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新元号だけじゃない!【日本最古の岩】発見で大騒ぎ!!

森本毅郎 スタンバイ!

昨日4月2日は、新元号のニュースでほかの話題がかすんでしまった感じでしたが、そんな中、新元号以外の話題が、大きなニュースになっているところがありました。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!4月3日(水)は、レポーターの近堂かおりが『新元号だけじゃない?!【日本最古の岩】発見で大騒ぎ!! 』をテーマに取材をしてきました。

 

 

★島根県津和野町で、25憶年前の岩が見つかったんです!

それは、山陰の小京都といわれる島根県の津和野町津和野町教育委員会の宮田健一さんにお聞きしました。

宮田健一さん
「日本でいちばん古い岩が発見されたというニュースが舞い込んでまいりまして、岩のかたまりというか山そのものが、どうも25億年前ということらしいので、”日本一が見つかったの!?””それ、どんなの?”という感じでみなさんから結構お声がけされることが多いですねえ。これは大変なことになったなあと身の引き締まる思いです。(新元号が大変な騒ぎでしたが?)それに匹敵するか、それを上回るぐらいの盛り上りにきっとなるだろうと。この連休はどうなるんだろうとドキドキ感でいっぱいですね。」

津和野町は森鴎外や西周(にし・あまね)が生まれた町ということで、これまでは歴史文化のほうで話題になることが多い町。ところが今回は、地質の話というまったく予期しないジャンルで全国ニュースでも取り上げられたというので町では大変な話題だそうです。

★25億年前の岩!ってどんなものなの?

これまでの日本最古を更新する25億年前の岩の発見というのはどういうものなのか。宮田さんの専門ではないので(文化財係です)、その岩の発見者に教えていただきました。広島大学大学院の准教授、早坂康隆さんのお話です。

早坂康隆さん
「地面を転がっていない、地球に根の生えた岩「岩体(がんたい)」としていちばん古かったのは、同じ島根県の隠岐の島町。隠岐ですね、後醍醐天皇が島流しにあった。あそこにあるのが、およそ19億年ぐらいの岩体が古くから知られていました。石ころ(礫(れき))まで含めると岐阜県七宗町(ひちそうちょう)が20・5億年が今までいちばん古かった。この両方に比べても(島根県津和野町は)さらに古い25億年というのが見つかったということです。まだ日本列島が列島ではない時代、日本列島が大陸から離れるのが2千万年前くらいからなんですが、それよりずっと前の話なんですね。」

津和野で見つかったのは、日本列島がまだ中国大陸とくっついてたときの岩!?すごい!!新元号の出典は万葉集だ、とか、いやいや中国にもとがあるんだ、という話で持ちきりでしたが、『先生、それよりはるか昔の話ですね!』早坂さんにそう言ったら、『まあ、生き物はバクテリアくらいしかいない頃ですからね~。でも、私たちの分野では元号も国境もほとんど意識しないのでそんなこと考えませんよ』と。確かに億年前を相手にする分野ですものね。でも、津和野町の宮田さんのほうは、『まだはっきりとは言えませんけど、5月にはその日本最古の岩の展示会を開きたい。【令和】初のビッグイベントです』。盛り上がってます!

★日本最古じゃなくなっちゃった!岐阜県七宗町では・・・?

この日本最古の岩の発見、大騒ぎになったのは津和野だけじゃないんです。早坂さんの話に出てきた 岐阜県七宗町(ひちそうちょう)。こちらでも大きな話題になっていました。【20億5千万年前の石】が日本最古じゃなくなっちゃった!町役場・商工観光係の井上昇さんにお話を伺うと、実は、七宗町では来年、記念の年を迎える準備中でした。

井上昇さん
「そうなんです、もうすぐ50周年を迎えるところでありまして・・・。やっぱり、びっくりはしましたね。それだけ長い間見つかってこなかったのが見つかったということは、一報を聞いたときはほんとびっくりしました。もちろん、地球が誕生して46億年経っているわけなんですけど、20億5千万年よりも前の石が発見される可能性というのは私どもとしても認識しておりましたので、驚きはしましたが、残念といったところは特にありません。最古というところに関しては博物館の名前にもなっています。(博物館は何と言うんですか?)【日本最古の石博物館】です。」

【日本最古の石発見から50周年!】というのが、ちょっとかすんじゃうかも・・・。しかも、七宗町の町のシンボルが【日本最古の石博物館】(そのまんま!)。それが津和野町の25億年前の石の発見で、名乗れなくなっちゃうのか?町役場の井上さんにその点を聞いてみると、『いまはまだなんとも・・・』。町にとっては、改元と同じくらい重要な、博物館改名問題が浮上か??

★いいえ、今後も日本最古の石博物館のままで!!

そこで、ことの発端となった(?)、新しい日本最古の岩の発見者、広島大の早坂さんにお聞きしてみたところ、意外な展開が待っていました。

早坂康隆さん
「あそこには立派な博物館がありますので、私は津和野町の教育委員会に七宗町のほうに津和野の石を寄贈していただくようにとお願いをしまして。ちゃんと日本最古の石を展示する博物館として継続して頑張っていただきたいと思っています。」

早坂さん、いいアイデア!!これなら、博物館の名前も、【日本・最古の石博物館】ということになりますよね!!さっそく岐阜県七宗町の井上さんにお伝えしました。

「早坂先生は、発見した最古の岩、七宗町の博物館に置いてほしいそうですよ!」
井上昇さん
「あ、そうなんですか! そういった話はまだいただいていないんですけれど、もしそういったお話がいただけるのであれば、ぜひ検討させていただきたく考えています。(いいんですか、記録を追い抜いた石も置きますか?)まあ、追い抜いたというよりは、私個人的な考えでもあるんですけど、石というものに関してはすべての方に身近なものではありませんので、こういった形でニュース等で取り上げていただくことによって皆様に認知していただいて身近になっていただく機会ということを考えると、喜ばしいことなのかなと考えております。」

井上さんは、早坂先生の気持ちを知って、とてもうれしそう!実現するといいですね!それにしても、新元号がきっかけで万葉集が関心を集めたように、日本最古の岩の話題から、地質学や地理学に関心をもつ人が増えてほしいというのが3人の共通の思いなのかもしれませんね。日本列島のでき方の謎に迫る、25憶念年前の岩!49年間最古だった岩!どちらもじっくり見てみたい気持ちになってきました!

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。