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「祝・生誕80周年&未発表アルバム発売記念〜史上最高のソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの影響を聴いてみよう!」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「祝・生誕80周年&未発表アルバム発売記念〜史上最高のソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの影響を聴いてみよう!」

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りします! 「祝・生誕80周年&未発表アルバム発売記念〜史上最高のソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの影響を聴いてみよう!」。今年はマーヴィン・ゲイ生誕80周年。誕生日は1939年4月2日でした。ちなみに命日は誕生日の前日の1984年4月1日。享年44歳。

【ジェーン・スー】
つらいね。いまの私より若かったんだね。

【高橋芳朗】
うん。しかも、お父さんに射殺されるという本当に悲しい最期でした。そんなマーヴィン生誕80年を祝して、3月29日には1972年に発売されるはずだったもののお蔵入りになっていた未発表アルバム『You’re the Man』のリリースが実現しています。本日はそのマーヴィン・ゲイが与えた影響、マーヴィン・ゲイのオマージュ曲を聴いていきましょう。まずは先週金曜日にリリースされた『You’re the Man』から1曲紹介したいと思います。

M1 Where Are We Going? / Marvin Gaye

You're The Man
【高橋芳朗】
素晴らしいですね。これをお蔵入りにする天才の気持ちが理解できない(笑)。

【ジェーン・スー】
うん、わからない。

【高橋芳朗】
普通に代表曲になるレベルなんじゃないかっていうね。では、さっそくマーヴィン・ゲイの影響を受けたと思われる曲を聴いていこうと思いますが、今日これからかける曲はマーヴィンの数ある作品の中でも1971年の名盤『What’s Going on』のころの彼を意識したであろう曲に絞りました。いまうしろで流れていますね。

BGM What’s Going On / Marvin Gaye

What's Going on
そして今日紹介するマーヴィン・ゲイの影響をうかがわせる曲は、あえてすべて邦楽、日本のポップスから選んでみました。70年代から1曲、80年代から1曲、90年代から1曲、計3曲お届けしたいと思います。

まずは70年代編。これは名曲ですね、大貫妙子さんの「都会」。1977年リリースの名盤『Sunshower』の収録曲です。この曲はまずイントロのホーンが「What’s Going on」風。リズムもおそらく「What’s Going on」に着想を得たんじゃないでしょうか。アレンジは坂本龍一さん。さらにベースを弾いているのは細野晴臣さんですが、細野さんのベースラインを追いかけながら聴くのも楽しいと思います。

M2 都会 / 大貫妙子

SUNSHOWER
【ジェーン・スー】
オシャンティーやねぇ。素晴らしい!

【高橋芳朗】
最高のお昼ですよ。いま我々はコーヒーを飲みながら聴いています。

【ジェーン・スー】
ねぇ。このままどこかに行っちゃおうか?

【高橋芳朗】
もう消えてしまいたい。

【ジェーン・スー】
堀井さんも目が遠い、目が遠い……。

【高橋芳朗】
目が遠いですよ、堀井さん。大丈夫ですか?

【堀井美香】
デパ地下行きたい……。

【高橋芳朗】
フフフフフ、意味がわからないんですけど。

【堀井美香】
桜のデザートとかを買ってね。

【ジェーン・スー】
それで公園に行ってね。

【高橋芳朗】
「公園に行きたい」って言えばいいじゃないですか(笑)。

【ジェーン・スー】
そうですよ。なんでデパ地下から始めるのよ。

【堀井美香】
デパ地下からの公園、桜……。

【高橋芳朗】
続いては80年代編。これも名曲、ピチカート・ファイヴの「惑星」。1988年リリースの『Bellissima!』収録曲です。ボーカルを務めるのは、当時すでに並行してオリジナル・ラブとしても活動をしていした田島貴男さん。この曲は作曲も田島さんが手がけています。スーさん、田島貴男さんはどんなふうに歌う方でしたっけ?

【ジェーン・スー】
(モノマネで)「あ〜ま〜くぅ〜♪」、やめて!

【高橋芳朗】
フフフフフ。

【ジェーン・スー】
私が怒られるから! (モノマネで)「くぅ〜ちず〜けをか〜わす〜♪」。

【高橋芳朗】
この曲も大貫妙子さんの「都会」同様、リズムが「What’s Going on」的。あとは波が押し寄せるようなストリングスがもろに「What’s Going on」のころのマーヴィンですね。まさにストリングスで高揚させられる感じです。

M3 惑星 / ピチカート・ファイヴ

ベリッシマ
【高橋芳朗】
これ、厳密には「What’s Going on」というよりもアルバム『What’s Going on』の2曲目、「What’s Going on」の連作的な「What’s Happening Brother」の影響を受けていると思われます。

では、最後は90年代編です。90年代編は、稲垣潤一さんの「Get Back To Myself」。こちらは1991年リリースのアルバム『Will』の収録曲です。スーさん、稲垣潤一さんはどんな歌い方でしょう?

【ジェーン・スー】
もうさ、私怒られるから!

【高橋芳朗】
アハハハハハハ!

【ジェーン・スー】
(モノマネで)「クーリスーマスキャロル……♪」、もうやめようよ!

【高橋芳朗】
フフフフフ。

【ジェーン・スー】
これは完成度低かった。

【高橋芳朗】
いや、なかなかいいと思いますよ。

【ジェーン・スー】
この宴会芸を公共の電波で流すのは(笑)。

【高橋芳朗】
この曲、ユニバーサルミュージックのホームページに「マーヴィン・ゲイのオマージュ」と書かれているからきっとご本人もマーヴィンからの影響を認めているんじゃないかと。「What’s Going on」をAOR化、シティポップ化したような曲ですね。

M4 Get Back To Myself / 稲垣潤一

Get Back To Myself
【高橋芳朗】
マーヴィン・ゲイの影響が強く打ち出されているんだけど、でも紛れもなく稲垣さんの曲になっているという。

【ジェーン・スー】
スマートでしたね。

【高橋芳朗】
というわけで以上3曲紹介してきました。今年はマーヴィン・ゲイ生誕80周年であると同時に、彼が所属していたモータウンが設立60周年。モータウン関連の企画をいろいろとやっていこうと思っているのでお楽しみに!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

4/1(月)

(11:02) Move On Up / Curtis Mayfield
(12:21) Family Affair / Sly & The Family Stone
(12:47) 返事はいらない / 荒井由実
※新元号発表のため番組内容を変更してお送りしました。

4/2(火)

(11:05) What ‘Cha Gonna Do for Me / Ned Doheny
(11:25) We Can Work it Out / Chaka Khan
(11:39) I Don’t Want You Anymore / Tavares
(12:12) Win or Lose / Earth Wind & Fire
(12:23) Shine / Average White Band
(12:51) メビウスの輪 / 大橋純子

4/3(水)

(11:05) Don’t Get Me Wrong / The Pretenders
(11:26) Walking Down Your Street / Bangles
(11:37) And She Was / Talking Heads
(12:11) Season Cycle / XTC
(12:24) Press / Paul McCartney
(12:49) B TO F / ムーンライダーズ

4/4(木)

(11:05) Love So Fine / Roger Nichols & The Small Circle of Friends
(11:34) Within You / Inner Dialogue
(11:38) Hope / The Carnival
(12:15) Rene de Marie / Triste Janero
(12:25) Masquerade / Sergio Mendes & Brasil ’66
(12:52) 美しい朝 / 赤い鳥

4/5(金)

(11:04) Celebration / Kool & The Gang
(11:24) Get On the Floor / Micheael Jackson
(11:35) Let’s Spend Some Time / Slave
(12:10) Got to Love Somebody / Sister Sledge