お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

第13回 須田泰成さんの “イベント酒場発のコミュニティづくり” で地域を照らす活動とは?

ハツデンキ

皆さん、こんばんは!3月も最終週。桜も咲きはじめましたね〜!
地域を元気にするプロジェクトを発信し、地域に光を当てる、
“発電機”のような活動をしている方をゲストにお迎えし、
そのユニークな視点や取り組みについて、お話を伺う番組「ハツデンキ」!
第13回目のゲストは・・・世田谷区経堂でイベント酒場「さばのゆ」場を経営する
須田泰成さんにお越しいただきました!

“酒場の店長”のようなご紹介になってしまったので、MC山口さんから補足を。

須田さんの本業はコメディー作家さん。その経歴は長く、
「モンティパイソン」や「Mr.ビーン」などイギリスコメディを紹介する本もご出版されています。
他にも、テレビ・ラジオ番組の企画や構成、さらには広告制作まで手がけていらっしゃるのです。
そんな須田さんは、これからの社会にとって大切な「コミュニティづくり」にいち早く目を向け、
世田谷区・経堂でイベント酒場「さばのゆ」を拠点に構え、地域と地域、人と人を繋いできた方なのです!

まさに、“コミュニケーター”の先駆者である須田さんを前に

「僕がお手本にしている方なんです!今日はお越しいただけて感激しております」とMC山口さん。

「なんか恐縮しますね・・・(笑)」と控えめな須田さん。

本業で築き上げてきたネットワークや知見を活かして、
地道に地域を盛り上げてきた須田さんのお話を、今日はたっぷり伺っていきたいと思います。

まずは、須田さんが2000年に立ち上げた、WEBサイト「経堂系ドットコム」のお話から。
このサイトは、世田谷区経堂エリアの商店街の個人店を応援するWEBサイトなのですが、
「きっかけは我々が通っていた個人店が経営不振に陥って、
それを立ち直らせるところから始まったんです」と須田さん。

1997年、消費税が3%から5%へ。大規模店舗規制法という個人店を守る法律の規制が緩和され
商店街に大きな資本のチェーン店が参入するように。経堂の街を盛り上げてきた個人店も、
これらの影響で先行きが不安な状況だったそうです。

インターネットの時代が始まっていたこともあり、須田さんは「経堂系ドットコム」を通じた街の紹介と、
酒場「さばのゆ」でのイベント企画を通じて、個人店の経済活動のみならず、
日本各地の地域と経堂を繋ぎながら支援をされてきたのです。

今年で10周年を迎える「さばのゆ」のイベントには、職種も様々なお客さんが集います。
「ここで出会ったお客さんで、お仕事を一緒にされたり、結婚した人も結構多いです」と、
お客さん同士の繋がりが密なご様子を伺えました。
「かつて地域の交流の場であった“銭湯”のような場にしたい」という
須田さんの想いが見事にカタチになっているんですね。

実は、アイデアカンパニーTAN-SUも企画に関わらせていただいたイベントが
数え切れないほどあります。

例えば、3月8日(さばの日)にちなんだ「八戸さば祭り」。
「さばのゆ」をはじめ、経堂の個人店で「鯖メニュー」を提供するのだそうです。
このイベントをキッカケにオリジナルの鯖メニューが誕生したお店も多く、
経堂で生まれたメニューが八戸の居酒屋で採用されることもあったそうです。

他にも、JA中野市(長野県)の「きのこ」をテーマにしたイベントや、高知県をPRするイベントなど、
経堂内を盛り上げるだけではなく、「地域間交流」を生み出す企画を生み出してきたのですね〜。

須田さんは昨年、『蘇るサバ缶』という本も出されたということですが・・・
これは、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の「木の屋」さんの缶詰工場で、
泥に埋まってしまった缶詰を経堂へ運び、経堂の商店街の皆さんや「さばのゆ」の
お客さんがひとつひとつ洗って磨いて販売し、さらに復興イベントを重ね、
缶詰め工場の再建へ繋いでいく、という実話なんです。

「ご当地グルメブーム」を背景に各地の「鯖缶」を扱い始めた経堂の各個人店。
ユニークな「鯖缶」をつかった創作メニューを求め、
経堂の個人店へわざわざ足を運ぶ方も増えていたそうです。
なかでも、『蘇るサバ缶』に登場する「木の屋」さんの「鯖缶」は絶品だと評判を呼び、
すっかり定着していったそうです。

しかし2011年、東日本大震災が発生。経堂で愛されている「木の屋」さんの
「鯖缶」が数十万缶も泥に埋まってしまったのです。
しかし、缶の中身が無事だとわかった須田さんは、経堂の街で缶を磨いて販売することを提案!
賛同者が集い、磨かれた缶詰は22万缶!「希望の缶詰」と呼ばれるようになった鯖缶は
300円で販売され、売上はすべて寄付されたそうです。
人情商店街・経堂と「木の屋」さんの絆によって、2年後には工場が再建。
この感動ストーリーがまとめられたのが『蘇るサバ缶』なのです。

この日も、「木の屋」さんの鯖缶をお持ちくださった須田さん!
缶を開けて「おっ!美しい!」、一口食べて「ん〜〜!!おいしい!
脂がすごくのっていて身が柔らかい!」と、山本アナも感激していました。

「日本は一軒の長屋」と話す須田さんが綴る『蘇るサバ缶』は、
涙なしでは読めません!ぜひリスナーの皆さんもご一読ください!

さて、ハツデンキ恒例の、あの質問です!

須田さんの「発電の素(もと)」=「ハツデンキ」は何??

須田さんのお答えは、「自分と違う人生を歩んできた人と出会うこと」

大阪出身・作家である須田さんにとって、出身地や職業の違う人々との出会いこそが毎日の刺激と学び。

「自分一人ではどうしても限界がある。違う種類の人と会うことが楽しいですね」

地域をつなぐイベント酒場を運営されているからこそ、発電の源なんですね。
きっと「さばのゆ」に集うお客さんにとっても、出会いこそが原動力になっているような気がします。

続けて、MC山口さんから、おなじみのゲストの〇〇力!

「須田さんは、ゆるゆる力です!」

肩肘張ることなくゆるくあること。欲張らず、小さなことを地道に続けていくことこそが大切、
ということを、須田さんのコミュニティづくりから学ばれているそうです。
毎晩2時間の「さばのゆ」のイベント。終了後は周辺の個人店へお客さんを“シェア”して二次会を楽しむ。
これを続けていくことが須田さんの“コミュニティづくり”なんですね。

最後に須田さんからこんなエピソードが・・・。
経堂のあるお店で、1000円札に小さな絵を描いて支払ったお客さんが、
そのしばらく後に、経堂エリア内の他店で会計を済ませおつりを受け取ったところ・・・
自身が以前払った“絵付き”のお札が戻ってきたのです!
地域通貨の考え方に習えば、同じお金が循環するエリアを“コミュニティ”と言いますが、
まさに経堂でも実証されたということですね。

お金は町にとって「血液」のようなもの!循環こそが活性の印なのだと教えていただきました。

「野田も経堂に続けとがんばります!」と最後はMC山口さんの宣言で締めくくりました!

須田さん、放送し切れないほど充実したお話をありがとうございました!
(2週に渡って放送したかったほどです…)
これからも経堂と地域をつなぐハツデンキとしてご活躍ください!

次週の「ハツデンキ」は4月6 日(土)!
4月からもどうそよろしくお願いいたします!
どんな方がゲストで登場してくださるのでしょうか?

どうぞお楽しみに!