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大阪の『アメちゃん』が世界へ!

森本毅郎 スタンバイ!

私たちの身近な「飴」ですが、実は世界で大人気なんだそうです。2月25日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

 

先週、大阪税関が飴に関する発表をしました。どんな発表なのか、大阪税関の井上大輔さんのお話です。

★日本を飛び出した「アメちゃん」

大阪税関 井上大輔さん
2018年の貿易統計によると、日本全国からの飴の輸出量は6444トン。比較可能な1988年以降で過去最高の数字で、1年間で6000トンを超えたのは初めてです。近年は順調に伸びていて輸出量は2015年から4年連続で過去最高。各キャンディメーカーが輸出に力を入れていて増加している。やはり関西、大阪の特徴は「アメちゃん」。アメちゃんと呼んでカバンの中に入れている人も多くて、様々なメーカーさんが近畿地方にある。そういったこともあって今回特集として取り上げた。
森本毅郎スタンバイ!

「キャンディの輸出推移」。2018年、過去最高の輸出量を記録した(大阪税関ホームページより)

森本毅郎スタンバイ!

港別シェア。近畿圏からの輸出が4割を超えている(大阪税関ホームページより)

統計上、20万円以下の小額の貨物は計上されていませんが、4年連続で過去最高で、2018年は前年比21%増、すごい伸びです。しかもそのうちの4割が近畿圏からの輸出。「アメちゃんいる?」でおなじみの大阪を中心に、近畿圏に集まっている各メーカーが、輸出に力を入れています。

★「抹茶味」や「乳酸菌入り」が人気

では、どこに輸出しているのか、再び大阪税関の井上さんのお話。

大阪税関 井上大輔さん
香港、中国、韓国、台湾、アメリカが多くなっています。インバウンドの増加を通じて、日本のキャンディを知って食べて、ブランドが認知されてきて輸出が増えた。海外のキャンディとの違いは、抹茶味が独特で他の国にはマネできない。乳酸菌入りの飴も人気となっています。

海外にもキャンディはあります。でも日本の飴はパッケージが工夫されて綺麗で種類も豊富。味もリアルに再現されていて、特に人気なのが抹茶味や乳酸菌入りの飴ということで、それが好まれて海外でも人気が高まっているようなんですが、大阪の「アメちゃん」が世界に広がり、喜んでいるのは大阪だけではありません。

★秋田のハーブなくして「龍角散」は語れない!

今度は秋田県の話です。飴の中でも忘れちゃいけないカテゴリが「のど飴」。のど飴に使うハーブを生産している、秋田県美郷町の松田知己町長のお話です。

秋田県美郷町(みさとちょう)・町長 松田知己さん
私たちが生産しているのは桔梗(ききょう)という植物です。ずっと前から薬用植物を生産していたわけではなく、昨年度からなので2年度目です。美郷町においては、桔梗をどんどん増やそうと今努力しています。とにかく栽培面積を増やそう、取り組み農家を増やそうとやっています。こういう植物は、需要と供給が手を結ばないと成り立たない植物。人の役にたっているという声が国内だけでなくて、海外からもあるのは嬉しいことだと思います。
森本毅郎スタンバイ!

「龍角散のど飴」(手前)/水なしで飲める粉末タイプの「龍角散ダイレクト」(奥)

森本毅郎スタンバイ!

「龍角散ダイレクト」の【成分・分量】表示には、ちゃんと「キキョウ末」の記載がありました

美郷町では、元々、江戸時代には薬用植物を作っていた歴史がありましたが、段々となくなってしまい、米が特産品になっていました。しかし飴ブームもあり、再び薬用植物を生産しようと昨年度から始めさらに伸ばそうとしてます。生産された桔梗は主に龍角散のど飴に使われていて、国内、海外で販売されています。

★台湾で人気ののど飴「ニンジョム」って?

さらに、日本の飴市場の規模の大きさを受けて、海外から日本に入ってくる動きも出ています。台湾で人気の「NIN JIOM(ニンジョム)」という飴を日本で販売している会社、フジフードサービス株式会社・田村健さんのお話です。

フジフードサービス株式会社 田村健さん
香港とか台湾で非常に有名なブランドでシロップとして流通しているが、近年、のど飴として流通している。特に台湾ではコンビニやドラッグストアに必ず置いてあって、台湾の人で知らない人はいない。弊社が輸入代理店として、2017年の2月から販売している、発売して2年経って、徐々に販売量も増えていて今後伸びしろがあると思う。
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「NIN JIOM」タンジェリンレモン味(左)/原味(Original味)(右)

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「原味(Original)」の中身。ビワ葉やスイカズラ花のエキスが抽出されていて、喉に良さそうな薬っぽい味…。輸入食品を扱う「カルディコーヒーファーム」で購入したのは、噛むと柔らかいソフトキャンディタイプ(缶入りのものだとハードタイプだそうです)

特に台湾で有名なのど飴「ニンジョム」。シロップとしては薬事法で輸入できないため、のど飴の形で輸入し日本で販売されています。輸入販売店などで売られていてこれも人気になっていて、特にこの時期、風邪や花粉症のシーズンに需要が多く売れるんだそうです。

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イソジンのど飴(フレッシュレモン味)。爽やかなレモン味で喉が潤う。美味しい!他に、ペパーミント味とはちみつ金柑味があります

さらにもうひとつ。2016年に明治が製造・販売を終了し、現在は元々の販売会社、アメリカのムンディファーマが販売している「イソジン」。去年の9月から「イソジンのど飴」を販売していますが、これは世界で販売する前に日本で先行発売する形をとっています。お話を伺ってみると、『日本の飴市場は世界的にも大きく、その中でも「のど飴」というカテゴリがあるのが特徴的で、日本での販売状況を見て、今後多くの国で販売していく予定』ということです。我々が何気なく食べている飴ですが、実はすごい可能性を秘めていることがわかりました。

森本毅郎スタンバイ!

のど飴たくさん。これだけあれば、今年の花粉シーズンは乗り切れそうだ!!

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!