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お釈迦様と白い象

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

お釈迦様が誕生したのは、紀元前5世紀ごろ。
当時インドには、大小さまざまな部族があり、お釈迦さまはそのひとつ「釈迦族」の王子として4月8日に誕生しました。このお誕生日を祝う行事が「灌仏会」です。

灌仏会の「灌」は、「そそぐ」という意味。
皆さんもご存じかと思いますが、この日は、お釈迦さまの像に甘茶を注ぎます。

また、このときの像は、「誕生仏」と呼ばれるもの、まっすぐに立ったお釈迦さまが右手で天を指さしています。お釈迦さまは、誕生してすぐに何歩かあるき、右手で天をゆびさすと、こうおっしゃったといいます。

「天上天下唯我独尊」

この「唯我独尊」ですが、「尊いのは私だけ・・・という意味にとらえられがちですが、そうではないようです。「私たちはひとりひとり皆尊い存在である」または、「我々人間だけが果たすことのできる尊い使命がある」そんな意味があると言われています。

さて、お釈迦さまの誕生日を祝う灌仏会の行事、お寺によっては、白いゾウが登場するようです。といっても、ホンモノの象ではありませんけどね。紙の張り子などでできていて、お釈迦さまの像を背中に乗せて、街を行進することもあるようです。

お釈迦さまのお母さん「摩耶夫人」は、六本の牙を持つ白い象が、自分の右のわきの下から体に入ってくる夢を見て、自分が身ごもったということを知ったといいます。

そしてこの六本の牙には、ちゃんと意味があるんです。仏教では、悟りを開くために、しなければならない6つの修行があります。

布施、忍辱、自戒、精進、禅定、智慧・・・この六つです。
これを仏教では「六波羅蜜」と言い、白い象の牙はこの六波羅蜜を表しているのだそうです。やさしい言い方をすれば、「人の役に立つこと」や「耐え抜くこと」「努力を惜しまないこと」など、誰もが日常で実践できそうな修行です。でも、これがなかなかできないのが人間なんですよね。

「なんで私が我慢しなくちゃいけないの?」
「誰も見てないから、手を抜いちゃおう」

もう一人の自分の誘惑につい負けてしまいそうになります。

また、この白い象は、お釈迦さまの前世の姿とも言われています。
ジャータカ物語という書物には、お釈迦さまの前世にまつわるいろんな物語が入って、その中に、白い象だったころのお釈迦さまの物語もあるのだそうです。灌仏会にお出かけになる方は、白い象にもぜひ注目してみてくださいね。

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TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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