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惣菜ハンター・特別編〜岩手県大船渡市をゆく〜

ジェーン・スー 生活は踊る

街にあふれる、数々の総菜店の中から、リスナーが寄せてくれた情報やスタッフのリサーチを元に「惣菜ハンター」として、お惣菜をハントする企画ですが、今回は東日本大震災から8年ということで、岩手県北上市出身の小笠原亘が「岩手を盛り上げるためにも」と大船渡市にいってきました。

小笠原にとって、震災で津波の被害が大きかった陸前高田、大船渡は子どもの頃、よく行っていた場所でした。北上市は、沿岸部から直線距離で40キロぐらいの場所にあるんですが、子どもの頃、海水浴をしたり、北上の人間にとって「海にいく」といえば、陸前高田、大船渡なんだそう。

大船渡は岩手県の南東の沿岸部、陸前高田と釜石の間ぐらいところにあります。港町である大船渡町は、場所によっては10メートルを越える津波がおしよせ、大きな被害を受けました。

復興は進んできているんですが、その中で象徴的な施設のひとつが2年前の4月にオープンした「キャッセン大船渡」。ホテル、書店、フラワーショップ、食堂などが入る商業施設。個人経営のお店を中心に、携帯ショップや大きな書店があり、エリアに分かれていくかのお店が営業しています。

キャッセン大船渡・広報 山崎素子さんのお話

大船渡市が被災地を再生させるにあたってJRの線路より海側は人が住まないようにして、海側は商業を復活させる条例を作り、その一環としてキャッセン大船渡ができました。最初の1、2年はガレキがなくなったなあ、建物が増えてきたなあと、みなさん、地元のことを愛して、この地で頑張ろうという気持ちになっています。この場所を地元に愛される、外から観光の方がきてくれる場所にしていきたいです。もともと港町で飲食店が多いですし、お酒を飲む人間にはいい環境で、日中は子育て中のママがお子さんを芝生で遊ばせたりしています。

大船渡町は栄えていた港町が被害を受けましたが、復興にあたり、大船渡市が海に近い場所は住居にしないで、商業の区域にしました。その一環として、キャッセン大船渡ができました。ちなみに、キャッセンとは気仙地方の言葉で「いらっしゃい」の意味。震災直後にできた仮設商店街「おおふなと夢商店街」が隣にあって、そこからも18店舗が出店しています。

このキャッセン大船渡、6割が被災後に戻ってきたお店なんですが、そのひとつである「鮮魚うえの」というお魚屋さんにお邪魔して、ご主人にお話を聞くことができました。

上野英明さん(68)のお話

震災後、6月7月ごろから市場が始まった。息子がプレハブを借りてきて店を再開できた。夢商店街でみんなとやったのが忘れられない。お店の復活できたのは、やっぱり魚が好き、お客さんが好きだから。自然とお客さんも来てくれるようになった。このキャッセンに入ったのは夢商店街の仲間がいたから。財産はすべてなくしたけど、震災が出会いもたくさんあった。


「鮮魚うえの」は大船渡町でおよそ40年前から鮮魚店を営業されているそうですが、津波でお店が流されてなかなか営業を再開できなかったそうです。「おおふなと夢商店街」という仮設の商店街で、プレハブで営業を再開。2年前のキャッセン大船渡のオープンとともに現在の場所に移転しました。

その日の朝、大船渡湾で水揚げされて、魚市場で競り落とした海産物をお店でさばいて販売している「鮮魚うえの」。上野さんに聞いたところ、この時期のオススメは「早採りわかめ」「毛ガニ」。「たこ」「いか」は年中オススメとのこと。時期によっては、いかが旬の時期には自家製の塩辛も販売していて人気があるそうです。

惣菜ハンターとしてスタジオには、大船渡市にある道の駅「さんりく」で購入した「湯通し塩蔵わかめ」を用意しました。塩漬けにしたものが密閉されていて、生に近いわかめが食べられます。そのままでも美味しいですし、ポン酢や醤油につけてどうぞ。

遠藤物産の「湯通し塩蔵わかめ」は500円。大船渡市三陸町にある、道の駅「さんりく」で購入できます。

「鮮魚うえの」が入っているキャッセン大船渡は、JR大船渡線「大船渡駅」から徒歩2分。車ですと、三陸自動車道「大船渡インターチェンジ」からおよそ15分です。

<放送に入りきらなかった、大船渡市三陸町越喜来の取材の様子もお聴きいただけます↓>


越喜来の防潮堤にて


越喜来で出会った片山和一良さん(68)は震災の記憶を伝える活動をされています。