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乗り物酔いのメカニズムと対処法

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、東京・飯田橋にあるJCHO東京新宿メディカルセンター・耳鼻咽喉科・診療部長の石井正則先生に、「乗り物酔いのメカニズムと対処法」をテーマに伺いました。

乗り物酔いは、内耳の情報と眼球の動きのズレによって起こります。
耳の奥の内耳には三半規管があるが、三半規管にはリンパ液が流れ、その中に平衡砂という炭酸カルシウムの結晶が入っていて、この砂が動きにあわせて動き脳に情報を送ることで、平衡感覚を保っています。この情報は目にも伝わり、揺れに連動して眼球が動くのですが、見ようとするものが止まって見えるよう、耳からの揺れの情報に応じて微調整しています。

目を閉じたままでも同じ。地面に立てたバットの先に額を当ててグルグル回ると、目を閉じていても目が回るように、慣れない動きが内耳から伝わり、目が対応しきれなくなります。

ズレが起こると、脳が「異常」と判断し、自律神経が不安定になります。循環器や消化器などの活動を調整する自律神経が乱れることで、吐き気や頭痛など、酔いの症状があらわれます。

■運転者はなぜ酔わない?■
動きを予測し、カーブに合わせて体を傾けるなど、内耳の情報と目の動きを無意識に一致させているため。
慣れた道を通る時は、同乗者も揺れが予測でき、酔いにくい。

■酔いやすい条件■
排ガスの臭い、睡眠不足、疲れなど。
中でも大きいのは「酔うんじゃないか」という不安感。

■酔わないために■
動きが予測できる位置や、揺れが少ない座席を選ぶこと。
車なら助手席、バスなら中央付近、電車なら進行方向を向いている席。
カーブに合わせて体を傾けると酔いにくい。
本やスマートフォンの文字など揺れる一点を見つめていると、
途切れない揺れの情報に目の動きが対応できなくなる。
遠くの景色なら、景色は動かないので、目もついていきやすい。

■酔ってしまったら?■
リラックスするなどして自律神経を安定させるのが一番。
シートが倒せるならば、倒して横になる。窓を開けて風を浴びる。
氷を口に入れると、冷たい水が胃に流れ、むかつきを抑える。
あごを動かすと胃の働きが正常化するので、ガムをかむのもよい。

■平衡感覚を鍛える■
障害物などがない場所で、ゆっくりと後ろ向きで歩いてみる。
また、慣れてきたら目をつぶったまま歩いてみる。
(オフィスなどにある回転イスに座って、イスを左右両方に回転させる。)