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自民党2019プロジェクト発表。政治と広告を考える

ACTION

5月3日のTBSラジオ「ACTION」、金曜パーソナリティは武田砂鉄さん。

武田:5月1日に新元号が始まったタイミングで、自民党の新広報戦略である自民党2019プロジェクトというものが始まりました。ACTIONプロジェクトみたいなもんですよね。
幸坂:(笑)

武田:渋谷のスクランブル交差点や六本木ヒルズの街頭広告を展開させていて、墨絵で7人の侍が描かれている。ファイナルファンタジーのキャラクターデザインを手掛けてきた天野喜孝さんによって描かれていて、そのメンバーの中心をwebでクリックすると、それが安倍総理であるという風に出る。それだけを茶化すこともできるんですけど、これには根深い問題があって。

武田:政党交付金が今年は317億円ほどあってそのうちの180億円ほどが自民党に流れると言われているんです。潤沢な政党交付金があればそれだけ宣伝行為もたくさんできるわけですよね。
幸坂:はい。

武田:YouTubeでも動画があがっているんですけれども、10代のダンサーや落語家やけん玉プレイヤー達と安倍総理が一緒に動画に映り、メイキング動画では安倍総理が若者を引っ張って行く存在として映し出されている。安倍総理が2020年を憲法が施行される年にしたいと言っているんですけど、なぜかオリンピックと憲法改正を寄せ付けて語ってる。そうすると注目されてくるのは憲法改正の国民投票の時に流されるCMなんですよね。通常の選挙と違っていて、投票の2週間前からテレビでは投票を呼び掛けるCMは禁止されるんですけれども、「私は賛成しています」っていう意見表明のCMは大丈夫なんです。そうすると、資金力がたくさんあるところの方がCMをたくさん流せるわけです。
幸坂:そうですね。

武田:賛成と反対のバランスがズレてしまうので、野党側は規制を強化してほしいと言っているんだけれども、民放連が自主規制をしない方針を出したんです。ただ、今年の3月に民放連がガイドラインを出していて、所属議員の出演は原則として党首か、団体の代表のみとするとか、児童や青少年が出演するCMで意見表明を行わせることはやめてくださいとか、あるいは放送事業者が持っている意見だと思われないように、ニュースの前後に放送されることはないようにと決められてるんです。あとはもちろん企業や商品広告と憲法を結びつけてもいけないですよね。今月9日に民放連の参考人質疑が行われるんですけど、自民党のプロジェクトを見ていると、やっぱり巧妙だなと思うので、今後もちょっと注目していかないといけないかなと思いますね。

政治と広告を考えるhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190503160000

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