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第14回 寺島純子さんの “逆転の発想” で “なんにもない地域”を照らす活動とは?

ハツデンキ

皆さん、こんにちは!4月がスタートしましたね〜!

地域を元気にするプロジェクトを発信し、地域に光を当てる、
“発電機”のような活動をしている方をゲストにお迎えし、
そのユニークな視点や取り組みについて、お話を伺う番組「ハツデンキ」!
本日のゲストは・・・長野県信州新町(しんしゅうしんまち)「のぶしな地区」より
「のぶしなカンパニー」代表・寺島純子さんにお越しいただきました!
MC山口さんが「純子姉さん」と慕う寺島さん。ようこそお越しくださいました〜!

「のぶしな」ってどこ?と思ったリスナーの皆さんも多いかと思います。
ご安心ください!今日は純子さんが「のぶしな」ワールドへ誘ってくれますよ〜!

「のぶしな」=「信級」は、長野市と松本市の中間、
長野県西部にある信州新町から、さらに山を隔てた地域にある集落です。

「山の方ということは自然が結構あるのですね」と山本アナが尋ねると、
「自然“しか”ありませんっ!笑」とすかさず返答する寺島さん。

MC山口さん曰く、
“今にも崩れそうな細い崖道を通り抜けてたどり着く”場所だそうです。

とにかく簡単にはたどり着けない、奥地だということが伝わりました。
そんな秘境の地「のぶしな」にはいったいどんなものがあるのでしょうか?

信号がない!コンビニはない!自販機もない!水道はない!(※湧水を引いています)

まさかの「ない」の連続に、山本アナも仰天!(笑)

長野市内で出版社オフィスエムの代表も務める寺島さんは、
もともと信級出身の「のぶしなネイティブ」。ご両親も同じ信級で育った幼馴染同士なんだそうです。
寺島さん一族が根付いてきた信級の現在の人口はたった120人程、いわば「限界集落」です。
寺島さんは「過疎化・高齢化が進む自分の故郷を守りたい」という想いから、
「のぶしなカンパニー」を2016年に設立し、
さらに信級の人たちの拠り所「食堂かたつむり」もオープンされたのです。

「食堂かたつむり」を作った背景を伺うと、
「村にお店がないのでね。とにかくお金を使える場所をつくろうと思って(笑)」と、寺島さん。

昔は精米所だったそうで、地道にリノベーションをしながら2年もの月日をかけて
食堂として立ち上げたそうです。当時は地元の方が毎日工事の様子を見に来ていたそうです。

「用のない人もたくさんきます。自分の家の台所みたいな存在です」と、
いまでは集落の皆さんの憩いの場になっていることが想像できますね。

そんな「のぶしな」を訪れたことがあるMC山口さん。
「のぶしな」についた瞬間、山でキノコを採ってくるミッションを委ねられたそうで…。
自然以外に何もない「のぶしな」の現実を目の当たりにし
「とんでもないところに来てしまった!」と思ったそうです。

それでも、「食堂かたつむり」への訪問や地元の方との交流を通じて、
すっかり「のぶしな」に魅了されたMC山口さん。

「コンセプトがいいんですよ!」とMC山口さんが読み上げたのは、
この日寺島さんにご持参いただいた「のぶしな通信」の表紙に掲げられたキャッチフレーズ。

「何にもないから何でもある」

「のぶしな」の魅力を一言で捉えたグッとくるお言葉です。
「のぶしな」の山には山菜やキノコなど様々な山の幸が豊富で、
山全体がスーパーマーケットのようなもの。そして、暮らす人々は生きる知恵をたくさん持っている…。
何にもないのでなく、何でもあるという豊かさに気付いたからこそ生まれたキャッチフレーズなのです。

「食堂かたつむり」があることで、外のエリアとの交流も生み出しているそうです。

地元のひとたちが地元のことを話す場所としてはもちろん、
「のぶしな」のことを発信するために外へ出向くきっかけが生まれたり。
「すごく良い中継地点になっているんです」と、MC山口さんも絶賛されておりました。

ところでどうして「かたつむり」なんでしょうか?
「かたつむりってノロノロとゆっくりしか進まない。
だからノロノロ行こうや〜っていう意味もあります」なるほど。
少しずつ、地元を維持するためにできることをやろうという想いが込められているんですね。

「私がやっている出版社の建物の一階には、螺旋階段にちなんで“まいまい堂”という
ブックカフェがあるんです」と、寺島さんが「かたつむり」との縁を感じていることが伝わります。

「春の時期って何が美味しいんですか?」と「のぶしな」の豊かな暮らしに関心を寄せる山本アナ。

「今は、ふきのとうがいっぱい採れています。それが山ほど届くのよ」
食堂には「要る?」と大量の食材が届くんだとか。
中には自家製の漬物を持ってくるおじさんもいるそうです。

そこから作られるのが「食堂かたつむり」の手作り感溢れる素朴な「のぶしな定食」。
地元の皆さんの愛情が集結したご飯。心も元気になりそうです!
一度は食べてみたいですね。

なにもないところに「何か」をつくっている最中の寺島さんだからこそ話せる、
都会の暮らしでは体験できないようなエピソードの数々伺うことができました。
リスナーの皆さんも、「のぶしな」へ訪れたくなったのではないでしょうか?

さて、最後はハツデンキ恒例の、あの質問です!

寺島さんの「発電の素(もと)」=「ハツデンキ」は何??

「明るいものじゃないんだよね」
ハキハキとした口調ながらも、意外なお答えが返ってきました。

「このままだと地図から消えてしまうのではないかというような、悲しい現実がある。
本当に何にもないのかな〜と考えていったら、それが豊かさに思えてきたんです」
つまりは「逆転の発想!」が発電の素であり活力の源なんですね。
「何もない」それは、何でもできる自由!

「発電というよりも、地元から私がエネルギーをもらっているの」と、
なんともじんわりするお言葉をいただきました。
生きていく上で、大切なものが「のぶしな」にはある!
それを日々学ぶことこそが活動の源。そんな土地で暮らす日々がどれだけ豊かなことなのか、
寺島さんのお話から垣間見させていただいた気がします。

MC山口さんから見た、寺島さんの魅力は「中継力のある人」なんだそうです。
寺島さんは、損得勘定なしで地域を盛り上げていくコミュニティづくり”ができる人。
「寺島さんは“歩くパワースポット”なんですね!」とバッチリ言い当ててくれた山本アナ!
素晴らしい!
「純子さんはリレーでいうと第2・第3走者」小さな集落の「中継者」の役割なのです。

「自分が名を残そうとか、一等賞をとろうとか、そうじゃなくて、
今ある豊かさを次に繋ぐとか、この人の魅力をこの人に教えるとか、そういうことでいいんじゃないかな」
「観光地」を目指すのではなく、来て知ってもらうことが大切。
豊かさを維持していきたい、という想いで現在の活動があるのですね。

最後まで、名言続出でした。
寺島さん、これからも「のぶしな」のつなぎ役、ハツデンキとしてご活躍ください!

次週の「ハツデンキ」は4月13日(土)!
どんな方がゲストで登場してくださるのでしょうか?

どうぞお楽しみに!