お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • コラム
  • 音声あり

おすすめラジオクラウド 相談は踊る「愚痴モンスターと自慢モンスター」

ラジオクラウド

こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第43回目。
今回は『ジェーン・スー 生活は踊る』のコーナー「相談は踊る」の中から「愚痴モンスターと自慢モンスターへの対処法」です。

大学時代からの先輩からあらゆる愚痴を聞かされ続けている女性の方からの「どうすればいいんでしょう?」という相談に対し、愚痴や自慢のファンタジスタ、愚痴モンスターや自慢モンスターの特徴や対処法をスーさん、小倉弘子さんが話していました。


小倉弘子:通算1341件目。ラジオネーム「うどんモンスター」さん。女性からのご相談です。「スーさん、小倉さん、こんにちは。いつも作業をしながら楽しく拝聴しています。大学時代の先輩(女性)とのことで相談です。その先輩と私は卒業後もよくご飯に行く仲なのですが、普段からLINEで愚痴ばかり言ってくるので悩んでいます。私はどちらかと言うと愚痴を言われたら否定はせずに聞いているタイプです。その先輩は恋愛の悩み、職場の愚痴、習い事での愚痴など、何かあるたびに逐一私にLINEで送ってきます。

最初は私は当事者でないからわからないけれど『あまりにひどいことを言われた・された』と聞けば『ひどいですね。それはつらかったですね』と返信していました。しかし最近、それを聞くのがとてもつらいです。LINEの頻度が高くなってきたのと、誰かへの悪口だったり、不満に思うことを深刻な感じで連投で送ってきます。

『私はいつも周りの人のせいで振り回されてうまくいかない』とか『いつも誰かに足を引っ張られて……』という内容のLINEしか来ません。先日、その先輩と遊びに行ったんですが、1日中同じテーマの愚痴を言い、『誰かのことが許せない』と言うのです。なにかアドバイスしても『でも……』と言って全く同じ話を繰り返し、聞いているうちに私は気持ち悪くなりました(貧血です)。

聞いていてもつらいし、先輩自身も話すたびにつらかったことが心の中でずっと繰り返されてつらいと思います。『上司に相談するまではこのことはなるべく考えないようにした方が体にいいですよ。この話はやめましょう』と言っても、話を逸らそうとしてもダメでした。その後、LINEが来た時に『今日は一日中深刻な話だったので正直つらかったです』と送ったら『ごめんね。今度は楽しもう』とすごく反省していたんですが、いまは結局元通りの愚痴が来ます。

LINEの返信を1日置いたり、返信回数や文章を減らすようにしていますが、あまり効果がありません。その先輩が愚痴をスパッと止めてくれるとは思えないので、徐々に離れたいと思っています。もう3年くらいLINEで愚痴を聞いていたので、いきなり冷たく突き放すようなことはしづらく、優しめの変身をしてしまうのですが、返信している自分がとても嫌です。悪口自体が嫌いです。愚痴や深刻な相談をされる拠り所にならないためにはどうすればいいでしょうか?」といううどんモンスターさんです。

ジェーン・スー:すごい。これね、「あるよねー!」っていう感じじゃない? 誰でも1回は身に覚えがないですか? まあ究極的に言うと、飲んでずっと同じ話を繰り返す人とかと同じじゃん?

小倉弘子:うん、うん。はい。

ジェーン・スー:「聞いたよ、その話……」みたいなの。これね、飲んでそういうのが出てくる人っていうのはなんで飲んでそうなるのかっていうと、日常的にはこう、シラフの時は自制心があるからなんですよね。それがないんだね。自制心のないシラフの人っていうのがたまにいるんだね、これね。困ったね。でもさ、先輩と後輩で一応大学時代からでしょう? いま、いくつかわかんないけど。うーん、まあ上下関係、あるよね?

小倉弘子:そうだよね。友達じゃないよね。

ジェーン・スー:友達みたいな感じの先輩・後輩だよね。パワーバランスがあるよね。それでもそのなかでちゃんと、「今日は深刻な話で辛かった」って言ったのは偉いと思う。うどんモンスターさん、偉いよ。それで「ごめんね」って言っても無理だよ。こういう人たちのマグマのパワーをあなたは知らない。

小倉弘子:マグマ?

ジェーン・スー:もうね、湧き出る火山。活火山。止められない。1回、地表に出たらずっと焼き尽くすまでマグマが出る!

小倉弘子:フフフ(笑)。

ジェーン・スー:海の水さえ蒸発させる。火山だから。この人。

小倉弘子:もうだって島が大きくなるぐらいのマグマだからね。

ジェーン・スー:そうそう。本当にそう。大陸だよ、もう。大陸になってもまだね、やめないから。こういう人たちのパワーって本当にすごいのよ。自分の話を聞いてほしい人パワー。もうちょっと言葉が通じないんだね。

小倉弘子:でも、すごいよね。この先輩。そのマグマが恋愛のマグマとか職場のマグマとか習い事のマグマとかいっぱあるわけだよね?

ジェーン・スー:普通にリア充じゃん。

小倉弘子:フハハハハハハハッ!

ジェーン・スー:恋愛して、仕事して、習い事して。リア充じゃん。

小倉弘子:そうね。先輩、すっごいね!(笑)。

ジェーン・スー:なんだよ、それ? どうかしてるわよ。

小倉弘子:本当だよ(笑)。

ジェーン・スー:「外に一歩でも出るのをやめたらどうっすか?」って話だけどね。でも、わかる。このなにかアドバイスをしても「でも……」と言って同じ話を繰り返すの。もうね、だからとにかくうどんモンスターさんは自分のものさしで絶対に相手を測らない。なぜなら、あなたのものさしでは測りきれない人たちなんで、全くこっちの通常のルールを効かないんですよ。たとえば、1回話した話なら、悔しい話なら2回、3回。せめて4回話したらさすがに満足するだろうとか、次話す時には気分悪くなるだろうとか、申し訳なくなるだろうとか……ならないから!

小倉弘子:アハハハハハハッ!

ジェーン・スー:こういう人たちは一定数いて。そういう経験、ない?

小倉弘子:ある! あるし、なんかもしかしたら私もそんなことやってたのかな? 怖いな、自分を振り返ると。

ジェーン・スー:ないよ。だいたいないわ。

小倉弘子:ないかな?

ジェーン・スー:そういう人は露ほども思わないから。「もしかしてそういうことやってたのかな?」って。なんならちょっと自分のチャームポイントと思ってるから。

小倉弘子:ああ、その先輩が?

ジェーン・スー:そう。愚痴っぽいのが。「私、ちょっと愚痴っぽいところ、あるんだよね」ぐらいの。

小倉弘子:えっ、そこが光っちゃっているの? ピカッと?

ジェーン・スー:個性っていう風に。でも、こういうのは多様性とは言わない!

小倉弘子:でもさ、このうどんモンスターさんに対してさ、すごく気の置けない感じはあるんだろうね。この先輩は。

ジェーン・スー:「何でも喋れちゃう」っていうところをね、しかもそこに価値を置いちゃってるのよ。こっちは全然価値を置いてないのに。「あなたにならなんでも喋れる」みたいな。

小倉弘子:「早く伝えなきゃ!」みたいな。

ジェーン・スー:でね、「あなたに価値を置いてあげている」とさえ思ってるからね。たぶんこういう人はね。「LINEの返信を1日置いたり、返信回数や文章を減らすようにしていますが、あまり効果がありません」。そうなの! なぜならこっちの理屈が通じないから! 私ね、これ自慢モンスターをやられたこと、あるよ。

小倉弘子:なにそれ?

ジェーン・スー:ずいぶん前の話ですけど、すっごい自慢するの。私のちょっと先輩で年上の人で。LINE、全部自慢。

小倉弘子:自慢?

ジェーン・スー:「こんにちは」の後からもう全部自慢ぐらいの勢い。

小倉弘子:なに? なんか「あんまり働いてないんだけど成果が出ちゃった」みたいな感じの?

ジェーン・スー:いやいや、もうモテ自慢、才能自慢、家族自慢とか、どこ行った自慢とか、もうすごい。ありとあらゆる、神羅万象で自慢できる。モノボケとかあるじゃん? ああいうので自慢ボケとかあったら絶対優勝だよ! その人。

小倉弘子:それはいきなり送ってくるの?

ジェーン・スー:いきなりなの。脈絡とかないの。

小倉弘子:そのモノボケの物をスーさんが提示したとかじゃなくて?

ジェーン・スー:ないないない! 完全に自分。常に物を背負っているの。だからいちばんびっくりしたのは、たとえば具体的な話は避けますけど……例で言ったら、そうね。たとえばこれ、フェイクニュースよ。「神宮球場が全部建て替えることになりました。イベントがありました」っていうヤフーニュースが仮にあったとするじゃない?

小倉弘子:うん。

ジェーン・スー:そこから、自分にどうやって自慢をつなげる?

小倉弘子:神宮球場が建て替えでイベント? 建て替えのイベントを……。

ジェーン・スー:そのヤフーニュースから自分の自慢につなげられないでしょう? その人はね、「私が彼と神宮球場にデートに行った時……」から始めるのよ! そのニュースを添付して。「私が何年前に彼と神宮球場に行った時、すごい優しくて……」とか。

小倉弘子:ごめん。まだ見えない。

ジェーン・スー:あと、「ビールの売り子のバイトにスカウトされたことあって……」とか。よくそこから持ってくるね!っていうぐらいの。「内閣総理大臣が変わりました」でも行けるよ。たぶんその人は。

小倉弘子:嘘? なんだろう?

ジェーン・スー:「あの本当の総理大臣と同じ苗字の人に大学時代告白されて……」とか。ぐらいの勢いでやるやつはやるんだって!

小倉弘子:フフフ、それはでも技ありだよ!

ジェーン・スー:技ありだよ。

小倉弘子:むしろ一本だよ。

ジェーン・スー:一本だよ。だけど迷惑なんだよ、こっちは! 本当に(笑)。

小倉弘子:フハハハハハハッ! でも、面白い。聞いている分にはそれで私、スイーツ食べたい。

ジェーン・スー:第三者が聞いていたら楽しいけど、一対一になってごらんなさい。私とあなたの関係になってくださいよ。「ほう」っていうスタンプしか押せなくなるから。でもね、わかる。このうどんモンスターさんが「『ひどいですね。それはつらかったですね』と返信してました」って、つまりね、相手が言ってほしい言葉をすぐに見つけられる能力をお持ちなんですよ。うどんモンスターさんが。そういう人はね、見逃されないの。常に見つかっちゃうの。愚痴モンスターか自慢モンスターに見つかっちゃうの!

小倉弘子:パクッといかれちゃうんだよね。

ジェーン・スー:パクッと。「こいつ、できる!」って。スカウトされちゃうんですよ。

小倉弘子:ああ、そうね。身柄確保しちゃうね。たぶんね。

ジェーン・スー:だから超見当違いなことをどこまで言えるかだよね。こういうのってやっぱりさ、バスッと切るしかないと思うんですよ。正直、結論から言っちゃうと。

小倉弘子:「切る」っていうのは関係を断つっていうこと?

ジェーン・スー:嫌われるっていうこと。もうLINEは既読にはなるけど返事は来ない。しないとか。「どうしたの? 最近連絡ないけど」とか言われたら、「すいません。忙しいんで」ってもう会わないとか。とにかくもう、バスッと関係を切る。わかってもらおうとか一切しない。とにかく逃げる。もう完全に縁を切る。

小倉弘子:ああ、そう? なんか私はたとえば違う話題を投げてみたりとか。「私もいまちょっと仕事が忙しくて。先輩ごめんなさい。受け止めきれません」って送るとか……。

ジェーン・スー:だってもう言っるじゃん。すでに。直接遊びに行った後の帰りに「今日は深刻な話ばかりでつらかった」って言った人。また戻ってんだよ。すごくない?

小倉弘子:そうか。そうだよね。それじゃあもう無理か。処方箋、ないか。

ジェーン・スー:嫌われるしかないんですけど、嫌われるまでの間にやっぱりちょっと遊びたいじゃないですか。

小倉弘子:フフフ、まね。打席に入る前にね。一呼吸おきたい。

ジェーン・スー:そうそうそう。だからどこまで相手がムッとする失礼なことを言えるか?っていう勝負ですよ。ここから。たとえばですけど、さっきの自慢モンスターだとしたら、「この間、コリドー街でナンパされちゃって……」とかっていうことを自慢する人がいるとするじゃないですか。結構もうあんた、年齢的にナンパとかそういう感じじゃないんじゃないの? みたいなところで。それでもまるで、自分がすごくかわいいみたいに自慢をされたら、「ずいぶん隙があったんですねえ」っていう返事をするとかさ。そういう相手がちょっとギョッとするような。だから愚痴を言われたら「周りの人もじめじめしていていつも大変ですねえ!」とか。

小倉弘子:フフフ(笑)。はー! もう嫌われ番長になる?

ジェーン・スー:嫌われ番長っていうか、今度はもうこっちもボンクラになっていくわけですよ。鈍感番長。だからたとえば習い事。「習い事に行ったんだけどさ、みんな全然なんかちゃんとやって来ないしさ。私が聞いるのにべちゃべちゃ喋ってるのはいるし。でもそういう子ばっかり先生からかわいがられてさ。なんとかかんとか……」って言ってきたら、「金払ってんのにムダっすね!」とか。「お金払ってるのにそんな扱いされたらムダですね!」とか。そういうちょっと向こうが「ん?」ってなるような言葉をいっぱいかけてみて、そのうちに向こうは怒るから。怒って「ひどい!」って言ったらそこで縁を切る。

小倉弘子:でも、うどんモンスターさんって言ってほしいことがわかるなら、言ってほしくない言葉も分かりそうですもんね。

ジェーン・スー:これが訓練をしないとわからないんだよ。

小倉弘子:そうなの!?

ジェーン・スー:私、自慢モンスターなかなか大変だったもん。なに言っても返してくるんだ、あいつら!

小倉弘子:ああ、そう? 打ち返してくるんだ。

ジェーン・スー:たとえばさ、自慢モンスターで、じゃあ「隙があったんですね」って言ったとするじゃない? 私、いま言ってから自分で「これはダメだな」って思ったんだけど。「隙があったんですね」って言ったら「うん、やっぱり誰かいないとダメなんだよね。そういう風に甘やかされて来ちゃったから。いままでの彼に……」みたいになっちゃうわけですよ。「うおーっ!」って。もう錦織圭が足の間からパーン!って球を打つみたいなもんじゃない? 「その球、拾う!? 日清!」っていう感じでしょう? もう。

小倉弘子:フハハハハハハッ! ナイスコース!

ジェーン・スー:もう足の間から、ポーン! だからやっぱり適当に遊んで、あとは嫌われるしかないと思いますよ。それでも完全に縁は切れなくて、半年に1回とか。いまだにそうなんですけど、半年に1回とか1年に1回とか、たまにLINEしてきたりとか。なんの脈略もなくLINEしてきたのかすることがあると思うんですけど。まあでも1回嫌われれば、そういう通常被害はだいぶなくなりますので。

小倉弘子:そうね。距離も置くだろうしね。

ジェーン・スー:たぶんね、ナメられているとは言いたくないけど、向こうは心を許しているつもりなんですけども。これは相手のことをナメてるって言うんだよね。

小倉弘子:そう。うどんモンスターさんももう、そんないい人でいなくていいと思う。

ジェーン・スー:うん。それね。いい顔をするの、やめよう。「はあ?」っていうスタンプ、買いなよ。

小倉弘子:アハハハハハハッ! あるね(笑)。

ジェーン・スー:「で?」とか。うん(笑)。


あらゆる物事に錦織圭さんのように愚痴や自慢を打ち返してくるモンスターたち、恐ろしい! 幸い僕はモンスターに遭遇したことはありませんが、いつでも対処できるようにとりあえず「はあ?」「で?」というLINEスタンプは買っておこうと思います!(笑)。スーさんと小倉さんの楽しいトーク、ぜひぜひラジオクラウド音源でチェックしてみてください。(音源4:00からスタートします)。

相談は踊る「愚痴モンスターと自慢モンスター」

ラジオクラウドアプリ誕生!