢いよく流し込みます。「卓球のバックハンドのように手首のスナップをきかせて躊躇なく一気に!」とご指南いただいたものの・・・躊躇してしまい穴ぼこだらけ。こりゃ難しい。補正していただき、分厚い海苔が出来上がりました。

▲初めての海苔すき。春巻きの皮くらい厚く仕上がりました…

イベントでは、お子さんにも体験していただけます。熟練の海苔すき名人さんのサポートの元・・・

▲海苔すき名人のサポートのもと・・・


▲上手に完成!よかったね~!

会場では、昔ながらの方法で天日干しするため、受け取れるのは翌週。その代わりに、すでに完成している「板海苔」の炭火焼のほか、今朝獲れたばかりの「生海苔の味噌汁」「わかめのしゃぶしゃぶ」が振舞われます。生まれて初めての生海苔・・・想像もしていなかった「コリっ」という衝撃の食感!新鮮なものは何でも格別な美味しさがありますね。

▲香ばしいいい香りが漂っていました


▲生海苔の味噌汁。海苔を噛めるなんて…幸せな食感でした

一方、取れたての新鮮な「生わかめ」は見た目にびっくり。生だと茶色いんですね。これを熱湯に通すと・・・


見覚えのある深緑色のわかめに変身。ポン酢につけていただきました。ぷりぷりっと肉厚で味も濃く、贅沢な一品でした。

▲ポン酢を少々、素材の美味しさを噛み締めます。

参加者のみなさんが作った「板海苔」は、裏向きで陰干ししてからカラッと天日干しされます。仕上がりが楽しみですね。開催は3月3日までの毎週日曜に開催されます。出来立ての海苔の美味しさを味わいにいってはいかがでしょうか。

▲はじめは直射日光が当たらないようにやさしく陰干し。