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血管の石灰化

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、順天堂大学医学部主任教授、心臓血管外科医の天野篤先生に、「血管の石灰化」をテーマに伺いました。

動脈硬化には、2つのタイプがある。
1つは、血管の内膜にLDLコレステロールが溜まることで血液の通り道が狭くなる「アテローム動脈硬化」と呼ばれるもの。もう1つは、血管の中膜の部分にカルシウムが沈着して血管が硬くなる「石灰化」。
透析患者さんで起こる動脈硬化の特徴には、ミネラル(リン・カルシウム)の代謝バランスが崩れた結果生じる血管の石灰化が多くみられる。石灰化が起こると血管は硬くなってもろくなる。また狭くなる。こうした石灰化は全身の血管に及び、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなる。腎臓機能の低下(慢性腎臓病)は心臓病を増やしたり、悪化させる。逆に心臓病は腎臓病を悪化させる(心腎連関)。慢性腎臓病の人は、透析治療にいたる前に脳卒中や心不全で死亡するケースも多い。

骨粗しょう症予防のために、カルシウムを意識的に摂っている人も多いと思いますが、それが逆に、体内のカルシウムが不足すると生命維持のために、骨からカルシウムが溶け出し、血管細胞にカルシウムが過剰な状態となり、動脈硬化の大きな原因になる。

一般的に男性は50歳代頃から、女性は60歳代頃から次第に石灰化が増加する。高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や喫煙習慣などがあると、石灰化が強くなる傾向にある。胸の奥が痛い、しめつけられる、押さえつけられる、焼けつく感じがあるなど、気になる胸の症状がある方、心筋梗塞のご家族がいてご自身も不安のある方は一度、循環器内科医に相談を。