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カラー映画誕生から68年 当時の呼び名は「総天然色」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

 

今から68年前、1951年(昭和26年)の3月21日。日本で初めてのカラー映画『カルメン故郷に帰る』が公開されました。このことに由来して今日は「カラー映画の日」と呼ばれているそうです。

監督は、戦前から活躍した木下惠介さん。主演は高峰秀子さん。あらすじは、家出をしていた娘「おきん」が「カルメン」という名の踊り子となって、東京から故郷に帰るというもの。平穏で実直な村人たちは、驚いてしまう・・・という作品です。

松竹と映画監督協会が企画し日本映画の一大事業として作られたこの作品の売りは〝総天然色〟。フルカラーのことを、日本語でこう表現したのですね。ちなみにカラー映画の制作は予算がかかるため、
作品によっては「パートカラー」と呼ばれる重要なシーンのみカラーになる形式で作られた映画もあったそうです。黒澤明監督の『天国と地獄』では、ワンシーンだけ色をつけるなど演出的意図も含めて、パートカラー作品になっていました。

これは演じる俳優にとっても難しいかもしれません。

「映画と色」に関して私にも忘れられない思い出があります。山田洋次監督の『武士の一分』に出演させていただいた時のこと。下級武士・三村新之丞の妻「加世」役を演じましたが、衣装合わせのときに、紫色のお着物が用意されました。ひとくちに紫色といっても何種類もあります。監督は、
「下級武士の妻が着る色はどういう色か」
「洗い張りをした際に、どこがかすれるのか」
「お殿様に謁見する際の、一張羅はどんな色にすべきか」
幕末という時代を考慮して細部まで徹底的に試行錯誤をなさっていました。

また、「どの紫色が、檀れいという女優に映えるのか」という視点で選びぬいてくださったということも、とても印象的で、役者冥利につきるという経験でした。「武士の一分」、DVDやブルーレイにもなっていますので、よかったら、ぜひご覧ください。

 

番組では皆さんからのおたよりをお待ちしております。
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TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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